今、有名シェフのインタビューをたくさん読んでいます。
まとめあげた編集のセンスもあるのでしょうが、インタビューって格好つけてできるものです。
それをニヤニヤ見ているわけです。
漫画みたいな生い立ち、過剰に自分を大きく見せる人、また面白いエピソードをたっくさん持っている人、
研究者みたいな料理人。
とっても面白いです。
できあがる優雅な一皿に対して、その過酷な労働環境や才能のことを考えると、これもまた面白い世界だと思った次第です。
女性料理人については、ちなみに今のところ、うさんくさいインタビューには出会っていません。絶対数が少ないから、というのもあります。
うさんくさいのを読みたいんですけど、みなさん一様に肝が据わっていて、謙虚で、格好いい。
男性社会の体育会系だと聞きますので、そういったバックグラウンドの中で生き抜いた人々だから、それはそうか、と思います。
そういえば、ちょっと前に、日本料理の料理人の暴行事件がありましたけど、今、いろんな資料を読み込んだ後では、
そんなに驚くことでもないな、って思います。
バイオレンスな匂いがする。
フランスで、
厨房の暴力いじめを廃止しよう、
って、偉いシェフが声をあげて、組合で宣言に至ったというニュースもあるし
なかなかドラマチックワールド。
フランス料理を日本に伝えたシェフの話もおもろいし。
古い価値観を壊し、新しいものが流行り、また懐古するというのも、どの文化にも当てはまる。
そしてこの間勉強したばかりの西洋美術史とかぶるかぶる。
なにか一品作ってみようと思っております。