選ばれたのなら

この時間帯、私はいつも混乱しているの。

知らねーよ。

現実と理想のことを考えていました。
なりたいものになれないとしても、
それをあきらめるべきだろうか。
なりたいものがあるのに。

それに加えて
別のことで選ばれてしまったら
どうする？
そっちに才能があるなら
それでいいですよね。

でもそれにあらがおうとするんだ。
最初は。
でも徐々にきっと選ばれた道を歩みだす。
それで幸せだと思おうとするのかな。

出川哲朗さんっているでしょ。
皆さん、芸人さんだと思っているかと思いますけど、
最初は役者さんです。
劇団を立ち上げて、
三國連太郎みたいな役者になりたいと夢を持っていて、
芸能事務所に所属している縁で出たテレビで
大ハネして
今に至ります。
ちょっと端折りすぎました。
お笑いが好きなわけじゃなくて
ただただ神様に選ばれてしまった人です。
もともと彼の行く先々で面白いことが起こる。
勘違いや発言、すべてがまるっと常人を超えるものがあった。
それがテレビというメディアを通して仕事になった。
だから
仕事の進め方や心意気はあるけれど、
自分からは面白いものをコントロールできない。
自分がなぜ笑われているのかわからず、
そのせいで立ち居振る舞いは最初のころ、ぎくしゃくしていて、
見事な嫌われ者としてますます名をあげ、
20年以上の年月をかけて
少しずつ自分の道を踏み固めて
幅広い年齢層に受け入れられる面白い人になったのだ
と偉そうに思っています。

最近は、
小説を書きながらそんなことを考えていました。
何かに使えるでしょうか。