仙谷氏 本紙記者を筆でなでなで「あなたは存在自体が罪悪」!? 2010.11.6 20:18
このニュースのトピックス:仙谷官房長官 突如カメラの前に産経新聞社の村上記者を呼び込み、広島県熊野町産のメイクブラシをほほに使った仙谷由人官房長官(右)=6日午後、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜(寺河内美奈撮影)
仙谷由人官房長官は6日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の事前視察に同行した本紙政治部の村上智博記者を筆を使っておちょくったあげく、「あなたは存在自体が『罪悪』だ」とささやいた。冗談なのか、それとも…。
APEC会場内に展示される日本の伝統工芸品について会場スタッフの説明に熱心に耳を傾けた仙谷氏。広島の「熊野筆」をおもむろに手に取ると村上記者を呼び寄せ、「あなた肌のきめが細やかだから…」と筆で記者の頬をなでなで。「気持ちいい!って言わなきゃ」と笑みを浮かべた。
さらに熊野筆が高級化粧品ブランドでも利用されていることを説明した上で「奥さんいる?これ今度のクリスマスなんかに買ってプレゼントしたら見直されるよ。『罪悪』すべてを流してくれるんじゃないか?」。村上記者が「どんな『罪悪』を?」と切り返すと、仙谷氏は「知りませんよ(笑い)。仕事を一生懸命していたら、あなたは存在自体が『罪悪』なんだよ」と応じた。
人生の先輩として「妻への気配り」の大切さを説いたのか。それとも普段の本紙の批判記事報道に業を煮やし、番記者を筆でいたぶることでうさを晴らしたのか。村上記者は「くすぐったかったけど、言いようのない愛を感じた」。 (MSN産経)
うわぁ、なんという仙谷氏のこの気味の悪さ! 「気持ちいい!っていわなきゃ」って、これが官房長官の物言いとは。権力臭をプンプン振りまく、この下品さが信じられない。産経に批判記事を書かれたからなのか、これがプレッシャーだとしたらもっとたちが悪い、気味が悪い。それに、いくら”官房長官”だからといって、「あなたは存在自体が『罪悪』だ」 こんなことを言って許されるのか? ”言いようのない愛”と、耐えなければならない産経記者に同情してしまった。