よっちゃんの独り言

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那珂川大洪水!

2019年10月18日 | 常陸大宮
10月12日夕方、静岡県に上陸した台風19号が13日未明当地を通過

その際、栃木県北部地方を中心に関東・東北のほぼ全域で豪雨となった

当地を流れる「那珂川」は栃木県の那須地方が源流

那須塩原方面の豪雨は当地を流れる那珂川の水位を大きく上昇させるのだ

50年に一度と言われる「大雨の特別警報」も各地に発令され、洪水の危険度は一気に高まった

今回の台風19号、気象庁は「記録的な暴風」をもたらすとして数日前から対策をうながしてきた

しかし、それほどの暴風は吹かず、記録的な大雨となった

当地では12日深夜に避難指示(レベル4)が発令され、避難所が開設された

それでも避難する人は少なく、台風の通過をじっと待った

ところが13日未明(1時30分ごろ)、地元の消防団員が那珂川氾濫の恐れと浸水想定家屋に歩いて伝えた

この時点で那珂川の水位は国道123号を超える高さとなり、さらに増水傾向だった

いつもの静かな清流と違った


多くの方が避難後、那珂川は昭和61年の大洪水をしのぐ洪水となり、たくさんの民家やコンビニ、JA等をのみ込んだ

午前2時過ぎと思われるが那珂川の堤防が決壊、濁流は恐怖を感じる激しさで流れ込んだ

那珂川が増水中、ガードレール左側は国道123号線


那珂川の決壊場所、一気に濁流が流れ込んだ


平屋の民家は深いところで床上約2mを超え、ほぼ全壊の規模となった

移住した若い人たちが栽培を続ける「イチゴハウス」も水没、果たしていつになったら再建出来るのだろうかと心配している

その後、夜が明けると水害の全容が見えてきて、被害の大きさに言葉もなかった

現在まで、区長として被災住宅に向かい、被害の聞き取りや災害ボランティア派遣の要否、被災家屋の消毒、支援物資の支給、赤十字奉仕団として自衛隊が行っている炊き出しの支援、被災復興作業に地区住民の協力をお願いしたり慌ただしさが継続中だ