やや苦手としている埼玉に対して、アウェイで対戦。スコアは1点差ですが、シュート数は5対11のとおり内容は完敗だったと思います。
埼玉は5バックの堅い守備が持ち味のチームですが、ミッドウイークの浦和戦で4バックに変更し、今節も4バックでした。セレッソはボールを保持して動かしますが、埼玉のプレッシャーを受けて思うように前線にボールを運べませんでした。今日のセントラルMFは、松本選手が前目、脇阪選手がアンカー気味のポジションであり、いつもと異なっていたことも影響したかもしれません。それでも前半に2回決定機があったのでどちらか決めて先制できれば違った試合展開になったと思います。
後半開始早々に埼玉にPKを与えたシーンはペナルティエリア内で選択するプレーではなかったと思います。ディフェンスの選手がオフェンスの選手にぶつかってしまったという感じでしたが、ペナルティエリアで不用意な接触は避けるべきでしたし、そこまで危ないシーンでもなかったのでもったいなかったです。
2失点目はセレッソがクリアしたセカンドボールをペナルティエリア外で拾った埼玉の選手が、フリーのエース吉田選手にパス、吉田選手に見事に決められました。このシーンは以前から続いているバイタルエリアを空けてしまう守備の課題が出たシーンでした。
リードされてからは交代カードを4枚切って、システムを3バックに変更して3-4-3にして埼玉を押し込んでいましたので、ベンチが何とかしたいことは伝わりました。90分のゴールは埼玉の選手がゴール前に下がりすぎて、空いたバイタルエリアにセレッソの選手が複数人フリーでいたから決まったのだと思います。
年内のリーグ戦は神戸と浦和との2カードを残すのみとなりました。勝ち点0で終わるのか、少しでも勝ち点を獲得できるのか、どうなるでしょうか。