一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

猛暑襲来、熱をもって熱を制す! 蒙古がルーツの「ソルロンタン」

2009年07月13日 23時30分50秒 | 『食』べる門には福来たる
昨日は、関西からそう離れていない三重県尾鷲市で38.1℃をマーク。
昨日今日と関西もあっさり30℃超えをした。

さすがに35℃には、届かなかったものの、
会社を訪れる人の表情は皆、猛暑日を迎えたような気分。

印刷会社のKさんなどは、シャワーを浴びてきたかのように
頭は、汗でビッショリ濡れハンカチ片手に「暑いっすわ~」と
実感がこもっていた。

受付のTさんも「横断歩道を渡るだけで、靴が溶けてしまいそうですよ」
と今日の暑さを表現したが、これってとても分かりやすい表現だ。
シンデレラはガラスの靴、Tさんは「チョコレートの靴履いてるんだ~」
と返したらうけていた。

私も一旦はお昼に出ようとしたが、さすがにこの強烈な日差しに
玄関を少し出たところで心変わり、売店で弁当を買って席に戻って食べた。
売店で弁当を買うなんて、とても久しぶりのこと。

そんな暑かった日の会社帰りは、思わず昔聞いた言葉を思い出し、
寄り道をした。
思い出した言葉は・・・「熱をもって熱を制す」

お隣り韓国では、夏の暑さに負けないように暑いスタミナ食を
食べる食文化が根付いている。

「サムゲタン」もそうなら 今夜いただいた「ソルロンタン」もそう。
牛の内臓・肉・部位をコトコト煮た白濁のスープ。
これをキムチといただくのだ。

牛のエキスなのにこれを食べると体内脂肪を燃やすというのだから凄い!
韓国では、美容にもいいとのことで、女性に人気とも聞く。

「ソルロンタン」は、元(蒙古)のスープが高麗に伝わり
韓国を代表するメニューになったのだそうだ。

それにしても「ソルロンタン」という言葉に「そろそろタン」でも
みたいに聞こえてしまうのは、暑さにやられた私ぐらいのものか・・・
(寅)