朝、電話のベルが鳴ったが誰も出る気配がない。重い腰を上げて受話器をとった。「私○○と申しますが・・・」と若い男性の声。てっきり、勧誘の電話と早合点し、「ハイ!何か?」とぶっきらぼうな返事をした。
私の仕事を手伝ってくれていた家人と娘が、いつになく不機嫌な私の応対にビックリしたという。風邪のせいで不機嫌なのかと・・・。
内容を聞いているうちに、お客様からの色紙の依頼と云うことが分かった。急に優しい声に変わったので、二人の視線が私に・・・。だんだん腰も低くなり、声も不機嫌さを打ち消すような猫なで声に・・・・。ああ、なんと失礼な事を。
思いこみとは恐ろしいことですね。相手を確かめもしないで一方的にぶっきらぼうな対応をした私が恥ずかしくなってきました。相手の男性の名前を忘れてしまうほど、おろおろしてしまいました。今朝、電話を下さった方、ごめんなさいね。