一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

うなぎのぼりの景気上昇を祈念して         うなぎを兜のようにかぶせました。

2009年07月19日 23時55分55秒 | 『食』べる門には福来たる
七月十九日 日曜日は、三連休の中日です。

あいにくの小雨の中、葛城市の花火大会が行われました。
最近ではここの花火大会は、奈良県の三大花火大会に数えられ、
京都へ続く大動脈・国道24号線が、機能不全を起こす日でもあります。

花火とともに今日は、土用・丑の日でもありました。
これから立秋までの18日間が、『暑中』となるわけです。

「土用丑の日は、鰻(うなぎ)がうまい」
江戸時代の科学者・平賀源内のコピー

夏場にうなぎの売り上げがめっきり落ちて困っている・・
そんな相談を鰻屋さんにされて作ったこのコピーこそ
時代を超えて毎年夏にうなぎを食べる食文化を作ったとも言える
エレキテルを超えた起死回生の名文句だと私は思います。

先週の末まで、私は
「不景気だから今年の土用の丑は、うなぎ無し!にしよう」と
思っていましたが、やはり習慣とは怖いもの。

大晦日の年越しそばと土用丑のうなぎだけは、
素通りできそうにありません。
特にうなぎは、あの土用の近づきとともに日増しに強くなる
美味しそうな匂いに逆らえなかったというのが、正直な気持ちです。

ここ数年は、土用のうなぎは専門店で食べていましたが、不景気の今年は、
鹿児島産養殖の蒲焼を買って自宅でごはんにのっけて鰻丼にしました。

シジミ汁もあわせて、雰囲気は違いますが、うなぎは、一匹を四つに
切って丼ごはんの上に兜のようにのっけました。
専門店での焼き立てには負けますが、味はなかなかでした・・・

「勝って兜(カブト)の緒をしめよ!」ではありませんなが、
不景気に鰻の兜をかぶせて、うなぎのぼりにあやかりたい今の景気
そんなちょっと複雑な気分を感じながらの今年の土用・丑の日でした。

さて、暑中の入りとなりますが、上がるのは花火や気温・物価だけでなく
景気そのものが鰻のぼりとなりますように~   なかなか う~
(寅)