ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

拝啓 ジャック・バウアー殿

2007-09-25 12:46:07 | TV DVD
遂に「24」シリーズⅥが公開される時期が来てしまいました。
TV放送で貴方のドラマのCMが流れると7歳の「孫」がジャック・バウアーと真似て歌い出すそうである。
思えば貴方に最初にお会いしたのは、4年程前に入院手術があり事後の2週間は自宅療養を強いられた時でした。医師から自宅での療養のひとつに、とにかく出来るだけ歩く事を勧められていました。そこでDVDを借りだして映画を観ることにした。レンタル店は丁度歩くには良い距離で、その時分に評判になりかけていた「24」の貴方に出会ったのでした。

9.11のあの忌まわしいテロ事件のあと、米国内で起こった対テロに対する怒りはもっともな事でした。
あの事故の後、貴方が主演された「24」シリーズが、米国のTV界で絶大な支持を受けたのは当然だと思います。
シリーズⅠでは、米国で始めての黒人大統領候補が暗殺の危機に遇うことから始まりました。CTU(対テロユニット)LAの責任者だった貴方と、黒人大統領候補の戦い。そしてシリーズⅡ以降も続く貴方のまさに獅子奮迅、不死身の戦いには何時も驚きを持ってまいりました。
そしてシリーズ毎の逸話で、いつも孤独で厳しい戦いを強いられ、あまつさえ味方の裏切りにも出会う。そんな貴方をつい応援してまいりました。実に4年間で今回のシリーズⅥにまでの永い付き合いになりました。

特に今回のシリーズⅥでは、過酷にも実の父親と弟との戦いもある。そしてテロが用意した核爆弾の奪取の為に、テロの指導者さえ味方に引き入れようとする。その最中に核爆弾がLA郊外で爆破されて12.000人余の被害者が出てしまう。
同時に貴方を全面的に信頼しテロとの戦いを望む大統領、大統領周辺でのさらなる強攻策実施の為に、大統領暗殺をも辞さない勢力の暗躍。残るは3個の核爆弾。テロはアラブ系のテロリストに乗じる某大国の国粋者。そのアジトに潜入し・・・・で今回の配巻が終了する。
中国に20ヶ月軟禁されて、政治配慮により帰国させられた貴方ですが、今回シリーズでより過激な行動と残酷な振るまいに及ぶのには正直うんざりです。前にも述べておりますが「眼には眼を」式の米国民に脈々と流れている精神、銃社会のやられたらやり返せの考え方は米国民が等しく共感する事なんだろうと思うのですが、小生はやはり違和感を持ってしまいます。
しかしながらジャック・バウアー殿、どうぞこのシリーズはまだ半分まで来たに過ぎません。わが身を省みない使命感で3個の核爆弾が米国内で使用されない様テロとの戦いを続けて頂きたい。そしてこれ以上の多数の犠牲者も出さない事をも祈ります。
どちらにせよ貴方をここまで追って来たのですから、地獄の底まで付き合う覚悟は出来ています。

コメント (2)
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