月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

1/24 映画「風の舞」上映会へ

2025-01-26 00:47:31 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観ました🍀

1/24(金)「風の舞」上映会
14:00-16:00 マルタス2階 ROOM2

………………………

昨年、
岡山 瀬戸市 長島にある
国立ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観た。

香川県にもハンセン病療養所が
あるのは知っていたが、
詳しいことは知らなかったので
よい機会だと思った。

━━━━━━

映画「風の舞」 

高松沖、大島青松園が舞台。
人生の大半を療養所の中で過ごした
詩人、塔 和子さんの詩を通して
ハンセン病強制隔離の 
歴史を見つめるドキュメンタリー。

2003年製作 宮崎信恵 監督

…………………

“風の舞”とは
島に建てられた合同墓 
鎮魂のモニュメント。

円錐形に石が積み上げられている。


塔 和子さんへのインタビューでは
苦しい胸の内が語られていた。


名前を変える

家に帰れない

ひりひりする心

口をつぐむ 隠す 無念

偏見 差別

どうにもならない思いが
詩の中にも感じられた。


隔離された人たちは
死ぬまでそこから出られなかった。
なぜこんなに隔離が長く続いたのか。

無らい県運動や戦争、
不安をあおるような
社会の動きもあった。

単に昔の出来事ではなく、
世間の流れによっては
また似たようなことが
起こるかもしれない。

法律や体制を見直す動きも大切。

けれど、
自分とは遠いところにいる人の
気持ちを想像することも
大切だと思った。

違う境遇にいる人の気持ちは
なかなか想像しきれない
のかもしれない。

それでも
詩を通して感じることはある。
境遇は違っても
どこか自分に通じるような気持ちも。

そこから始まることもある。

時が経ち、
これからの難しい問題もあるという。
けれどこの先
関わりのある人々の気持ちを大切に
考えていけたらと思った。

………………

会場では
塔和子さんの詩集も準備されており
気になったので一冊買った。

社会福祉法人 ふれあい福祉協会
刊行の『ふれあい福祉だより』3冊
いただいた。

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1/23 講座 みんなのまなびと文化を みんなで考えてみよう!〜遊びと学びはシームレス!?〜

2025-01-25 02:17:54 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等



第1回、参加しました!
.
.
みんなのまなびと文化を
みんなで考えてみよう!
~遊びと学びはシームレス!?~

<第1回>
丸亀の「まなびと文化」を語ろう!

 2025(令和7)1.23(木)
 19:00-21:00
 丸亀市生涯学習センター4階講座室1
. 
.
■講師
 荻上 健太郎氏
 東京学芸大学学長補佐
 教育インキュベーションセンター
 准教授
.
■コーディネーター
 井上 優氏
 NPO法人iさいと代表理事
……………………

●荻上さん 20年前 丸亀との繋がり 

 ・CANPANブログ
  →井上さん古賀さんに繋がった
   (コーディネーター)
.
.
●生涯学習 

 そもそも何だろう? 
 それぞれの考え
 正解はない

.
●枠を外したい

 教えない→学び合い
 講師というより→学習支援者
.
.
●学びの変化

 ・江戸時代
  →主体的 ◯◯を学びたい 寺子屋
 ・明治時代〜
  →受動的 同一内容 画一的に
.
.
●本講座は…

 ・問い、テーマ はっきりしてない→モヤモヤ
 
 ・一般的な講座…
  問い、テーマ はっきり→答えもはっきり
.
.
●生涯学習
 ・教育基本法第3条より
  〜〜その成果を適切に生かすことのできる
  社会の実現が図られなければならない。
.
.
●遊びには目的がない 

 ・常に目的がないとダメなのか?
 ・何かの役に立たないとダメ?
 ・広い意味では(健康になる等)因果関係はあるが
 ・自己完結でいいのか?
.
.
●学びとは?遊びとは?
.
.
●学芸大学(教員養成の)では…

 ・そもそも教育現場では
  枠を前提にしているシステム
 ・先生は 教える人ではなく
  →学びを支える人に
   (変わってきている)
.
.
●学び 答えがない 

 ・遊ぶように 学び
  学ぶように 遊ぶ 
 ・境なく行き来できる
 ・自分たちの枠を外す
. 
.
●探究学習・総合学習

 ・興味のあるものに向き合って
  主体的、対話的 学び→生きる力に繋がる

 ・2020年頃から取り入れられているが
  実際 まだまだの現場も
 ・最初からお題が決まっていたり
  社会の授業と変わらないものも
  (地域の◯◯ 等)

 ・興味のあるもの
  “何でもいい”…と言われても
  どうしたらいいのか分からない
  →ある程度、枠にはめることに
   なっている現状
 ・考えていかなければ
. 
.
●枠を外す
 ・見えないもの 見えてくる
  (枠から離れたもの 見えにくい)
 ・自由度が高くなる
.
……………………

●シームレス 境目がない 
 エンドレス めぐる

●動いてみる→思わぬ出会いがある
………………

〜まとめ〜

●土壌

 面白いものがやって来ても
 根付く土壌がなければ
 排除せず、
 色々なものを受け入れる土地に
.
.
●モヤモヤした気持ち

 むしろあっていい!
 これからどうしていくか?
 楽しいことを皆で作っていこう!
 そんなきっかけに
.
…………………

〜感想〜

楽しみながらも
色々考えることも多かった。

枠を外す、という考えに共感。
身の回りでも、縛られていると
感じることも多いので。

しかし
枠を外すことには
難しさもありそう。

自由なことと
好き勝手に暴走することは違う。

何でもありのむちゃくちゃ状態
でもない。

それなりの秩序、バランスなど
必要だろう。

そのへんがモヤモヤするところ。
.
.
きっと
決まったカタチがないからだろう。
話し合いながら
考えていくことで
何か見えてくるのかも。
.
.
そういう意味では
大変な作業かもしれない。

けれど
枠からはみ出たものに
向き合いつつも、結局は
自分もためにもなると思うのだ。

誰もが排除されずに
ゆるやかな輪の中で
居心地よく生きられたら。

切実な願いでもある。

次回の講座も楽しみ。


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1/14 SARP vol.26 『ポケットの中の月』三女と観劇

2025-01-18 19:29:23 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

1/14
SARP vol.26『ポケットの中の月』
三女と観劇

マイムの手法を中心とした
身体表現の作品。

ほとんどセリフは無いけど
動きでわかる…だけじゃなく、
心躍るようなアトラクション感!

観ているだけで、
体がふわっと浮くような、

けん玉の玉がピタッとハマる時、
思わずうわぁーって
声が出ちゃうような感じだった。

……………

音楽に合わせての動きが
ダンスのようでもあり。
コンテンポラリーダンス
…ぽいけど、そこに
ストーリー性を感じたり。

日常の中にある
喜怒哀楽や
身近な感覚が
目の前で繰り広げられる楽しさ。

三女いわく
トムとジェリーみたい。

なるほど。
あれもセリフなしで
ドタンバタンやってる。

こうきたら… 
次こうなるかも(ワクワク)
思わず期待したり、 
予想外の展開に驚いたり。
そんな楽しさは似てるかも。

そう思うと…
私たちの日常は
言葉に頼っているけれど、
それ以外のものも
無意識に使っていそう。

目線や表情
間合いや距離感…

そういうもので
伝わるものも多い。

まわりのお客さんも
同じようなタイミングで
反応を感じるのも面白かった。

……………

あと、
全体がひとつの意思をもって
動いているのも面白かった。
いわゆる
振り付けとして
揃ってるというより、
何かが起きた時の反応や
そのタイミングが揃っている
ような…

動きは違っていても
一体となっている感じが
観ていて気持ち良かった。

そういうのは
一人だけ出来ても成立しない。
一人だけ出来てなくても成立しない。
難易度が高そう。

音に合わせた動きもあったけど、
分かりやすいきっかけが
ない場合もあって。
無音ダンス
みたいな凄さを思い出した。

皆がお互いの動きや気配を
察知して動いている。

三女もそんなことを感じたようだ。

◯◯の時のアレ、凄かった!!
うちらの上位互換や。
などなど。 

彼女もワークショップなどで
息を合わせて動くことを
やったことがあるので、
その難しさも分かるのだろう。

たった数秒の動きでも
集中度合いが上がるもの。
それを上演中ほとんどでやって、
激しい動きもあるのだから、
大変だろうな〜ということだった。

確かに。
だからこそ
観た時の高揚感がハンパなかった。

三女との
観劇後の会話も大いに盛り上がった。


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1.17 阪神・淡路大震災 30年前に見た光景

2025-01-17 21:03:45 | プロフィール

1.17 阪神・淡路大震災
この日の朝は
神戸の須磨の下宿で寝ていた。

あれから30年。

神戸を離れて
その移り変わりを
目にしてはいないけれど
きっと色々変わったことだろう。

それでも
記憶に留めておきたいものもあり。
その当時撮った写真は
大事に置いている。
……………

写真は、
少し落ち着いた頃
歩き回って撮ったもの。

高倉歩道橋から見た
光景が忘れられない。

長田方面から
火災の煙が
いくつも上がっていた。

朝、外に出た時
雪みたいに
灰が降っていたのは
それが原因かもしれない。
そこでハッとしたのを
覚えている。

どれだけのものが燃えて
ここまで灰が
飛ばされているのかと。

……………

30年経って
変わったものもあるけれど、
受け継がれているものも
あると思う。
場所も人も
その記憶や思い出も。

最近、
そんなことを考える機会が
増えている。






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2025.1.13 「よこぐし」のアートマネジメント講座 第1回 参加

2025-01-16 16:07:11 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

今年度も参加してます!

令和6年度
「よこぐし」の
アートマネジメント講座
〜わたしとあなたのための
小さなワークショップ〜〈全4回〉

第1回
1/13(月・祝)13:30-16:00
丸亀市役所 201.202会議室
.
.
講師
・長津 結一郎さん
  (九州大学大学院
   芸術工学研究院准教授)
 ★あらゆる領域をつなぐ文化芸術の
  特性について、話を聞いてみる。
.
・松岡弘樹さん
  (丸亀市まなび文化課
   市民会館開館準備室長)
 ★文化芸術の公共性について、
  話を聞いてみる。
.
……………………

昨年度もあった講座。
今回は講師も変わって
この日は全4回の初回。
市役所の会議室にて座学でした。
.
━━━━━━━━━━
.
まずは行政の
松岡さんのお話から

*配布資料の内容とメモより

●講座の長期目的

 街の魅力向上
 住民のウェルビーイング向上

 ・街の魅力は人の魅力
  ( 創造的、行動的、利他的 )
 ・ウェルビーイングは、
  他者との多様な関係( 価値交換 )
.
.
●住民の課題やニーズは
 極めて多様で複雑
 ・人や立場によって
  相反する意見もある
.
.
●対話が必要
 単なる会話や
 意見の出し合いではなく
 異なる意見のすり合わせが必要
 しかし、そもそも対話は難しい

●気づきのきっかけ
 福のり子( 京都造形芸術大学教授 )
  講演会
  「アートなんて役立たず?」
  ・固定概念を広げることで
   新たな気づきがある
  ・対話
   分からないけどあなたの考えは
   納得できる…というところまで
.   
●ワークショップ(参加型事業)
 アウトリーチ(劇場外事業) 実施
 ・小学校低学年 
   コンテンポラリーダンス×学校教育
 ・高齢者(認知症)
   認知症×演劇
 ・社会福祉
   コンテンポラリーダンス
    ×社会福祉施設

  ※ 思い込みをなくす
   気づきや成果など
   一定の評価あり
.
●最後に
 ・まずは自分ごとから
 ・他者の自分ごと( 異なる価値感 )を
  聞いてみる
 ・共感できなくても、
  理解できるまで聞いてみる
 ・自分ごとを他者の自分ごとから
  新しい「コト」を作ってみる
.
━━━━━━━━━━━━
.
次に
芸術工学研究の 長津さんのお話

●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
●芸術文化の価値感って何だろう?
●アートマネジメントの視点
●ワークショップの持つ視点
●最後に
.
…………
.
●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
.
 ・高校時代の経験
  →アートマネジメントとの出会い
 ・音楽を通じて色々な人が関われる
  場をつくる
 ・AARサイクル 大切
  A:Anticipation
   (こうなるといいな を考える)
  A:Action(とりあえずやってみる)
  R:Refrection(ふりかえってみる)
    ↑Cycle:みんなで考える
 ・やってみて振り返るを
  続けていたら
  いつのまにか知らないところに
  たどり着いた
  “わらしべ長者”みたい!
. 
.
●芸術文化の価値感って何だろう?
.
 ・アートマネジメント
  →芸術活動を支える活動
 ・芸術が持つ波及効果
 ・イギリスの研究プロジェクトの
  成果など
 ・気づき→理解が深まる
 ・芸術が社会につながる?
  社会が芸術で広がる?
 ・出会った人たちとかかわることで
  自分も作品も変化していく
  ( 相互関係 大事なのでは?) 
.
●アートマネジメントの視点
 ・芸術と社会をつなぐ
  アートマネジメント
 ・アートもマネジメントも
  人から始まる
  ( 吉野さつき
『アートマネジメントと社会包摂』)
 ・広い意味でのアートマネジメント
 ・どうデザインしていくか 
  場をつくるか
 ・合理的配慮→理にかなった調整
  ①当事者からの要望 
  ②建設的対話 
  ③具体的な調整
  →ふまえて、できることを見つける
   双方が無理しないやり方で
 ・こんな場合どうしたらいい?
  →考え→調整
  →新しいやり方、方法、
   文化になって
 ・アートと社会の間に立ち、
  手綱をさばいて( マネジメント )、
  自分も変わる。
.
●ワークショップの持つ視点

 ・参加者による体験的な活動に
  基づいた共同の学び
 ・色々なワークショップがある
  WS 1.0…到達目標あり
      プログラム準備
  WS 2.0…おおまな目標 
       成果予想できにくい
  WS 3.0…文脈に応じた目標設定 
       長時間かけて
  ※それぞれに 
   メリットデメリットある

 ・安全な場で、
  アートと社会がつながることで
  さまざまな波及効果が生まれる。 


 ・〜な場

   全員が参加できる

   相互作用のプロセスに注目する

   芸術家のやりたいことの
   本質がとらえられる

   参加者がいつのまにか
   芸術の本質を体験

   芸術文化の新しい魅力に気づく

   人と人、人と団体の接結点になる

   新しいコミュニケーションが
   生まれる


●最後に

 ・公共文化施設の「公共性」
 ・なかなか両立するのは難しいが…
   多様性…ダイバーシティ
   包摂…インクリュージョン
 ・みんなに共通なものは
実現可能か?
  いろんな工夫を凝らす
  開かれた「公共」文化施設。
  考えていく
……………………
.
※紹介された著書( 長津 結一郎さん )

『舞台の上の障害者
 ─境界から生まれる表現─』
  長津 結一郎 

『この国(近代日本)の芸術――
〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
  小田原のどか他

『文化事業の評価ハンドブック
 新たな価値を社会にひらく』
 文化庁×九州大学共同研究チーム他


『アートマネジメントと社会包摂
 アートの現場を社会にひらく』
  九州大学ソーシャルアートラボ
   
━━━━━━━━

次回からの講師
古賀今日子さんも居られて
最後に少しお話されていた。

“目の前の人のために”
“その人を楽しくさせたい”

そんなことが
ひいては広い世界のために
なるんじゃないか
…というような言葉

とても胸に響いた。

次回からも楽しみ!



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