文化振興講演会&
サポーター養成講座
第5回
組織づくり講座
「公共施設での市民活動」
日程:12/13(月) 18:30〜21:00
場所:マルタス(丸亀市市民交流活動センター)
講師:井上優 氏
(特定非営利活動法人 i さいと 代表理事)
………………………
文化施設やイベント等での市民参加。
企画や運営にも市民の参加が
なされていることも。
ホールや劇場は、
コンサートや演劇などの
発表の場となることも多い。
そんな市民参加の場として、
公共施設の活用について考えていった。
*******
ただ鑑賞するだけでなく
地域の文化・芸術活動の発表の場に
文化施設の役割は…
伝統文化の継承
新しい文化の創造など
地域には色々な問題が…
地方都市の画一化
経済重視への偏り
コミュニティの崩壊など
それを改革
改善するものとして
文化施設が位置付けられている
■公共文化施設の機能・役割
①文化権の保証・継承
②文化・芸術の振興
③地域コミュニティの拠点
④経済的貢献
■アウトリーチ活動
芸術を
限られた一部の人々のものから
広く地域や住民に広めるための
芸術普及活動
しかし、
施設スタッフだけではできない
様々な分野やコミュニティと連携が必要
■アウトリーチ活動の展開
多様な主体が集まった方が良い。
行き詰まっているなら
違う方向性で考えてみるのもいいのでは
■社会包摂
社会包摂も施設スタッフだけではできない
様々な分野やコミュニティと連携
■まずは考え・やってみること
枠を外そう
視点をずらそう
自分事で考えよう
自分の思うこと
相手の思うこと違う
自分と相手をすり合わせる
********
■例をもとに考えてみよう
(関係者に話を聞いてみる)
「うちわに描こう絵画展」
現状や将来をどう考えているか?
なぜ宮崎コーナーがてきた?
主催者の思惑とどう合致したのか?
「○△□の座」
現状や将来…
なぜ異文化と交流した?
なせできた?
↓
知っている人がいた
これまでの繋がり、人間関係があった
「古の響きと出逢いコンサート」宮崎
なぜできた?
何が大変だった?
複数ミュージシャンのスケジュール調整
単なる調整だけではなく
ホスピタリティも大切
また来たいという気持ち
その地域に魅力を感じてほしい
*******
■ 思いを形に!
(実現させるために必要なことは?)
・声なき声をすくいあげる
・できることをやる
難しいことではなく
できることから
・ヘルプ・ミー
助けを求めることは大事
・役割分担を明確に
相手と自分は考え方が違う
すり合わせをして
役割をはっきりさせる
・機会を担える人の育成
人材育成部門など
ケーススタディを通して育てる
楽しさを大切に
行政も民間も!
■ 何をしたい+何ができる
・目的を明確にする
(何のためにするのか)
・前向きに考える
・個人orグループ
グループの方が続きやすい
・手段を練る
・計画は詳細に
********
新しいホールには入口がたくさんある
色々な入口
色々な取り組み方
色々な人が集う可能性
色々な人が参加できる
今までのやり方で考えるのは無理がある
だから枠を外して考える
新しくなるホール、
チャンスとして
どう活用するのか考えていこう!
******
印象に残ったのは…
思いを形に…と
デザインするということです。
11日の講座の中でも出ていた、
ソーシャルビジネス、
社会課題の解決を目指して行うビジネス。
事業を通じて
地域や社会をデザインする、
そんなことを思い出しました。
思いは目に見えないもので、
それを形にするには
どうしたらいいのかと。
誰のどんな思い、
例えば
たぶん普通は無理なこと…
でも本当はしたいな…
できたらどんなに嬉しいだろう…
そんな思いを
実現するための形でありたいです。
そうでなければ
見た目が素晴らしくても
思いを実現することは
できません。
デザインは
そんな切実な思いを捉える
過程も含まれているような気がします。
そこを見落とさないように
大事にしたいと思いました。
なかなか動きの遅い自分ですが、
それはそれとして(笑)
色々なタイプの人と
力を活かし合えれば、
それこそ
様々な分野やコミュニティと
連携できれば
道も開けると思います。
まずは、
これまで築かれてきた
顔の見える関係を大切に、
できることからやりたいです!
==============
今年度の講座はここまで。
あとは年が明けて、
1月と2月に
文化芸術推進サポーターの関わる
文化イベントが控えています。
皆さんよろしくお願いします!