( コーヒー(ブラジル) 『ALA COFFEE』(福岡市別府) )
書き出しタイトルが、「その飲み物」となっていたので てっきりそれは日本酒!?と思われた方も
多かったかもしれないが 今回の記載は私としては珍しく、日本酒の話ではない。
世界で最も愛飲されている嗜好性飲料が実は「珈琲」なのだそうだ。
先月末のこと、 珈琲好きな私にはショッキングな
朝日新聞「天声人語」の記事が
目に飛び込んで来た。
「天使か悪魔か」
悪魔のように黒く 地獄のように熱く
天使のように清く 愛のように甘い
汝の名は珈琲
世界史で聞いたことがある名前、フランスの政治家タレーランの言葉なのだそうだ。
前日に発表された「コーヒーの飲みすぎは、寿命を縮める」という学会の発表を受けてのもの
かつてのタレーランの言葉が、眠りから覚めて現代に復活した次第だ。
元は、宗教的儀式の飲み物や薬としてアラビア地域に存在していた珈琲は、
やがて大西洋を渡り、今では70近い赤道直下付近の
珈琲ベルト地帯の国々で生産されている。
日本には、江戸時代 オランダ人が伝えたのだそうだ。
冒頭の写真は、珈琲(ブラジル)の写真
先月 猛暑の福岡・別府に行った際、
K先輩にごちそうになったサンドセットの後、
「日本酒だけじゃなくて珈琲も好きなのよね」と更にごちそうになったもの。
▲サンドセットをごちそうになった。 茶色の箱は、インカ文明展土産のクッキー
▲ まだ出来て新しい店舗 あれ? 店の名はどこ? 何?
▲あらっ、何とも小さな表記。 店名は「ALA COFFEE」なのだとか
店名は『 ALA COFFEE 』 まだ出来て新しい喫茶店なのだそうだ。
カウンター周りや店内の雰囲気からコーヒーにこだわっている店だとわかったが、
私の好きな「コロンビア豆」を置いてないとのことで「ブラジル豆」で注文。
酸味と後味に甘味感じるバランスのとれた印象の味わいだった。
一時期、コーヒーを水代わりにがぶ飲みしていた頃もあったが、
日本酒と同じで、良薬も飲みすぎれば毒
良薬は口に苦し
苦味をほのかに味わうくらいが、丁度いいのかもしれない。
重ねる歳とともにそう思うようになった。 これも人生の妙味のひとつなんだろう。
(寅)