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「レーベ」50号が届いた。
「レーベ」 2004年創刊 発行人ぬきわれいこ。
私は50号を特別な思いで拝受した。
今号が最終号だと少し前に
ぬきわさんから伺っていたからである。
50号を拝読しながら少し拍子抜けしたような気がした。
会員のみなさんも、ぬきわさんも淡々と
いつものように歌をつくり、文章を書いている
ように思えたからである。
しかし、それが如何にも
ぬきわさんらしく、「レーベ」らしい。
最後の頁の最後に
ぬきわれいこ
レーベ会員一同
の連名で次のように書いてある。
今から十七年前、平成十五年一月に「レーベ」は創刊しました。
(略)名前すらまともに読んでもらえなかったライオンは、ついに
紙面での雄姿と、雅と、斬新の役目を終えたようです。(後略)
註)レーベ(LÖWE)とはライオンのこと。
あたかも一頭の老いた雄のライオンが
踵を返して草原の果てに消えてゆくかのようである。
第50号の文章ではかとうやゑこ氏の
「吟行旅行会のかえり」が印象に残った。
最後にぬきわれいこ「光の街」から一首紹介したい。
砂時計の砂落ちつくす寂しさを見つつ不思議に充足のあり
ぬきわさんお疲れ様です。
またいつかお目に掛かりましょう。