「石川遼」君のプロ転向

午後２時からの石川遼君のプロ宣言会見をＴＶで見ました。
会見には本人の他に、父親、杉並学園の校長先生。そして今回のプロ転向の仕掛け人と思われる「ＪＧＴＯ」（日本ゴルフツアー機構）の山中氏が出席した。
昨年５月にプロゴルフツアーのトーナメントで、最年少の１５歳で優勝してから動向が注目されていた。
高校生としての勉学とプロゴルファアーとしての２本立ての生活がスタートする。高校では学園所属の形であれば校外活動としてトーナメント出場中も出席日数に算入する処置をとるらしい。それにしても勉強はどうするのだろうか？
父親は自分から勧めた事はない、あくまでも本人の判断であることを表明している。

小生はこれまで何度か彼の非凡なプレーぶりは称賛してきた。しかしプロゴルファーへの転向はもっと時間をかけた方が良いと思っている。
あるレッスンプロが別の機会に述懐しているのを聞いたことがある。彼も１６歳でプロに転向した。しかし体が充分に出来上がっていない。スイングがしっかり固まっていなかったこともあり、結局は大成しなかった。現在は４０歳を過ぎたがレッスンプロのままだと言われる。高校、大学でもっと体とゴルフを磨いてからの方がプロゴルファーとしては大成するのではないかという。

どうも今回のプロ宣言を急がせる背景には、女子プロの人気に押され気味のＪＧＴＯが人気振興の起爆剤として石川君を急がせたのではないかと危惧している。
今年からせっかく大手企業の、トヨタ、キャノン、松下電器が新規にトーナメントを主催する。
昨季の人気者になった「石川遼」君だけにおんぶしてせっかくの逸材を低迷させては何にもならないと思うのだが？

記者会見のハニカミ君

　　　　　　　　　　

昨年１０月のＢＳオープン時のハニカミ君