ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「ナショナル」世代?

2008-01-12 17:54:39 | ニュース 
松下電器産業㈱が10月から、会社名とを「パナソニック」(Panasonic)に変更すると発表した。同時にブランド名もパナソニックに統一する。これにより我が国内で広く知られていた「ナショナル」のブランド名は2009年度内に消える。
松下電器は良く知られているように、1918年に創業者の松下幸之助氏が、松下電器具製作所を設立し、その後は現社名を使用していた。そしてブランド名は「ナショナル」を使用していたのだ。
しかし世界中に業務を展開するにあたり、北米では既に「ナショナル」のブランド名が他社で商標登録をしていた。そこで輸出用スピーカーにPAN(あまねく)SONIC(音)を組み合わせて「松下電器の音をあまねく世界へ」の意味を込めて「パナソニック」とブランド名にしたのが始まりだった。
その後は日本国内でも白物家電には「ナショナル」、TV、デジタル、AV機器などには「パナソニック」のブランド名にして販売してきた。
今回の思い切った社名変更、ブランド名の統一には、世界的に松下電器ではもうひとつマイナーな感があり、ソニーやトヨタなどと同様に、さらに世界的にステッアップする意図が込められているいる様だ。
どうも社内的には英文の資料では「Matsushita」より「Panasonic」を多用していたこともあり、社名変更の可能性は噂されていたらしい。

小生が表題にした「ナショナル」世代の言葉があるかどうか分からないが、青年期の一時代を関西で過ごしたので、電気製品は殆どが「ナショナル」製品を購入していた。概して他のメーカーより割高感があったのだが、製品には信頼を置いていた。
さらに20数年前に販売した暖房器具に欠陥があったとして、製品の回収、改修に多額の費用を投じ、TV、新聞などを通じてPRするなど、全社を挙げて対応した事は、当然と言えば当然だが、日本のトップ企業としての責任を果たそうと努力した事を評価しているのである。

松下電器やナショナルの名が消えるのは一抹の寂しさを覚える。
小生の様にナショナル世代を自認される方は居られるだろうか?。
コメント (6)
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