続・造語見て聞いて
造語を盛んに作り、使われているのは、JK(女子高生)のようですが、
大人の芸人が、テレビとコラボして、流行らせたので有名なのは、
「まいう」 ですね。
これは、「美味い」を並べ替えての造語ですが、「美味い」は形容詞で、
「まいう」にしたら、動詞になってしまいます。
こう言う造語は困ったもので、しかもテレビが後ろ盾になっているから、
始末が悪いです。
そうは言っても、生活に不便を来すわけではないので、目を瞑って
いようと思えば、居れない事は無いのですが、言葉の専門家が、
とんでもない間違いを犯して、世間に蔓延っているとなると、話は別です。
「脳軟化症」「健忘症」など、脳が軟化とか健忘と言うように、症の前の文字で、
健康な状態に対し、何らかの病的症状を示す言葉ですね。
では、「認知症」はどうでしょう。
症の前の認知は、何の異常も示す言葉ではありませんね。
健常でない場合は、症をつけて「認知症」として、初めて意味が通じます。
「脳軟化症」「健忘症」は症がなくても症状が表現されていますから、
同列に正しく表示するためには、「不認知症」とか「難認知症」と
ならねばなりません。
別な事例ですが、街を歩いていると「関係者以外立ち入り禁止」といった
看板をよく見かけますね。
以外・以上・以内等の「以」は、《含む》と、中学くらいで習いましたね。
試験で「80点以上合格」とか、競技で「三位以内には入りたい」等と使います。
さて、「関係者以外」の場合、「関係者も含めて、立ち入りを禁ず」となります。
はてさて、ここに入っていい人は誰でしょうかね。
こんな変な事を指摘し出したら、枚挙に暇が有りません。
これは、JKが遊び心で作ったものではありません。
それぞれ語学や医学等、その道の専門家と言われる方々なのですよ。
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