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続 時代劇が好き

2015年10月22日 | うんちく小ネタ


前々回の、「時代劇が好き」で、劇中で亡くなった身内の墓を、

川の畔や竹薮の傍に作るのは、おかしいと書きましたが、

最近見た時代劇では、鉄砲水の後か、山肌があらわになった下に、

作られていました。(画像参照)

大雨が降ったら、確実に流されてしまいそうです。

どうして、こうも道理に反したところばかり、選ぶのでしょうね。



話は変わりますが、時代劇に出てくる娘さんは、

おたき おうめ おまさ 等々自らの名前におをつけています。

このは敬語の一種で、本人は「たきと申します」「うめと申します」

と自己紹介をしていたはずですね。

何故、時代劇はすべての使い方を間違えているのでしょう。

更には、製作スタッフ、俳優陣、放送局側、時代考証の大家の方たち、

揃いもそろって、気付かないのでしょうかね。



時代劇につきものは、なんといってもチャンバラですね。

終盤近くに、主人公は恰好よく立ち回り、胸のすくハイライトです。

ところが、ここで気をつけて観ると、主人公と相手役との位置関係は、

丁度、日食と月食の状態に、なっているんですね。

カメラが太陽の位置、主人公は地球の位置、切られ役は月の位置に居ます。


話は変わりますが、マラソンの中継を見ていると、カメラが走者の横だと、

走者の位置関係は良く判りますが、カメラが前からの時、後方の選手が、

すぐ後ろに着いているように、錯覚したことは有りませんか?

これは、レンズが良くなって、カメラから離れたものまで、

クッキリ写るようになったからなんですね。


話を戻して、カメラのレンズが良くなって、主人公と切られ役の距離が、

刀を振り回しても、相手に怪我をさせずに、臨場感は出せる訳です。

その結果どうなるかと言うと、主人公が立ち回りが下手でも、

それなりの娯楽映画は撮れるということになります。

言いかえれば、人気先行の若者を、主人公に仕立てても、大丈夫!!