お召し馬車のこと

外国の大使が着任し天皇陛下に信任状を提出する際に、宮内庁は東京駅から皇居までお召し馬車を用意する。
昨年着任した２９人の大使が希望して利用したようだ。
今年から、宮内庁はその運行予定時刻をＨＰで発表して、観光客ににも披露すると発表した。
スペインやイギリスでも同じことが行なわれているが、日本ではあまり知られていなかった。

あなたも幸運に恵まれたら華やかなお召し馬車を目撃できるかも。

　　　　　　　　　　

戻ってくる野茂投手に

ＭＬＢでの日本人が活躍できる素地をつくったパイオニア「野茂英雄」投手。
先年来の故障を克服し、ベネズエラ・リーグで試験登板を重ねていた。
そして今季はカンザスシティー・ロイヤルズとマイナー契約を結んだと発表した。
小生は彼の活躍や再起を祈る記事を何度か、当ブログにも書いている。
たしかに長いブランクが続いた。２００５年６月に勝ち星を挙げたのが最後だった。
２００６年６月には右肘を手術している。昨年ベネズエラのチームに入団するまでは孤独な戦いを続けた。
日米通算２０１勝を挙げ、新人王をも獲得したＭＬＢでは２度のノーヒット・ノーランも記録した。
「とにかくけがせず、頑張りたいです」との短いコメントには、再度ＭＬＢで活躍出来るとの自負がうかがえる。
彼は既に「富と名誉」を手に入れている。引退する道もあったはずだ。
しかし彼は大阪に社会人のクラブチームを作り、野球を志す若者の育成に励んでいる。さらに米国内では独立リーグチームを共同で運営し、日本人の若き選手に挑戦の場を与えている。
今回の発表で凄いと感じたのは、野球人の底辺を支えながら、自分も現役でイバラの道を選んだことだ。
今度のチームでは前日ハムＦのヒルマン監督が指揮をとる。
手薄な先発投手の一角に野茂投手が登板できるチャンスは大いにあると見た。

日本のプロ野球界も大いに気になるところだが、野茂投手の復帰はＭＬＢを見る楽しみを倍加させる。