2/17(日)
ロクディムりょーちん
インプロワークショップ
インプロ、即興演劇のワークショップ。
すごく久し振りだった。
都合で、三女も連れての参加。
マイペースな感じでしたが(汗)
お世話になりました。
まずは二人一組、最初は
簡単なものからウォーミングアップ。
途中、
“指差された物とは全く違うものを言う”
選択肢は広いはずなのに難しい。
どうしても浮かばなかったら
“ 真っ白 ”もオーケー、ルール追加。
それでもいいんだと思ったら
逆に気持ちが楽になって意外と出来た。
他には、誕生日プレゼント。
あげる側、もらう側、
その反応を受けて、また反応。
そこから続いていくやり取り。
意外なものをもらったけれど、
自分は嬉しくて、それには
こんな理由があってと伝えるうちに
相手とのやり取りが盛り上がっていった。
その後、二人一組のパターンが
どんどん進み、最後の方。
「おはよう」「お疲れ様です」などの
声かけから始まって続くやり取り。
同じ声かけでも、声の調子や
二人の関係性や環境によっても変わる。
そんなふうにパターンを変えて。
ある程度、考えていても
最後まできっちり決めているわけじゃない。
そもそもお互い打ち合わせしていないから
予想外の反応や展開もあり得る。
だけど、投げかけられた言葉の中から
相手がどういうつもりなのか感じて
それに返していくことで、
(お互いの言葉のやり取りで)
最初はボンヤリとした輪郭がハッキリしたり
間口が広いところから
だんだんしぼられていった。
それがとても楽しかった。
………………
ただ、思うように進まないこともあった。
それは全然かまわないと言われていたので
必要以上に気に病むことは(笑)なかったが。
それでもやはり、
うまくいく方が心地よいもの。
どうしてだったのかなと
後からじわじわ考えてみた。
日常でいえば、
話が合う、盛り上がる場合と
そうでもない場合の差。
それは話が合うとか
性格が合うとか、
親しい人だからなのだろうか?
そうでもない気がする。
話し方や受け取り方の
クセみたいなのがあって、
それがうまくかみ合えばいいけど、
そうじゃないとサクサク進まないとか?
特に自分の場合、相手の言葉を
待ってしまうことが多いので
相手次第だったりするのかも(汗)。
他には、
二人の間柄の設定を考えようとすると
つじつまを合わせることに
意識が向きすぎてしまうのかもしれない。
目の前にポンと出てきた言葉に
もっと単純に反応してもいいのかな?
感じたことや、どうして?と思ったことを
相手にもっとスッと返してもいいはず。
細かい先々のことが頭にあると
すぐ前の感情や反応に鈍くなって
ぎこちなくなってしまうのだろうか。
普段の会話の方が、よほどスルスル
進んでいたかもしれない。
もっと気楽に、
というのはそういうことなのか。
そして、
こんなふうに後から色々考えるのは
ムダではないと思うけど、
せっかく目の前に相手がいるのなら
その瞬間に共有できたらもっといい。
そんな瞬発力みたいなものが
養われたらいいなと思った。
これは日常的に、自分に、切実なこと。
時に、人と話すことに苦手意識がある自分。
よく“察しろ”なんていうけど
勝手に察して深読みして、結局それが
本当かどうか分からないうちに
疑問や疑念を引っ込めてしまう。
言葉の裏を読めと言われて
育ったくちなので(笑)
自力で読まねばと焦ってしまう。
そもそも無理な話なのだ。
そんな勘繰りを積み重ねるより
それぞれ小出しにやり取りする方が
察するよりずっとうまくいきそう。
お互いにズレがあって当然で、
それがうまくいかない理由ではないはず。
自分と相手との感覚に
大きな違いがあるからだとか、
ましてや人間的に合わないから、
という理由ではないのかもしれない。
それよりも、
やり取りのやり方をもう少し練習すれば
よりよく楽しく出来るのかも。
そういうことなら、
まだ自分にも見込みがありそうだ(笑)。
個人的な日常やその先にまで考えが飛んでいく
インプロ、興味深い!
それともうひとつ。
最初頃、出きたワードが
若い世代には馴染みがないかなという話題。
これはひとつの例だけど、極端な話
相手が幼児で、大人との歳の開きがあると
どうしたって分からないことはある。
それは経験の差なのだろう。
ひとつひとつ体験して、感じたり考えたり
することの積み重ねの上にあるものの差。
そう思うと、
今この歳になってもまだまだ途中な訳で、
漫然とやり過ごすのはもったいない。
特別な知識や、ましてや博識もないけれど
目の前のちょっとしたことを
大切に味わうことは出来るはずだから。
最後に、子どもの発想の柔軟さ。
これは見習いたい。
ワークショップ時にも
ちょこちょこ聞かれた子どもの言葉。
大人の思いつかないこともあった。
いつも、突拍子もないことを言ってくる
うちの小学3年生(笑)。
きっと何かの思考回路を経ているのだろう。
何をバカなことを、と一蹴せずに
もうちょっと興味を持ってもよいのかな?(笑)
これもインプロのためになると思えば、
何だか得した気分にさえなるのだ。
そんなことを思ったワークショップだった。
…………………
三女は、ノトスのくるみ割りの舞台で一緒だったお友達と再会して大喜びでした。しかし二人揃うとかなり自由な感じになって(親はヒヤヒヤ)💦でしたが、りょーちんや皆さま方にあたたかく受け入れていただき、ありがたかったです………🙇💦
お世話になりました!