今日はさわやかな日で、最高のお庭片付け日和。奔放に伸びていた庭木の枝を切り、雑草を抜く。古くなった植木鉢を粗大ごみへ出す準備もした。
戸外の猫鍋にはメダカがウヨウヨ。下は6月に室内撮影した写真で、その後、夏に生まれて親魚に捕食されないサイズになった幼魚もかなり投入したので、今ではもっともっと数は多い。
せっかくいい気候なので、室内に置いている他のメダカ鉢も日光浴を兼ねてお外へ出した。ついでにメダカに餌をやる。あれ?なんか猫鍋のメダカの数が少ない気がする。それって私の気のせい??
そこへハクセキレイがお水を飲みに来た。猫鍋の縁に止まって可愛いポーズをとっている。この野鳥はあんまり人や猫を恐れないんだよね。
ハクセキレイ(出典:ズカンドットコム)
しばらくボーっと見ていたら、ハクセキレイの動きがあやしい。猫鍋から隣のガラス鉢の縁に移動してジーっと水中をのぞき込んでいる。そこからは殺気が漂っている。このシーン、何かデジャブ。あ、そうだ。これはモックンが獲物を狙う時の動きと同じだわ。ということは、ハクセキレイはメダカを捕食しようとしているのかしら?
でもさ、そもそもハクセキレイってスズメの仲間。スズメは稲穂などを食べるから、ハクセキレイもまさか肉食(←魚ですけど)ってことはないんじゃ?
油断していると、ハクセキレイはまるで自分が水鳥であるかのように頭から水に突っ込んだ。そして目にもとまらぬ早業で、クチバシに楊貴妃を一匹咥えているじゃぁあ~りませんか! あまりのことにびっくりして追い払うのも忘れていたら、今度は隣のガラス鉢へ移り、そこからまた一匹捕食したの。超すばやい連続技!
「こらこら~、なにすんねん、ハクセキレイ!」
すると、チチチ、チュンチュンと鳴きながらどこかへ飛んでいきましたのよ。
きっと今までも猫鍋の中のメダカを食べていたわね。これは危険ということで、急いで小さなガラス鉢2つを再度室内に取り込む。少なくなった猫鍋の中のメダカを睡蓮鉢に移し、以後使用しないことにした。
室内に入りきらないガラス鉢は3つ。
そのうちの1つを猫鍋で蓋をした。猫鍋って、器にも蓋にもなるんだなぁ。
今回のことは、メダカを食べちゃったハクセキレイが悪いのかなあ。いいや、私が悪いんだわ。鳥は砂浴びや水浴びが好きで、バードバス(※)のつもりで水浴びしに来たら、なんと好物のご馳走までもが用意されてて、「ヨッ、おねちゃん。気が利くねぇ。いただきます」っていう気分だったんでしょう。
ワタシ、メダカでハクセキレイを<お・も・て・な・し>しちゃったんだわ。ごめんね、星になったメダカたち。
※バードバス (出典:amazon)