月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

2/27 演劇コース9期生卒業公演 『隣の芝生の気も知らないで』観劇

2022-02-28 23:50:04 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


2/27
四国学院大学ノトススタジオにて
演劇コース9期生卒業公演
『隣の芝生の気も知らないで』

千穐楽、行ってきました!

自分の昔と重なる気持ちあり。
静かな中にも胸にすーっと
しみ込んでくるような。
号泣ではないけれど、
胸の奥がしくしくなって
余韻が残る舞台でした。
皆さまの新しい朝、
新しい一歩にエールを送たいです✨
……………………

朝、目を覚ますときの気持ち。

そこから始まる
女子中学生たちの一日。

大人になったワタシと 
中学の時のワタシの
やり取りというか…
そういうのも心に残った。

ダンスの動きも印象的だった。
色々なところで多くの人が
踊ってそうな感じ…
(うまく言えないけど)
自分はそんなに踊れないけど
身近な感じがした。
 
そして何より、セリフが
自分の心の独り言のトーンと
近いような気もした。
それが演劇になったみたいな。

それぞれの心の声が
目に見えて聞こえてくる場面。
きっと日常なら何事もなく
さらっと流れてしまうようなことが
いちいち心に引っかかる。

でも、そうだなぁと。
それぞれの気持ちは
分かる気がする。
いいことも悪いこともあって、
それは
無かったことにはならない。
それならどちらも
大事にしたいと思った。

大事件は起こらない日常だけど、
胸につかえた切実なものが
一気に破裂するような場面には
心が震えた。

同じような心の叫びを
どうにもできないまま
身近な人たちも繰り返している。

現実をどうにかすることを
諦めないとしても、

どうにもならない現実を
どうにもできないまま、
それでも少しでも
心が上向けるようにできれば。

それはきっと
また新しい朝、一日、
新しい一歩の先にあるのだと思う。

そんなに簡単ではなく
そんなにすぐでもない。
だとしても。


最後、
ふわ〜っと漂うような
薄い透ける布。
風になびくような様子。
一瞬
時が止まったみたいな感覚。

明るい未来の確信はないけれど
すうっと息を吸って吐く、
そんな一歩でもいいような、
自分にとっては
小さな希望に感じられた。

……………

コロナ禍になって久しく、
これまでよりも観劇の機会が減り、
卒業公演までが
あっという間に感じます。
皆さんと舞台を通して
触れ合う機会が少ないことを
残念には思うけれど、
舞台の中での一瞬を大事に
受け止めたいと思いました。

皆さん、どうぞこれからも
それぞれの新しい一歩を!

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