7日から生涯大学校が開講しました。
講師はカウンセラーのW先生。題して「カウンセリング」の3回目の講義でした。
そして今回の講義は、6~7人程のグループ分れてのケーススタディだった。
問題はこうだ。2隻の船で旅に出た5人の人達がいた。そして船は嵐に遭い2隻とも沈没する。そして一つの島に「若い女性」「水夫」「老人」がたどり着いた。そして若い女性の「フィアンセ」と「親友」が行方不明になった。
「若い女性」は「フィアンセ」の姿を求めて島中を探し回ったが見つからない。そして隣の島にどうしても探しに行きたいと思う。「若い女性」は「水夫」に船を出して欲しいと頼んだが「水夫」は自分と一夜を共にすれば応じると答える。困った「若い女性」は「老人」に頼むがゴタゴタに巻き込まれたくないと断られてしまう。結局「若い女性」は「水夫」の申し出に応じることにした。そうして隣の島に渡り、首尾よく「フィアンセ」に再会できる。そうして自分が隣の島に来れた経緯を「フィアンセ」に話してしまう。怒った「フィアンセ」は「若い女性」を罵倒する。「親友」はそんな「フィアンセ」を殴る。とうとう「フィアンセ」は逃げて行ってしまう。最後は「若い女性」と「親友」が夕日に向かいニッコリと笑う。
問題はここからだ。5人の人物に「いやな」順に順位を付ける。そしてその順位を付けた理由をメモする。
小生は ① 「フィアンセ」 ② 「老人」 ③ 「水夫」 ④ 「若い女性」 ⑤ 「親友」と順位付けした。
そしてグループ内で全員がその順位を発表して、その理由を説明する。そして最終的にはグループ全体としての順位付けをするものだ。
この様なケーススタディはかって企業で管理職に昇進した時の研修にもあった。その時は如何にリーダーとしてチーム内の意思統一を図り、チームの方向付けをするかのものだった。その研修では全員が若いせいもあり、かなり喧々諤々と話し合いをした記憶がある。
今回は自分の意見を述べて、さらに他の仲間の説明を聞き、柔軟に自分の考え方をまとめ(変更)られるかのものだった。仲間のHさんはさっそく、1~5の順位を集計してグループの順位を付け結論としようとした。
最年長のNさんは自己の持論をとうとうと述べ、全員を自分の結論に引き込もうと試みた。
最終的にグループでは、① 「水夫」 ② 「フィアンセ」 ③ 「老人」 ④ 「若い女性」 ⑤ 「親友」となった。
特に女性は「水夫」を最もいやな奴と嫌悪したことが分かった。しかし小生は「水夫」が代償を求めたことや「若い女性」の同意を得た上での行動だったことが、決してモラルに反してはいないと思った。
むしろ「若い女性」の心情を省みられない「フィアンセ」さらには「若い女性」を助けない「老人」の方をいやな奴と決め付けた。小生の様に考えた方は少数だが他にもおられた様だ。むしろ「親友」が「若い女性」と最後に夕日に向って笑ったことからどうも「親友」そのものが一番いやな奴だったのかもしれいとの発言もあってその考え方にも一理ありと思った。
しかしこの問題には先生も言われたが正解はないと思う。小生達の年代はモラルを第一に考えてしまうが、若い人たちはもっと違った考え方をするに違いないと思う。近く裁判官制度も導入される時代である。色んな方の意見を聞きながら、自分の考えをまとめることの重要性を学んだ。
皆さん方はこの問題をどう考えらるでしょうか?
講師はカウンセラーのW先生。題して「カウンセリング」の3回目の講義でした。
そして今回の講義は、6~7人程のグループ分れてのケーススタディだった。
問題はこうだ。2隻の船で旅に出た5人の人達がいた。そして船は嵐に遭い2隻とも沈没する。そして一つの島に「若い女性」「水夫」「老人」がたどり着いた。そして若い女性の「フィアンセ」と「親友」が行方不明になった。
「若い女性」は「フィアンセ」の姿を求めて島中を探し回ったが見つからない。そして隣の島にどうしても探しに行きたいと思う。「若い女性」は「水夫」に船を出して欲しいと頼んだが「水夫」は自分と一夜を共にすれば応じると答える。困った「若い女性」は「老人」に頼むがゴタゴタに巻き込まれたくないと断られてしまう。結局「若い女性」は「水夫」の申し出に応じることにした。そうして隣の島に渡り、首尾よく「フィアンセ」に再会できる。そうして自分が隣の島に来れた経緯を「フィアンセ」に話してしまう。怒った「フィアンセ」は「若い女性」を罵倒する。「親友」はそんな「フィアンセ」を殴る。とうとう「フィアンセ」は逃げて行ってしまう。最後は「若い女性」と「親友」が夕日に向かいニッコリと笑う。
問題はここからだ。5人の人物に「いやな」順に順位を付ける。そしてその順位を付けた理由をメモする。
小生は ① 「フィアンセ」 ② 「老人」 ③ 「水夫」 ④ 「若い女性」 ⑤ 「親友」と順位付けした。
そしてグループ内で全員がその順位を発表して、その理由を説明する。そして最終的にはグループ全体としての順位付けをするものだ。
この様なケーススタディはかって企業で管理職に昇進した時の研修にもあった。その時は如何にリーダーとしてチーム内の意思統一を図り、チームの方向付けをするかのものだった。その研修では全員が若いせいもあり、かなり喧々諤々と話し合いをした記憶がある。
今回は自分の意見を述べて、さらに他の仲間の説明を聞き、柔軟に自分の考え方をまとめ(変更)られるかのものだった。仲間のHさんはさっそく、1~5の順位を集計してグループの順位を付け結論としようとした。
最年長のNさんは自己の持論をとうとうと述べ、全員を自分の結論に引き込もうと試みた。
最終的にグループでは、① 「水夫」 ② 「フィアンセ」 ③ 「老人」 ④ 「若い女性」 ⑤ 「親友」となった。
特に女性は「水夫」を最もいやな奴と嫌悪したことが分かった。しかし小生は「水夫」が代償を求めたことや「若い女性」の同意を得た上での行動だったことが、決してモラルに反してはいないと思った。
むしろ「若い女性」の心情を省みられない「フィアンセ」さらには「若い女性」を助けない「老人」の方をいやな奴と決め付けた。小生の様に考えた方は少数だが他にもおられた様だ。むしろ「親友」が「若い女性」と最後に夕日に向って笑ったことからどうも「親友」そのものが一番いやな奴だったのかもしれいとの発言もあってその考え方にも一理ありと思った。
しかしこの問題には先生も言われたが正解はないと思う。小生達の年代はモラルを第一に考えてしまうが、若い人たちはもっと違った考え方をするに違いないと思う。近く裁判官制度も導入される時代である。色んな方の意見を聞きながら、自分の考えをまとめることの重要性を学んだ。
皆さん方はこの問題をどう考えらるでしょうか?