( 『「花巴」Night』 左から 酒舗西浦さん/橋本杜氏/清水店長/まりなさん )
■2013/10/4(金) 「花巴Night」 第三話
特選和房「煮りん」(千葉) 日本酒のセレクトと酒へのこだわりはなかなかのものだ。
照明をLED電球に切り替えたというのもさすがだし、新聞巻きしてるのもいい。
(新聞に巻かれ待機中の日本酒)
セレクトも清水さんが自分で確かめ、納得した酒しか置かない
書かれた日本酒メニューが何面かあったが、
その内の一面を見て驚いた。
奈良県 千代酒造の「篠峯」 久保本家の「睡龍」 美吉野醸造の「花巴」と
三酒もの奈良県の清酒が書かれていた。
「たまたま偶然です」とのことだが、
島根の「十旭日」「王禄」「天隠」と
16酒の内 奈良と島根の酒が6酒を占めているとは
関東で商売していてこれは異色のセレクトに映るはずだ。
( 燗酒の魅力を語る清水店長 )
そして燗酒のレベルの高さ
私も「日本酒は、世界的にも珍しいそのまま温めて美味しいアルコール飲料だと
私は良く日本酒は、燗の美味しさを知ってこその飲み物」と言っているが、
この店の燗は、温度管理しておすすめ温度で出て来るところがいい。
何よりも私を唸らせたのは、私のこのブログでも過去に
何度となく紹介してきた「旭菊」をぬる燗オンリーで
勧めていることだった。
(「旭菊」オススメは、もちろんぬる燗)
そして 清水店長の口から旭菊の「綾花」の名が出てきた時は、
まったく私と同じことを感じていたんだと思った。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/ca7d2fc6f4548f47caf74e71857d23ba
私が良く書いてきた「旭菊には、陽だまりの暖かさとや優しさがある
ぬる燗でこそ生きる酒」という評価とまさに合致するものだった。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/d8203e78e5b7b8b1f32a2b87a9fe316b
決して高価な酒ではないが、知る人の評価は高い酒
旭菊のぬる燗酒が千葉で飲めることが感動ものだ。
夢一献 味わってみるも良し
この夜は、奈良の「花巴」が主役の夜も私は、敢えて付け加えた。
燗酒(ぬる燗)で、もう一つおすすめを言わせてもらえば
三井の寿の「穀良都」(こくりょうみやこ)だと。
そして今、福岡でおすすめの酒 「花巴」みたいな赤丸急上昇な酒なら「若波」だと
もちろん 若竹屋の「渓」なんかレベルの高い酒だと福酒を紹介していた。
右隣の常連さんからは、千葉のおすすめの酒を そして
左隣の国際交流協会の理事をされている溝田さんからは、「新八」に「真菜板」
そして 国分寺には「義侠」が飲める店があると東京で美味しい日本酒を飲める店を紹介して頂いた。
(翌日10/5 新幹線の中で前日のメモ帳と名刺を見返した)
収穫が多かった千葉の『花巴ナイト』
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/251c4f7d56555e34af54520495f48221
一期一会の夜になるかもしれないが、
店長はじめ店で働く女の子たちの日本酒へのこだわりに
また機会あれば是非寄りたい店だと思って店を後にした。
(まりなさん/橋本杜氏/西浦さん)
ところで「花巴」21by おすすめは、60℃の熱燗ということで頂いた。
琥珀色がかったその酒は、思った通り 牛肉相手で負けてなかった。
(ビーフストロガノフと「花巴」21BY)
燗にすると日本酒の表情は大きく変わる
この変化を楽しめるのが、日本酒最大の魅力だと思ってる。
この夜、熱燗にして 花巴(はなともえ)→花魁(おいらん)になりにけり~
どうかな こんな例えは・・・
おしまい
(寅)