夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-79E 整備本番が始まりました

2025-01-29 21:13:34 | Weblog

1月27日、HL-79E の整備作業を開始しましたが今日は第二弾です。

先ほど作業の様子をアップロードしました。

動画のファーストカットはこれです。

前回は私自身が顔出しで挨拶をしましたが爺の顔なんて楽しくないのでこれにしました。

工房のアイドル Juliette です。一瞬瞬きをします。

レンズは作業の邪魔になるので取り外し。

自作のキャップをかぶせて撮像管を保護。

この側板をこれから外します。

ビスを緩める様子。

外します。

反対側も同様のカットを撮ってあります。

マザーボード上にある電圧のチェック端子部を説明。

自作のプローブ。電圧チェックで使います。

このアクリル板で作ったカバーも説明。

マザーボード裏の透明カバーを外すカットです。

ここで邪魔な VF を外します。

M3 の支柱です。これをマザーボード取り付け部のねじ穴に入れます。

アクリルのカバーは支柱を使ってこうして取り付けます。

自作のプローブとアクリルカバーはこうして使います。電圧測定の際手で押さえる必要がありません。

デジタルテスターの出番。COM はボディアースです。

やっと作業本番です。ここから開始。

POWER ユニットの +9.6V の確認と調整作業の様子です。

電圧の確認は 6 項目です。それぞれ現状の値を見て必要に応じて調整する様子を撮影。

以下省略しますがラストは再び Juliette で。後ろの本棚に意味があります。

短い動画ですが撮影、キャプチャ、編集、追加撮影、語りの録音、書き出しとエンコードまで、

大変な作業です。

始めたのはいいけどいつまで続きますことやら。

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Ikegami HL-79E 整備 Try-1

2025-01-27 12:06:36 | Weblog

いよいよ Ikegami HL-79E #3 の整備に掛かりました。

第一段階は現状確認です。カラーバーから。

撮影と編集、説明の語りを入れてベース映像は完成しました。

ところがここで大問題に遭遇。Premiere Pro2.0 は HD の書き出しができないんです!

古いソフトですから HD はおまけの機能でした。

参考書はこれです。

この解説書によると外部の HDV カメラに書き出すことができるはずですがうまくいきません。

「トランスコード」は開始するんですが途中でメッセージが出て停止します。

作戦変更です。

Premiere Pro2.0 の書き出しを MPEG にしてみました。

こんな設定です。とりあえずこれでどうだろう。

これでなんとか MPEG 2 ファイルができましたが画質が変です。

設定を変えてみました。「画質」を最高レベルにして、念のため 2パスエンコードです。

今度は正常な画質で書き出しました。

次はこのデータを Shtcut で mp4 に変換する必要があります。

読み込んでくれるかな。

問題なく認識しました。慣れないと面倒臭いソフトですが必要な機能は全部揃っています。

プリセットの Youtube を選んでエンコード開始。

寒いので汗はかかないけど無事エンコード完了。

設定をメモ書きするのが面倒なので今回のプロジェクトを保存しておきました。

顔出しで動画を公開するのは恥ずかしいけどこれからアップロードします。

正常にアップロードが済みました。リンクを張ってあります。

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顔出しで動画を作るって、大変です

2025-01-25 11:42:03 | Weblog

Ikegami HL-79E の整備過程を記録して公開する件です。

第一弾は 79E の現状を紹介するんですが、顔出しは必須だと考えています。

簡単な自己紹介と必要な項目は撮影して Premiere のタイムラインに置いて編集しています。

顔はともかく背景はこれで決まり。

ライトボックスを使ってアイキャッチを入れましたがあまりうまくいきません。

語りを録音するマイクと原稿です。何度録音しても納得がいきませんが馴れれば平気かな。

録音ソフトは Audacity を使います。

先ほどまで録音していたら奥方が掃除機を使い始めて中断です。

外はこんな具合。冬晴れです。今のところ雪は少なくて助かります。

録音再開は午後にしましょう。

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あれの撮影は順調です

2025-01-22 19:54:20 | Weblog

Ikegami HL-79E の整備を記録する作業は始まりました。

ほぼ順調ですが、頭の中は工房の中と同じで整理が大変です。

システムの接続を見ていて改良するところがあると余計なことを考えたら不具合が。

システムの要、canopus ADVC-500 についてです。

矢印のケーブルを追加してもっと便利にしようとしたんですが、

ADVC-500 の CONPOSITE OUT はスルーで信号が出ると考えたんですが出ないんです。

前に CONPOSITE IN が認識しなくて修理したんですが OUT は確認しませんでした。

間違いなく裏の OUT につないだんですが。

また ADVC-500 を分解して調べるのは面倒臭いので無視することにしました。

現状で作業は進められます。

合い間に隣り町へ湧き水を汲みにいきましたが排雪作業でダンプが通るので断念。

往路、最寄りの牟礼駅を見下ろすポイントで写真を撮ることにしました。

何枚か撮って引き揚げようとしたら踏み切りの警報音。下りの列車が手前から入って来ました。。

こんな機会はめったにありません。遠く飯綱山が見えます。雪は少ないけど真冬の情景です。

南の丘は午後の日差し。

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日曜日だけどちょっとだけ

2025-01-19 15:53:26 | Weblog

年金暮らしに日曜なんて関係ありませんがたまにはのんびりしましょう。

外は冬晴れ。今は真冬ですが光は春を予感させます。

のんびりしようと思いましたが結局あれの準備をちょっとだけ。HL-79E の整備についてです。

本番の前に Premiere のタイムラインにあれこれ置いて構成を練りました。

79E の調整、改め整備の記録はそれ自体映像作品にしたいので余計な事を考えます。

メインタイトルは 79E INSTRUCTION MANUAL の表紙の裏を利用します。そこにタイトルを重ねたらどうかな。

表紙をスライドさせて色紙が現れます。

裏からこれが出てきます。

更にスライドさせてノートの紙面が出て来る仕掛けです。

映像作品に無闇に BGM を入れるのは趣味じゃないんですがオープニングはあった方がいいかな。

オープニング BGM は何度もお世話になってきた YouTube Audio Library を探しましたがピッタリのは見つかりません。

昔買ったソフトウェア Sound it! にフリーの短い曲がありました。15秒でオープニングにピッタリ収まります。


午後は駅伝を観てこの後は夜に地区の会合があるので時間が半端で何もできません。

そうそう、これを作り直したんでした。79E 調整に使う回転台。前作よりスマートです。

いよいよ明日から本番です。

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HL-79E 調整準備は最終段階

2025-01-17 14:56:10 | Weblog

放送用カメラの歴史的名機 Ikegami HL-79E の調整を記録する準備は続きます。

事前に段取りを詰めると課題が見えてきました。

カメラ保管棚を若干整理してわかりやすくしましょう。

HL-79E は2台ありますが最初に調整するのは #3 号機です。

棚から降ろして調整台に載せます。

撮影するには背景が問題。とりあえずプラ段を置いてみましたがイマイチ。違う物を考えないと。

電源コネクタとテストケーブルを挿すところも必要かな。

操作部はアップで狙いたいところです。レジ調整はここでやります。

これも説明が必要でしょう。

先日のリハーサルでは説明しながら撮影したので言葉が詰まってうまくいきませんでした。

細かい説明はアフレコにします。ワークステーションにマイクをセット。

録音は Audacity を使いますが使い方を学習。録音できるようになりました。

モノラルモードで録音、「音量と圧縮」で「ノーマライズ」によりレベルを整えます。

録音した声は wav ファイルなので Premiere で読み込めます。

次に確認したのは一番の見せ場。調整画面に波形モニターとベクトルスコープの画面を重ねました。

とりあえずこんな画面になるというサンプルです。自作の延長基板が役に立ちます。

実際に私が観察するのはベクトルスコープの後ろに入れてある15インチの液晶モニターです。

フローチャートによると最初は POWER ユニットの電圧確認です。

専門外なのでどこまで出来るかわかりませんが近いうちに作業開始です。

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自撮りも含めてリハーサル

2025-01-15 18:50:49 | Weblog

HL-79E の調整過程を記録して公開する準備です。

作業の様子は HVR-Z5J で、波形モニター/ベクトルスコープ/オシロスコープの画面は miniDV カメラで撮ります。

手順を考えるため実際に撮影してみることにしましょう。

若干まごつきましたがリハーサルにはなるだろ。

Premiere Pro2.0 で DV カメラで撮った映像を HVR-M15J をから取り込もうとしたらベクトルスコープを撮ったテープがドロップアウト!

 これはクリーニングテープで解決。

HVR-Z5J のテープを同じく HVR-M15J に入れて取り込もうとしたら Premiere が認識しません。

原因を解明するのは面倒なので HVR-Z5J でやったら問題なく認識、キャプチャできました。

私の登場カットです。画面右から現れ椅子に座ってごあいさつ。

カメラ保管棚の HL-79E を指します。

79E を調整作業台に移動。

作業台は回転するようになっていることを見せます。

電源コネクタを挿します。池上独自の 5pin です。

波形モニターとベクトルスコープにセットした DV カメラを紹介。

これが見せ場です。調整の様子は波形モニターとベクトルスコープの映像を重ねるんです。

オシロスコープも同様。どれも SD サイズなので HD 画面にうまく収まります。

回路調整にレンズは使わないので取り外します。R,G,Bch の重なりは最後にします。

今考えているこの項目のラストは最初に戻って棚の前でひとこと言ってフレームアウト。

これでカット割りが掴めました。面白くなってきたぞ!

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Ikegami HL-79E 再調整の直前準備

2025-01-14 11:31:44 | Weblog

いよいよ #3 号機の調整作業が始まります。

今はまだ事前の準備です。厚いマニュアルの巻末に入っているチャートを置いて

79E は調整台に載せました。チャートとの距離は約 2.5m です。

本来なら電源を入れて 30分程度ウォーミングアップする必要がありますがまごついている間に時間が過ぎました。

このスイッチを ENC から MON に切り替えて Gch にします。

窓のロールカーテンを下ろして

アイリスが開放になるようにして被写界深度を浅く。

そう、レンズのフランジバックを正確に調整する必要があるんです。

トラッキングチャートを望遠側一杯に引っ張ってフォーカスを合わせます。

これは生出しの映像をキャプチャしたものです。

フォーカスを正確に合わせるのは波形モニターも使うと便利です。中央のヒゲに注目。

次に広角側にしてフォーカスを確認します。ほぼ合っていましたが再調整。

この作業を繰り返してフランジバックは OK 。

次はカラーバーの確認。業務用/放送用カメラには必ずこの機能があります。

これもキャプチャした画像です。

ベクトルスコープで観察。良好です。

波形モニターもまあまあです。

次は R/G/B 個別の状態を確認します。

Rch です。

Gch

Bch

続いて相互の重なり具合を確認。

R-G はほぼ合っています。

G-B はズレていますね。

R-G-B の重なりはこうです。調整が必要です。

レジ調整は様々な調整項目があるのでひたすら根気作業。丸一日掛かります。短気を起すと収拾不能に。

でも前に HL-95 でやった時はほぼ完全に重なってチャートの線がほとんど見えなくなりました。

要は Gch を完璧にしてそれを基準にすればいい、のかな。

これについては別途このレンズがあるので有効に使えそう。PP にすると内蔵のパターンが写ります。

今日は事前準備ということで作業過程の映像による記録は省略しました。

次は本番です。

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欲をかいて壊しちゃいました

2025-01-13 11:40:57 | Weblog

今調整しようとしているのと別に6年前ジャンクの HL79E をニコイチで復活させようと 挑戦したままの個体があります。

外観はボロだけど稼動可能な物を外観はきれいだけど動かない個体に入れ替えようとしたんです。

あれもなんとかしようと余計な事を考えました。これって、どこまで進めたんだっけ?

外は断続的に雪です。

これが放置したままの HL-79E 。

手始めに入っていなかった POWER ユニットを挿して電圧を測定しました。工房の隅に転がっていた物です。

-4.8V が NG です。

事実上ゼロボルト。

これが転がっていた POWER ユニットです。6年前に直した物か不明。

冒険ですがこれを入れて電源を ON 。カラーバーは出ましたがこんな状態です。

POWER ユニットから基板を出して観察するとここが焼けています。

表を見ると載っているのはこのトランジスタです。

自分のブログを調べたらトランジスタを2個交換していたようですがこのユニットかは不明。

回路図ではこれです。

C2983 ですね。

どこかに POWER ユニットがもう1セットあるはずですが見つかりません。

ちょっと心配ですが本体に挿して電源を入れて放置。

しばらくすると、あれっ、何か焦げ臭いぞ!。

POWER ユニットを抜いて基板を見たら先ほどより焦げているじゃないですか。

電子回路は苦手です。TR14 が焼けたのは負荷側に問題があるんでしょうか。

ここまでにしておきましょう。もう1セットがもし見つかったらその時に考えます。

POWER 以外の各ユニットは貴重なスペアということで勝手に納得。

いやはや連休最終日に余計なことをしました。


外は相変わらず雪が降り続いています。

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Ikegami HL-79E 調整準備完了

2025-01-12 15:49:09 | Weblog

セリアにこれがあったので買ってきました。使用目的にピッタリ。

HL-79E の調整で一番先にやるのが POWER ユニットの電圧チェックと調整です。

ところがチェック端子はマザーボードの裏。調整は表の POWER ユニット側でやります。

アクリル板に穴を開けてからマザーボードのここのビスをこんなのに入れ替えます。

そこにアクリル板を仮り付けします。

これは前に何かから取り出したパーツで作った電極。リード線が細くて取れたので改めて太目の線を半田付け。

裏はこんな形状です。りん青銅系?でバネ性は良好。

チェック端子部は絶縁板に穴が開けられています。

マザーボードの絶縁板とアクリル板の間にこんな具合に電極をセットします。

テストリードは先端がバナナチップ。テスターに挿します。

これがあれば表から調整の様子が記録できます。右端が POWER ユニット。

HL-79E の POWER ユニットは +255V と +730V があるので通常のようにテスター棒を当てるのは危険。

これで安心して調整することが出来ます。

以上、準備は完了。来週から調整を始めましょうか。

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