2/2 自分史の一コマ。結婚披露宴当日,昨日の式もそうだが 伯父たちが玄関で来客者の出迎えをその日も続けてくれていた。何と私達に手助けしてくれていた歓迎風景だったことか。
当日も近所のご婦人たちと私の姉たちが接待に忙しく飛び回って動いてくれていた。
10時からの披露宴である。出席者は勤め先の上司,同僚や私や嫁の友人たちが汽車などを使って続々と集まってくれ,勤めの上司の一人が司会者となり,仲人さんも加わって宴が始まった。
昨日の式と同様に4部屋がいっぱいに埋め尽くされて,ワイワイガヤガヤで酒もグイグイ飲み出し盛り上がりも最高潮に達した。我が女房もピンクの晴れ着でお酌に奔走。私は返杯の繰り返しで早々ほろ酔いどころか酔いつぶれの寸前。
今思い出されるに,盃は扇形でデカイからたまったものではない。お燗がついているので早く回るのだ。クルクルと・・・・
皆んなが帰る14時頃は酔いつぶれて見送りもできず,姉が介抱してくれた有様で,後の語り草となった。
一方,花嫁は玄関で靴を間違えて帰りかけた方を追いかけ,連れ戻して靴を交換させたんだよと,夜 話してくれた。田舎の玄関土間の靴は多し,酔っているから無事履き替えて帰ったとか。
今から,何十年前を思い出し,いい時代だったなぁーと,懐かしんだ。白黒写真には酔っ払いの赤い顔は映らない時代風景であった。