夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ヒグラシの次はアブラ蝉、続いてミンミン蝉

2024-07-20 16:44:02 | Weblog

梅雨明けに鳴くヒグラシの声は夜中も聞こえてきます。

昨日は近くの木でアブラ蝉が初鳴き。と思ったら今日はミンミン蝉。

季節は確実に、冷酷に進行しています。

西日が入る暑い工房で今も次回作の構想を練る作業。

数年に渡って繰り返し撮った写真の中にまだ使える物が出てきました。

歩道のトンネルの北側出入り口を真上から撮ってありました。身を乗り出して撮ったんですね。

このカットを放送用カメラで撮るには補助具が必要でしょう。

道路の反対側から望遠で撮ったカットです。気に入りました。

トンネル出入り口は近くから狙った物が何枚もありますがこれはトリミングしたら使えそう。

使う予定がなかったカットですがラストで使います。

これもエンディングで生きてきます。

こういう作業はまさに難解なパズルです。ひとつ替えると他を組み替えることになります。

一服しながら外を見ると梅雨明けの青空。ヒグラシの合唱が聞こえます。

明日は鈴鹿8時間耐久レースを見るのが今から楽しみです。

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面白い空間はいくつもありますが

2024-07-19 15:56:01 | Weblog

今作ろうとしている映像作品のロケ地についてです。

私の生まれ故郷 長野県須坂市の郊外、通称「くだもの街道」の鎌田山トンネル南側立体交差。

これだけは Googleマップから拝借した画像です。

以下自前の写真です。トンネルの中から見ると

立体交差の上は農作業の車が通れる幅しかありません。向こうにトンネルが見えます。

北側からの全景です。西側の歩道は広くて橋脚の下は短いトンネルになっています。

遠景はこんな感じ。

これが一番決まっているカット。階段は鉄製で頑丈な作りですが急角度です。

擁壁の上からはイマイチ。

西側のトンネル出入り口。

擁壁の上は道路ではありませんがなんとか通れます。

ここは蛇が多いので要注意!。何度も遭遇しました。

別の日も。見なかったことにしました。

何度も紹介しましたがこれが最終的な決めのカット。カメラ位置と高さ、アングルとフレーミングは細心の注意が必要です。

カメラは Ikegami HL-95 のベーカム一体を予定していますが仕上げはモノクロ。

構成は他の要素も組み込む算段でしたがきりがないのでここだけで撮影します。

撮影は梅雨明けにと思いましたが長い影が不可欠なので8月か9月の晴れた日を考えています。

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年代物の柱時計復活

2024-07-17 19:14:14 | Weblog

Jr. の柱時計が不調になったので合間に整備していました。

軸受けにミシン油を注油、板に仮り留めして様子をみていました。

約1週間階調に動いたので取り外してパーツクリーナーで清掃。

改めて軸受けに注油しましたがゼンマイは注油せず乾かしたままです。

これで3日間放置、正常に動くことを確認。

もう大丈夫だろうとケースに収めることにしました。

木ネジは純正のままにしたいのでオリジナルを簡易黒染め加工。

木ネジの相手側の板がバカ穴になっているんじゃないかと心配しましたがしっかり締まりました。

組み立て完了。柱に戻しました。

ゼンマイを一杯に巻きましたが振り子の音は前より軽快です。

これで当分動いてくれるでしょう。

今日もヒグラシが近くの林で元気に鳴いています。

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そうだ、あれも使おう

2024-07-16 16:01:49 | Weblog

映像作品次回作に使える空間がまだありました。

これは地元です。

かつてはりんご畑でしたが今は子供たちの遊び場として整備され、階段もあります。

階段はいくつもあってかなり高低差があります。冬のソリ遊びには最高。

ウサギと亀のお山みたいで素敵です。

上からの眺めも決まっています。右に見える道路は頻繁に通りますが一歩脇に入ると違う世界です。

前に登ってみたときは足を痛めていたので頂上まで行けませんでしたが今は大丈夫。

帰りに下から全景を抑えておきました。

使えるのはこれです。映像はモノクロなのでグレースケールに変換して調子を確認。

左右反転した物も使います。

今年は梅雨らしい梅雨でうっとうしい日が続きます。

でも写真を撮る間は雨が止んでくれました。

世界中が不安の時代で気分が晴れませんがこんな時こそしっかり自分に出来ることを一歩ずつ進めます。

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雨の中でロケハン

2024-07-14 16:44:42 | Weblog

次回作を詰める過程で更に素材集め。

長野市赤沼の新幹線車両センター脇、跨線橋下の立体空間です。

ここは数年前まで周一のウォーキングで車両センター周辺道路を歩いてお馴染み。

車を停めていた場所は上に跨線橋、下は広い道路、奥にはりんご畑の作業道路があります。

りんご畑と周回路を結ぶ短いトンネルが面白い空間を構成。

ここも次回作に使えそうです。

何年も前から写真は撮ってありますが新たな気持ちで何枚か撮りました。

上空を渡るのが跨線橋です。優雅な曲線を描いています。

こうして橋脚を重ねると使えそう。騙し絵です。

トンネルは撮りためた写真が何枚もありますが足元は初めてです。

トンネルの東側出入り口から振り向くと

西側の出入り口です。左側。

右側も押さえておきました。

他にも撮って車に乗ろうとしたらこれが目に入りました。トンネルの出入り口を上から撮ったみたい。

これはトンネルじゃなく跨線橋の下にある小さな排水路。

午後になって GoogleMap を見ていたらもう一箇所面白い空間を発見。

そちらも出直して写真を撮ってきました。

面白い材料が増え過ぎです。

今日の材料は一部を除いて却下しないといつまでもまとまらない恐れがあります。

今回の材料は別の機会に使った方が良さそうです。

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デジイチで更にロケハン

2024-07-13 19:26:31 | Weblog

我ながら何を考えているのかと思いますが。

ウォーキングの後、次回作で夕べ思い付いた場所へデジイチを持って出掛けました。

長野市村山の国道406号の下を通るアンダーパス。

カット割りでどうしても必要なんです。

考えていたのはこのカット。ここは何度も訪れて写真も撮りましたが材料が足りません。

中央に地上に出る階段があります。

反対側も抑えておきます。

この階段は途中で曲がっていて面白い空間を演出しています。

階段の途中はこんな感じ。

使うかどうかは別としてこんなカットも。

帰る前にもう一枚。私はこういう真正面からの画面構成が好みです。

全体の構成は決まったはずなのに迷路に入り込んでしまいました。

当面これに掛かりっきりになりそうです。

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シネカメラ用木製三脚の手入れ

2024-07-12 14:52:37 | Weblog

午前中は次回作のコンテをあれこれして詰めました。

カットを足したり引いたり。差し引き増えました。

カメラ位置毎に整理。撮影を能率よく進めるためです。

これでほぼ決まったので梅雨明けを待って撮影実行です。

先日から近いうちにやろうと思っていた木製三脚の手入れに掛かりました。

これは UNIVERSAL Φ100 用。

ヘッドです。もちろんカムバランサー機能なんてありません。

メーカー不明の Φ75 用。

相方のヘッドです。

これも UNIVERSAL Φ75 用。亜麻仁油を塗るので自作の心棒は抜いてあります。

ヘッドは小型ですが頑丈な作りです。

木部の手入れはこれ。木工用は田舎では手に入らないし高価なので。

油なら何でもいい訳じゃなく乾性油じゃないといつまでもベタベタします。

手で亜麻仁油を塗りこんでいたらこれが脱落しました。

ここから落ちたんですね。

セリアにあるかなと思いましたが手元を探したら厚手のフェルトが出てきました。

同じサイズに切って貼り付け。他のも取替え、は面倒臭いのでやめ。

おっと、木製三脚はもう1セット。短くしてベビー三脚にした物です。

これも亜麻仁油を塗りこんでおきました。

何度も書きましたが古い映画撮影用の木製三脚って、雰囲気があって最高です。

私の場合、どれも手に入れてからニスを削り取り、柿渋を何度も重ね塗りして亜麻仁油で仕上げてあります。

歳月を経て渋い色になって味が出るんです。

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新作のコンテを詰める

2024-07-10 20:11:57 | Weblog

今度作る映像作品の写真によるコンテを詰める作業です。

詳しい内容はもちろん明かしませんがカット数は92。まだ増減はあるでしょう。

仮に Premiere のタイムラインに並べて流れの確認ですがまだ手を付けていません。

スライドショーでもイメージはつかめますが機械的に5秒で切り替わったんじゃ話しになりません。

次に効率良く撮影するためにカメラ位置毎にカットをまとめることにしました。

基本的に撮影エリアは半径100メートル程度ですが高低差があるので手順をしっかり抑えておく必要があります。

今のところカメラは Ikegami HL-95 を考えていますが重くて三脚も含めて移動が大変なんです。

カメラ位置は11箇所です。

これはカメラ位置 D です。10メートル程度はカメラを移動する必要があります。

J と K は離れた場所なので別の日に撮影します。

次の工程はカメラ位置毎の撮影台本作り。

こういう意味のない創作作業に情熱をかけるって、快感です。

こんなことをしても金になる訳じゃないし有名になる訳でもありませんが痛快。

自己満足で結構。

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ハグロトンボの季節です

2024-07-09 19:05:51 | Weblog

幾日か前ですが、近くの林からヒグラシの声が聞こえてきました。

遠からず梅雨明けでしょう。

毎年のように書いていますがヒグラシは梅雨明けの頃鳴きます。

夏の終わりに鳴くというのは思い違いです。

何年か前に見つけた隣町のハグロトンボの群生地の様子を見に行ってきました。

国道の脇に広がる水田の真ん中を流れる用水路です。黒く見えるのがハグロトンボたち。

元気に飛び回っていました。

きれいな色です。

デジイチで飛び回る姿を捉えるのは大変です。

黒い羽と青い胴体が素敵。

30枚以上撮りました。

この用水路は彼らにとって住み易い環境のようです。

この用水路の上流でも多くのハグロトンボが見られました。

この環境がいつまでも続くことを願います。

この記事を書いている最中も遠くからヒグラシの声が聞こえています。

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思い切りシュールな映像作品の計画を練る

2024-07-08 16:19:52 | Weblog

須坂市のあの不思議な空間を駆使して短編を作る準備です。

今日は本気。ロケハンで撮った写真から厳選して構成を考えて並べました。いったい何度目でしょう。

使えそうな写真はまだありました。これらも挿入したり挿し替えが必要です。

今まで考えていなかったアングルです。どうしてこれに気付かなかったのか。

これも使えそう。

カメラ位置イコール視聴者の視点です。あらゆる座標位置に瞬時に強制移動。

ラストはこれで決まり。エンディングというか完結というか、そう、句読点です。

映像作品を作るというのは実に面白いものです。

それにしても1975年、自主映画を撮るための8ミリフィルムを新宿のヨドバシカメラまで買いに行ったのは梅雨時。

あの頃の情熱よもう一度。

La jeunesse,c'est la passion pour l'inutile./Jean Giono,Triomphe de la vie

-青春とは、役に立たないことに対する情熱である-

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