「強くなければ 生きていけない、
優しくなければ 生きていく資格がない。」
レイモンド・チャンドラーがフィリップ・マーロウをして
語らしめた名文句。なぜか、今日はその文句が脳裏をよぎった。
本日午後、衆議院が解散した。
将棋で言えば、王将が逃げ場を失って、詰まれる寸前、
どうしようもなくなって解散権を行使したように見えた。
解散権は切り札だけど、切るタイミングを見極めてこそその
切り札は切り札となりうる。
麻生総理には、少なくてもそのチャンスが2度あったと思う。
1度は、政権を引き継いでまもないころ。
2度目は、小沢さんの西松問題で民主党が揺れていた時。
なのに切り札を大事に握り締めたままでは、切り札もただの札
となってしまう。
私は、迷わず1度目の時に即行使すると思っていたのだが。
野球にたとえるならワンポイントで起用されたピッチャーが、
マウンドを降りずに「何イニングでも投げます」と言っているようなもの。
次の交代権は、そのピッチャーが持っているのだから更にタチが悪い。
連続三振を取っているのならいざ知らず、四球にボークに
ワイルドピッチの連続、そんな投球を見せられる国民は
たまったものではない。
それにしても今回、自民党の衆議院議員は、気の毒だ。
マニュフェストの固まらないまま、解散となってしまった。
まるで、武器を持たずに戦場に放たれたごとくである。
私をはじめとした無党派層の心を掴むのは、たやすくないと思う。
政治家にも美学を持ち合わせて欲しい。
少なくても美学を持ち合わせていない政治家が、この国を
構築していくビジョンを描くことなんてできないと思っている。
フィリップ・マーロウは、ギムレットを片手に名文句を口にした。
今日の私は、グラスのオーレを見つめながらこう思った。
「強くなければ政治家じゃない。
美学を持ち合わせていなければ、政治家としての資格はない。」と
(寅)
優しくなければ 生きていく資格がない。」
レイモンド・チャンドラーがフィリップ・マーロウをして
語らしめた名文句。なぜか、今日はその文句が脳裏をよぎった。
本日午後、衆議院が解散した。
将棋で言えば、王将が逃げ場を失って、詰まれる寸前、
どうしようもなくなって解散権を行使したように見えた。
解散権は切り札だけど、切るタイミングを見極めてこそその
切り札は切り札となりうる。
麻生総理には、少なくてもそのチャンスが2度あったと思う。
1度は、政権を引き継いでまもないころ。
2度目は、小沢さんの西松問題で民主党が揺れていた時。
なのに切り札を大事に握り締めたままでは、切り札もただの札
となってしまう。
私は、迷わず1度目の時に即行使すると思っていたのだが。
野球にたとえるならワンポイントで起用されたピッチャーが、
マウンドを降りずに「何イニングでも投げます」と言っているようなもの。
次の交代権は、そのピッチャーが持っているのだから更にタチが悪い。
連続三振を取っているのならいざ知らず、四球にボークに
ワイルドピッチの連続、そんな投球を見せられる国民は
たまったものではない。
それにしても今回、自民党の衆議院議員は、気の毒だ。
マニュフェストの固まらないまま、解散となってしまった。
まるで、武器を持たずに戦場に放たれたごとくである。
私をはじめとした無党派層の心を掴むのは、たやすくないと思う。
政治家にも美学を持ち合わせて欲しい。
少なくても美学を持ち合わせていない政治家が、この国を
構築していくビジョンを描くことなんてできないと思っている。
フィリップ・マーロウは、ギムレットを片手に名文句を口にした。
今日の私は、グラスのオーレを見つめながらこう思った。
「強くなければ政治家じゃない。
美学を持ち合わせていなければ、政治家としての資格はない。」と
(寅)