( 千葉「煮りん」 清水店長)
■2013/10/4(金) 千葉市 特選和房「煮りん」 (番外編)
天井近くを見渡せば杉勇に扶桑鶴・・・ そしてまた新たに一酒見つけました奈良の酒。
写真真ん中、金色の文字はしっかりと奈良・葛城山麓の酒「百楽門」
「百楽門も置いてるんですね 蔵は私のところからそう遠くないですよ」と私が言えば
店長は、この「百楽門」の葛城酒造が、宇陀市の
「睡龍」久保本家からの分家だということも知っていて驚かされた。
更に驚かされたのが、
「この百楽門の名付け親は、うちに良く来られるお客さんなんですよ」のひとこと
「尾形さんって言われるんですけどね」
たぶん毎日新聞で記者をされていた日本酒通の尾形さんなのだろうか
まさか千葉に来て、私ですら知らなかった奈良県の酒「百楽門」のネーミングを
した人を教えてもらえるとは思ってもみなかった。
燗酒の良さとこだわりを力説した清水店長の話しは、前話で紹介したが
その次に店長から出てきた言葉は、またまたサプライズだった。
「実は、私に正しい燗酒のつけかたを教えてくれたのが、
梅乃宿酒造の東京の営業さんでした」
「えーっ そうなんですか!!
吉田佳代社長が聞いたらさぞかし喜ぶだろうな」
それにしてもここは、本当に関東・千葉なのか?
「花巴」に始まり、「百楽門」に「梅乃宿」との深いつながり
清酒発祥の地・奈良の清酒をぐーっと身近に捉えてる清水店長。
まるで大阪の天満か難波あたりで飲んでいるような錯覚にとらわれた夜。
思えば奈良の酒たちが、「千葉に凄い店長がいるよ」と私を呼んだような夜だった。
(寅)