何年前に手に入れたか、覚えていませんが民生用ビデオカメラがあります。
頭の片隅にはあったんですが無視していました。
この頑丈なケースに入っています。
箪笥の上に置いたままでホコリにまみれていましたが中身はきれいです。
外装は樹脂ですが質感があります。ケーブルがカメラ側は直出しというのが特徴。
TRINICON は撮像管ですが単管です。
直出しのケーブルは先端が VTR 用の 14pin 。
そうなんです。このカメラは別に VTR を必要とする2ピース運用。この当時は当たり前でした。
もちろん VTR は持っています。同じ SONY のポータブル 。
Betamax の VTR です。
今は消滅した仕様で VHS より小型のテープを使います。
これは後で撮った写真で、最初に見たらなんとテープが入れっ放しになっていました。
カメラのケーブルはここにつなぎます。
こんな具合です。
SL-F1 には VIDEO IN/OUT は無くてアダプタを使います。アンテナジャックがいかにも時代を感じます。
これがアダプタです。
アダプタの先にVIDEO IN/OUT とオーディオの RCA プラグが付いています。
これを失くすと一大事。
アダプタはこの中に納まるようになっていてショルダーベルトに取り付けて邪魔になりません。
バッテリーは NP 仕様。昔 EDC-50 を使った頃は持っていたんですが処分しちゃいました。
幸い当時のチャージャーが残っていたので試運転に使えます。
実際の撮影はこのセットで使います。大げさですが当時は放送用も同じ2ピースでした。
長年放置したので動かないだろうと思って電源を入れたら ON になってびっくり。
イジェクトも問題ありませんでした。
アダプタ経由で外部モニターに先程入っていたテープをセットして再生ボタンを押したら映像が問題なく出ました!!!
もしかすると、と昨日 BMC-100 で連続撮影したテープを再生したら全く問題なくしかも EDV-9000 よりしっかりした映像が。
もちろんカメラスルーの映像も出してみましたがこれも問題なし。カメラのトリガーも正常。
このセット、使えます。
それにしても1981年発売開始のカメラと VTR が44年の歳月を経て今も動くとは。
これは使ってみる必要があります。面白い映像が撮れるのは間違いありません。
でもそれには NP バッテリーをなんとかしないと。手に入るかな?
こりゃまた深みにはまりそうですが、ここまでにしておいた方が身の為かな。