詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

合同歌集『みよし野』

2019-02-27 21:22:58 | 短歌情報

今夜はもう一冊紹介します。
みよし野短歌会の皆さんの
合同歌集『みよし野』です。
埼玉県三芳町の皆さんを中心とした短歌会の
ようですがぼくは存じ上げませんでした。
会長の町田勝男さんは短歌結社「冬雷」(主宰大山敏夫)の
会員でもいらっしゃるとのことです。
みよし野短歌会の皆さんはこの歌集の完成をきっと
心待ちにされていたでしょう。
ぼくにもその気持ちはよくわかります。
まだ熟読していませんが12名の方々が
思い思いに表現されているのが伝わってきます。

ぼくも何年か前に教室の合同歌集を編集しましたが
そのときに提唱したのが「草短歌」です。
草短歌については別途小論としていつか
纏めたいと思います。

最後に栞を紹介します。



出版おめでとうございます。



木俣修読本

2019-02-27 20:44:10 | 短歌情報

本日もガックシと肩を落として帰宅しますと
郵便物がいくつか。
なんらかの督促状じゃなくてホッとします。

『木俣修読本』(木俣修研究会)を紹介します。

「あとがきに代えて」によりますと
「木俣修研究」全20冊をもとに纏めたものとのこと。
木俣修研究会10年間の成果ですね。
特定の歌人を研究する会は
ぼくの知るだけでも幾つかありますが
ぼくの認識としては木俣修研究会は
その先端をゆくものと思っておりました。

ぼくにとって木俣修は『現代作歌用語辞典』(北辰堂)の編者。
若い頃、持ち歩いた本です。
たまたまご近所にお住まいだった小野興二郎を訪ねた時に
「偉いねぇ」と褒められました。

まだ読んでおりませんがこれ一冊で木俣修の
あらすじはきっちりと掴むことが出来るでしょう。

扉に記された木俣修の言葉を紹介します。

複雑な内容と単純な言葉と、この二つの相反するものを
いかに処理し、いかに統禦してゆくかの工夫が
短歌作者にとって大切なものであって、この工夫の
巧拙によって、作品の出来栄えがきまるのである。

『人間と短歌』(短歌の可能性)より

この言葉を今度の短歌教室で生徒さんに紹介しましょう。
巻末の編集委員の方々を紹介します。


*本書の問い合わせは外塚喬さんもしくは編集委員のみなさんまで。



日章旗もしくは生き難い世の話

2019-02-27 12:53:02 | 千駄記


日の丸は蒼にはためく 無駄を削ぎ黙して語るわがうたなさん


国旗「日章旗」(日の丸)の美しさは
そのデザインに意味を持たせない、込めないところにあると思います。
無論、旗の中心にある日章は太陽を表現しているのではありますが。
黙して語らぬ日章なのであります。
わが短歌もそうでありたいと思うこの頃です。

午前中、いつもの銀行を回ってきました。
その道すがらにマックがあっていつもは
行列なんですが時間帯のせいか並ぶ人はなく

マックナゲット15ケ入りが¥390

というチラシが目に入り
いつの間にか店内にいた私です。

昨日は妹にあんみつをご馳走になったから
ついでに買ってやろうと思いまして

「ナゲットの15ケ入りをふたつとポテトのⅬをひとつ」

と注文しました。すると案の定と言いますか
「店内でお召し上がりですか?」と微笑まれました。
キミ、言うねぇ・・とうろたえました。
キサマできるのぉ・・・とひるみました。

店内でさ、この大男がドリンクなしで
ナゲットを30ケ食ってたら怖いわ!
確かにポテトは運転しながら食べようと算段してたけれども。

そんなこんなで工場に戻り、そのやり取りを妹に話すと
妹はコンビニで紙パックの1リットル入り牛乳を買ったら
ながーいストローが付いてきたそうです。
そりゃ妹の見た目は紙パックの1リットル入り牛乳を
まんま、ながーいストローで吸い込みそうですけどね。

いまは変な世の中になっちまって
「ワイは30ケのナゲットを店内で食うのだ!誰が持ち帰りと決めたんだ!?」
とか、
「紙パックの1リットル入り牛乳にストローが入ってねぇじゃないか!」
とかって
無茶なクレームをつけられるのを怖れているのでしょう。

生き難い世の中です。