ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

今年の政局の船出に

2008-01-06 18:09:32 | ニュース 
福田総理は昨年末に、ねじれ国会の現状を「正常とは言えない」と嘆いた。
そこには永い間自民党政権が、衆参両院で圧倒的な政局運営をしてきたことに由来すると思う。
しかし現状のような小選挙区制度の下では、昨年の参議院で野党が圧勝したが、さらに前回の総選挙では自民党が圧倒的勝利を納めた経緯もある。
何時でも今回の様な逆転国会の現象が起きる素地は充分にあるのである。
参議院が良識の府としての存在価値と、自民党政権へのブレーキ役を、今回は国民が期待したのだと思う。

しかしこの逆転国会であった臨時国会でも、実は20本以上の法律が成立している。
被災者の生活再建支援や「消えた年金記録」の救済など、困っている国民救済に与野党が協議のテーブルに着いた結果の立法である。
こうした協議の必要性を小生は先に述べている。給油新法のように与野党が真正面から対立している問題こそ、さらに協議が急がれる。それが逆転国会の運営モデルになるからだと思うからだ。
そして今月中旬からの通常国会では、予算と税制をめぐる攻防が始まる。特に税制では年度内の関連法案が成立しないと、ガソリンの暫定税率の廃止問題が出て来るそうである。
個別の法案で対立した都度、衆院を解散するわけにもいかないだろうと思う。
今後も与野党が、透明性のある政策調整システムを発展させて難局を乗り越える必要がある。

もちろん政権をめざした政策の競い合いは必要だが、現状ではお互いに妥協する知恵も必要ではないか。
何でも反対を通してきた、日本社会党が衰退の一途をたどってきた歴史がある。民主党も大人になるべきだ。


今年の年賀状から心に響いたことば

           





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