アンソニー・ホロヴィッツ作スーザン・ライランド・シリーズ
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』を読んだ私は
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違うシリーズに手を付けました。
ホーソーン&ホロヴィッツ シリーズです。
2024年までに5作がでている人気シリーズで、
その最初の2作品を読、、、、オーディブルだから聞きました。
ちなみに、オーディブルでは4作目まで『ナイフをひねれば』が聞けます。
第5作はこの9月に日本版が出版ででたばっかりっぽかった。
ホーソーン&ホロヴィッツ の二人が主人公のバディものです。
ホロヴィッツ?
作者の名前と一緒じゃん。
と思った私。
そうです。
作者が自分役として、小説の中に登場します。
それが腕利きの探偵ホーソーンとコンビとして事件を捜査します。
どこまでが現実かわからなくなるような
おもしろい仕掛け。
ドラマの撮影シーン、担当編集者とのやり取りなど売れっ子の脚本家・作家ってこんな感じなのね、うらやま。
と思ったり、
自分が事件に遭遇する場面は臨場感がすごくて、
現場の信ぴょう性が高い。
だがな、だがな。
作家本人は、自分をアホに書きすぎている気がする。
翻訳だからか?
わからないけれど、
とにかくホロヴィッツが間抜けで、足をひっぱり、
勘違いして突き進む。
こちらは、
またやっているよ、これはミスリードを仕掛けているな、
と勘ぐってしまう。
いや、一部は合っているんだろうな、このあからさまな表現だと、さすがに。
とか。
で、二作とも、私の想像を超えることがなかったので、
続きは聴くことをやめました。ごめんなさい。
耳で聞くから余計に、ヒントとしてちりばめた、言葉の違和感が気になるのかしら。
勘ぐり癖さえなければ、面白く読めるはず。
ちなみに、日本語訳のタイトルだけでは気づかない
原作の言葉遊びに気づきました。
日本と英語タイトルを並べると、、、
1 メインテーマは殺人 The Word Is Murder
2 その裁きは死 The Sentence Is Death
3 殺しへのライン A Line to Kill
4 ナイフをひねれば The Twist of a Knife
5 死はすぐそばに Close to Death
日本語タイトルは意訳していると思われるんですが
全部
文章もしくは小説に使用される用語をダブルミーニングになるように使っている。
Word 言葉
Sentence 文
Line セリフ
Twist 展開
Close 絞め
TwistとCloseは、ちょいと自信ないけれども。
それにしたって、おっしゃれー!主人公が探偵と小説家だから?粋だね。