ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

音痴を忘れて

2008-01-21 17:34:01 | 勉学
関東地方は昨夜から雪の予報。雪が積もったら生涯大学への送り迎えはイヤダとカミさん。下の娘も電話で雪なら何も無理して行く事ないじゃん、と無責任な発言。しかし小生は今日の午前中の講義はやはり受けたい。題して「音楽に親しむ」。そして今朝、何とか雪は薄っすらと屋根に見える程度で、無事に通学できました。

講義は声楽家で長く県内の高校教諭だったK先生。ピアノ演奏もピアニストのK先生が付く。小生にとっては幼少の頃より全くの不得手の分野が音楽だ。自慢じゃないが音痴の家系である。最近の飲み会は、全てカラオケ付きが常識の如く蔓延している。何時もだんまりを決め込む。

15分間の発声練習から始まり、姿勢のありかたや心構えを教わり全員で楽譜を見ながら歌う事に。特に高齢者向きに選曲されたのか、子どもの頃から良く知っている歌が主である。
選曲されたのは「スキー」「故郷」「遠くへ行きたい」「出船」「どじょっこだのふなっこだの」そして「雪の降る街を」の6曲だった。概して楽譜を読むのは全く苦手な小生だが、先生が平易に解説してポイントを指摘してくれる。
そうして200人程が大声で歌うのである。実に爽快であった。自分が音痴であることも忘れる。
特に「故郷」は何時もジーンとくる曲だし、「出船」は中学を卒業する時に卒業生を前に先生達が歌って送り出してくれた曲だ。それを思い出しながら歌っているとつい涙ぐんでしまう。
先生が選曲した曲にはそれぞれに特徴があり、歌い方を具体的に指導して頂けたのが有り難かった。

ピアノの先生がソロ演奏で「星に願いを」、声楽家の先生は素晴らしい独唱で「オーソレミオ」を続けて聞かせて頂き、講義は終了した。楽しい2時間であった。

これなら苦手のカラオケで練習して、是非次の飲み会では何か歌ってみたいと思ってしまった。
世のカラオケフアン、ポップスフアン、若い諸君には笑われてしまうような内容になったが、我等の世代は楽譜を読めない世代である。小生もその内のひとりだ。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする