ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ヤクルトS 古田監督の憂鬱

2007-09-20 17:44:59 | 野球
昨日の試合前に行なわれた、古田選手兼監督の引退と監督辞任の会見を見た。
淡々と会見に臨んでいたが、残る選手達に何か残す言葉をと問いかけられて、永らく沈黙して、そして涙を流した。
2年目の今年は監督としての結果は残せなかった、無念の涙であったのではないかと推測した。
シーズン中の8月から、フロントサイトでは、現役引退を執拗に求めていたふしがある。
その事が先に報道関係者に伝わってしまった。それにも古田監督は強い不信感を持った。
今シーズンの始まる前に主力打者の岩村選手がMLBに移籍した。その後の大砲の獲得について、現在中日Dで活躍している中村紀洋選手の獲得や、外国人選手の獲得を懇望したがフロントは了承しなかった。
2月の春季キャンプ時点で既に「今年で監督を辞めると言い出すのは、間違いないだろう」と球団幹部がもらしたそうだ。言語道断の話だと思った。
そんなフロントと一部の選手との間に、充分な信頼関係が修復できないままにシーズンを終わろうとしている。

旧師の楽天Eの野村監督は「われわれの世代の後の人材が少ない中で、これから監督らしくなっていくところじゃないか。もったいない。いい参謀が必要だった」とコメントした。
確かに監督として周囲を納得させる実績が残せてはいないし、古田監督らしさの采配ぶりも見られなかった。しかし主力選手にケガ人が続出する苦境のなかで、充分な戦力を与えられないままに頑張っていたと思う。

どうもセ・リーグの各球団の経営者には問題が残る。従来からの人気に負んぶしてパ・リーグのような経営改革を怠ってきた。
ヤクルトSの経営者にも、選手会長として先のストライキを指導して、改革の一歩を踏み出させた古田監督の存在が煙ったいらしい。生え抜きの優秀な人材を、今後の野球界の為にも積極的に育成する気運はないらしい。
一流経営者になれない証しを見ているように感じてしまう。

今夜のクスリ
昨日の大相撲、土俵に駆け上がろうとする女性、審判と観客と高見盛に捕りおさえられる。

                       

コメント (2)
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