相原言の『日々是好日』

日々の生活での出来事や鉄道模型工作、写真撮影等を日記と備忘録を兼ねて綴っていきたいと思います。

福岡紀行-その3 博多周辺編

2017年06月13日 23時37分36秒 | 撮影紀行
大分引っ張った「福岡紀行」もこれで最後です。

久留米で野暮用を済ませて福岡に戻ってくると、知人が車で「近所を案内してくれる」というので、お言葉に甘えて「志賀島一周ショートツァー」に連れて行ってもらいました。

福岡の素晴らしいところは、東京等と比べて比較的短時間で、多様な観光資源にアクセスが出来る事です。
博多駅前から、車で小1時間も走れば、この様な素晴らしい景色を見ることが出来ます。

のんびり、砂浜に腰を下ろして、コーラで乾杯しました。

波の音に混ざって大瀧詠一が聞こえたような・・・

僅かな時間でしたが、のんびり出来ました。

帰り道に、ちょっと我儘を言って、福岡市の貝塚公園に寄ってもらいました。
時間は閉園時間の17時を過ぎていて、内部に入ることはできませんでした。

やむを得ず公園をぐるっと回ります。

西鉄貝塚線の600形


この反対側に「デ・ハビランド・ヘロン」があったのですが、なぜか写真を撮らず・・・。

そして正面というか国道3号線側からみられるのが、これです。

9600型蒸気機関車49627号とナハネフ22-1007です。
もちろんキューロクにも興味はあるのですが、やはりナハネフ22-1007が目当てです。

一言、美しいです。

「上部の細帯が欲しい」「扉部分に帯が欲しい」「扉上部に【B寝台】の行灯が欲しい」「サボ受けは無い方がいい」等、いろいろありますが、とにかく、現状、この形で保管されていることに関して感謝いたします。

前頭部

東京駅の今は無き15番線(在来線)に何度も入線し、そして多くの人の人生を載せて走り続けた20系客車の顔。

ナハネフ22-1007はナハネフ22-7として1965年に日本車両で製造され品川客車区に配置されました。
品川に9年、広島3年過ごした後、1000番台改造され鹿児島で1987年に廃車されるまで約22年間、運用されてきました。
20系というと、名門、品川客車区に配置され「あさかぜ」で颯爽と東海道山陽筋を運用されていたイメージが強いのですが、このナハネフ22-7が品川に配置されていた期間は僅か9年間。
当時の日本が短期間に高度成長を遂げたため、生活スタイルも大きく変わってしまったのだと思います。

殆どの仲間が廃車-解体の道をたどったなか、このナハネフ22-1007は幸運にも保存されることになり、初夏の夕陽の中、静かに佇んでいました。

既に廃車されてから30年。現役時代の22年を上回っています。
ブルートレイン発祥の地である福岡の公園で、華やかだった「あさかぜ」運用時代の思い返しているのかもしれません。

そんなことを思いながら、福岡空港まで送って頂き、機上の人となったのでした。
長くなりましたが、これで「福岡紀行」の完成とします。

お世話になりましたIさん、ありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします。
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