海岸にて

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終戦記念日の靖国参拝、法相のみ明言

2008-08-07 | 自民党

  

終戦記念日の靖国参拝、法相のみ明言…12閣僚は見送り

 福田改造内閣の17閣僚のうち、5日の閣議後の記者会見などで、15日の終戦記念日の靖国神社参拝を明言したのは保岡法相1人だけだった。

 例年より少なく、12人は参拝を見送る考えを示した。近隣諸国との関係を重視し参拝を控えている福田首相の意向や、政権運営に影響を与えたくないとの思いを反映した面もありそうだ。

 保岡氏は5日、「法相保岡興治として参拝すると決めている」と言明したが、記者会見直後に文書で「参拝は私人の立場で行う」と修正した。

 参拝するかどうか明言しなかったのは4閣僚。小渕政権当時、総務庁長官在任中に参拝した太田農相は、「前の日に判断する」と参拝の意向を示唆したが、踏み込んだ発言は避けた。同政権で郵政相時代に参拝した野田消費者相は「今のところいろいろ考えている」と述べるにとどまった。

 安倍政権下の昨年の終戦記念日に参拝した閣僚は、高市早苗・沖縄相(現経済産業副大臣)1人で、過去20年で最少だった。参院選惨敗の直後だったことが影響したと見られている。

 首相は、昨年秋の自民党総裁選で参拝しない意向を表明しており、5日も記者団に「私の過去の行動を見てほしい」と述べ、見送る考えを重ねて示した。

(2008年8月6日01時36分  読売新聞)
  
 
 
こういう首相と政府を持っていることが情けないを通り越して、悲しいです。国のために戦って命を落とした私たちの先人は、外国の「ご機嫌」を優先するトップに、終戦記念日に無視されるわけです。利害が究極状態まで対立して起こった戦争において、犠牲者を出したそれぞれの国が相手国に良い感情を持てないのは当然でしょうが、それを理由に自国の先人の死を悼む行動を「しない」政府。それを黙認する戦後のわれわれ国民とはいったい何ものなのかと思います。わが国の戦後はまだ終わっていません。