9月の話題は何と言っても安倍総理の辞任劇でしょう。
先日の夕刊に朝日新聞の編集委員の1人が、「「産経抄」の良心」と題するコラムを書いている。
面白いので紹介したい。
朝日新聞は安倍内閣総辞職の日の社説で、一年間の安倍政治を振り返り「評価すべき点がなかったとは思わない」と書いた。
それに対して産経新聞の「産経抄」では「あれほど安倍たたきに熱心だった朝日新聞もさすがに良心がとがめたのか」「御為ごかしそのものだ」と批判したらしい。
永年の愛読者の小生も(50年間朝日新聞一筋で過ごしてきている)さすがに朝日新聞の安倍総理を徹底的に批判した姿勢には全面的には賛成しかねた。
しかし編集委員が主張するとおり、就任早々の安倍総理が訪中、訪韓を決断した時には社説で「政権交代を機に新たなスタートが切られることを歓迎する」としていたし、一方就任前のタカ派的言動が心配されたが、村山首相談話や河野官房長官談話の継承を表明した時にも「大いに歓迎する」と評価した。そんな主張には小生も賛同の意を持った事は確かだった。
しかし安倍総理の辞任を前にたたきすぎだと反省して、今になって唐突に評価を始めたと「産経抄」子は揶揄したのだ。
それに対して安倍前総理にとって痛かったのは朝日新聞の批判だけだったのか。
むしろ、右派論壇とタッグを組んで靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けた「産経新聞」の身びいきこそが、重荷になったのではないかと反論する。産経新聞は読んだ事がないのでその辺の指摘については、小生もよくは判らない。
安倍前総理の就任時には読売新聞も支援する意向を持ったと聞く。しかし順次批判を強めて安倍総理退陣に傾いた様だ。後任人事では福田総理実現に動いたと聞く。
ようやく動き出した福田内閣の今後の動きを見守りたい。一方的な主張だけを鵜呑みしないそんな批判的な態度で、新聞も読んでいく必要がある様だ。
九月末まで夏日が続いた天候だが、ここ2~3日は過ごしやすくなっている。ようやく秋を迎えた実感だ。
先日の夕刊に朝日新聞の編集委員の1人が、「「産経抄」の良心」と題するコラムを書いている。
面白いので紹介したい。
朝日新聞は安倍内閣総辞職の日の社説で、一年間の安倍政治を振り返り「評価すべき点がなかったとは思わない」と書いた。
それに対して産経新聞の「産経抄」では「あれほど安倍たたきに熱心だった朝日新聞もさすがに良心がとがめたのか」「御為ごかしそのものだ」と批判したらしい。
永年の愛読者の小生も(50年間朝日新聞一筋で過ごしてきている)さすがに朝日新聞の安倍総理を徹底的に批判した姿勢には全面的には賛成しかねた。
しかし編集委員が主張するとおり、就任早々の安倍総理が訪中、訪韓を決断した時には社説で「政権交代を機に新たなスタートが切られることを歓迎する」としていたし、一方就任前のタカ派的言動が心配されたが、村山首相談話や河野官房長官談話の継承を表明した時にも「大いに歓迎する」と評価した。そんな主張には小生も賛同の意を持った事は確かだった。
しかし安倍総理の辞任を前にたたきすぎだと反省して、今になって唐突に評価を始めたと「産経抄」子は揶揄したのだ。
それに対して安倍前総理にとって痛かったのは朝日新聞の批判だけだったのか。
むしろ、右派論壇とタッグを組んで靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けた「産経新聞」の身びいきこそが、重荷になったのではないかと反論する。産経新聞は読んだ事がないのでその辺の指摘については、小生もよくは判らない。
安倍前総理の就任時には読売新聞も支援する意向を持ったと聞く。しかし順次批判を強めて安倍総理退陣に傾いた様だ。後任人事では福田総理実現に動いたと聞く。
ようやく動き出した福田内閣の今後の動きを見守りたい。一方的な主張だけを鵜呑みしないそんな批判的な態度で、新聞も読んでいく必要がある様だ。
九月末まで夏日が続いた天候だが、ここ2~3日は過ごしやすくなっている。ようやく秋を迎えた実感だ。