福岡に完敗と言っていい試合でした。2023シーズンは未だに勝利がありません。
セレッソは前節から左サイドバックを山中選手から舩木選手、FWを北野選手(アンダーカテゴリーの日本代表の試合ため離脱)から上門選手に変更しました。
セレッソの4-4-2と4-3-3の可変に対して、福岡は3-4-2-1でシステムがかみ合わない状態で試合がスタートします。前半からほぼ福岡がゲームを支配していました。特に今シーズンから福岡に加入した紺野選手と中村選手の活躍が目立ちいい補強をしたなと思いました。セレッソは試合後のDAZNのインタビューで小菊監督が「ボランチの立ち位置を修正」「前に出る福岡のボランチの裏を狙った」とのコメントがありましたが、ボールを前線に運べず防戦一方でした。
後半開始直後に西尾選手の横パスを福岡にカットされ、ショートカウンターで失点しました。失点シーンを切り取ると西尾選手のプレーが悪いように見えますが、ボールを前に運べずに後ろに下げざるを得ない展開で、西尾選手はボールを下げずにサイドチェンジをしようとしたパスが悪くてカットされてしまったという感じです。チームとしてビルドアップがうまくいかないので起きるべくして起きた失点でした。
失点後もセレッソの攻撃には可能性はあまり感じられませんでした。しかし、59分に右サイドでボールを受けた毎熊選手が縦に抜けずにペナルティエリアを横切る形でドリブルをします。この動きが福岡のディフェンスを戸惑わせてパスを受けた上門選手が見事なゴールを決めて同点に追いつきました。
同点後はセレッソもビルドアップができるようになって互角の展開に盛り返しましたが、88分にセレッソの右サイドから上げられたクロスをヘッドで決められて失点。このままうまく守り切られて敗れました。
これで昨シーズンの10月から8戦勝ちなし。
新潟戦もよくなかったので苦しいシーズンになるかもしれません。立て直せるのか、それとも残留争いになるのか。。。