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北朝鮮の狙い

2008-06-27 | 韓国・北朝鮮

 

北朝鮮の狙いは米国との対等の立場 6カ国協議は停滞へ (1/2ページ)

2008.6.26 21:39

(一部抜粋)

 4月に訪朝したブッシュ政権初期のプリチャード元米北朝鮮特使に対し、北朝鮮の朴義春外相と金桂寛外務次官は、「米国と核保有国のイスラエルは友好的な関係」と指摘、「われわれは米国と同等の核保有国の地位を追及している」と述べたという。北朝鮮は今回のテロ国家指定解除などによって米朝関係が正常化し、さらに「核保有国」として認められたと認識しており、今後は米国と対等の立場で、核軍縮交渉を進めることを狙っているとみられる。

 今回の一連の動きを受けて開かれる次回6カ国協議では、無能力化と申告の第2段階を評価、検証方法を検討し、核廃棄の第3段階について協議する段取りだ。しかし、今後の協議では北朝鮮が遅延戦術を取る可能性が高い。 

(中略) 

 北朝鮮は、すでに任期切れが近いブッシュ政権と交渉するより、「直接交渉をいとわない」とする民主党オバマ政権誕生との交渉に期待をかけているとも言われる。北朝鮮は27日に、寧辺の冷却塔爆破を予定しており、その模様は、米CNNなど招待メディアを通じて、世界中に発信される。しかし、北朝鮮の核をめぐる問題の解決にはならず、新たな混迷の道が始まるに過ぎない。      (MSN産経ニュース)

   

北は核開発あきらめず 前米アジア上級部長が見解 

2008.6.27 10:49   (MSN産経ニュース)

 ブッシュ米政権の東アジア政策に詳しいマイケル・グリーン国家安全保障会議アジア上級部長は26日、北朝鮮による核計画申告を受けた米国のテロ支援国家指定解除に関し「個人的には北朝鮮が核開発をあきらめる戦略的な決断をしたとは思えない」と述べ、今後の展開に懐疑的な見方を示した。ワシントンで記者団に語った。

 北朝鮮の申告と米側の指定解除着手については「妥当で重要な措置だ」と一定の評価。ただ、ブッシュ大統領が明言した申告内容の検証作業が完全にできなかった場合は、「大統領は立ち去るべきだ」として、解除手続きの中断など制裁措置の継続を求めた。

 日本の拉致問題に関しては「米国はこの問題で日本に対し責任がある。6カ国協議などあらゆる場で進展を図るべきだ」と、米政権に一層の協力を促した。(共同)

  

今までの態度を見れば、北朝鮮が核開発を諦めるなど、到底信じられない。アメリカも各国も一方的に譲歩させられ交渉の糸口を見つけただけである。この国は核を片手にうまく立ち回り、米朝関係を緩和し、その後も核を盾に暗に周囲を脅迫しながら、各国から経済援助を引き出して生き延びる算段だろう。核を持って米国と対等の立場に立とうとしているのである。情けないのはこの隣国に、国民を拉致され核で脅されながら、アメリカに頼る以外なすすべのない我が政府である。

   

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