アイランド 森瑤子

感想を書いた気になっていましたが、
どうやら書いていないらしい。




1980年代に書かれた30年後の未来。
2008年を舞台に運命に道びかれた男女の恋愛小説。
森瑤子先生がどんな未来を描いたのか
2018年の今、それを考えて読むと面白い。

交通網の発達がすごいことなっています。
国内は15分くらいで移動。海外もスッと行ける。
ところが携帯電話でいろいろできるという発想はない。
電話は電話だし、手紙は紙で超高速の筒を通ってやってくる。
一家に一台お手伝いロボット、自動体洗い機、出前サービスなど。
未来っぽい。

でもなんかみんなが空虚に感じていたりとか
豊かさとは何かと考える気持ちとか
あえて不便を楽しむこととかが
この２０１８年に常々感じていることであり、
けっこうすごい当たっているって思いました。

未来の話を書こうとしているんだけど
頭で描けないんだよな。
すごくムズイ。ない世界を書くって、すごい。

スクープ 今野敏

読みました。
夜10時のニュース番組の記者が主人公。
のらりくらりいっつもサボっているようで
独占スクープをゲットする。

おもしろ！そして読みやすい。
社会の裏側を描いていながら、するする読める。
すごいな。

あまりの著作の多さに
どこから手をつけて良いのやら
迷いに迷ってこちらに。

今は、
まとめサイトがあるのでありがたい。
その著者で検索すると、
おススメを教えてくれる。

このまま、このシリーズ読めば良いのか
他のシリーズに行くべきか
迷い中。

最後の章、一章完結の連作なんですが、
渋谷のチーマーっぽい風情が出てきます。
最近渋谷によく行くので
こわ！
いや、そうだ、かつてはこんなイメージの街だったわ
と思い出した。

根源のなにか

家で牛丼をつくったら、
信じられないくらいオイシイ。

そりゃあ牛肉を一人２００グラム以上入れてんだから
そうだろうなとは思うんだけど、
ハッとする。
ここのところ、お惣菜やコンビニのお世話になってばかり。
明らかに何かが違う。
おいしさの根源的なものが。

肉や安いやつで
固くなっちゃったし、
玉ねぎもしなびたものを使った。
タマゴもつぶれちゃったけど、
まーおいしいわ。
おいしいおいしい
と、連呼して
親子で食べました。

手作りっていいわね。
というか、牛丼は絶対に手作り。
からあげ、てんぷらなど揚げ物系、
餃子も手作りがうまいよな。

根源が違う。なんだろう、あれ。
作っている時の美味しいものが食べたいという欲望かな。



フレンチトーストね。
めったに作らないけど、
お金出してまで食べるものかね。
カッスカスに乾燥したパンを美味しく食べるための料理だぜ。
でも外食で一個食べてみたら、うっま！
そうかそもそも美味しい料理だったのだ。
見習うべきは、これでもかっていうほどのバターとシロップ。
これをかける勇気はなかなか自宅ではでない。

10年前の私

2008年～2012年の日記が出てきました。



芸人さんのネット配信を見てましたら、
2009年のことを話していて、
もしかして私、その時に、その芸人さんの舞台を拝見しているかもしれないわ
そう思って引っ張りだしたのです。

結果、見ていたことがわかったのですが、
それにしても、
私は本当にお笑いが大好きです。
一か月に1回以上は
ちいさな娘を誰かに預けて
ライブを見に行ってます。
それなのにとっても我慢している気になっていました。
精神的にはきっつきつだったのでしょう。
だからこそ、お笑いを求めていたのかな。
ほとんど忘れているんだけど、楽しめたんでしょうかね。

また年末の賞レースに一喜一憂している私。
今でもまったく同じ年末をおくっている。
せわないね。
前の十年がそうだったのだから、
たぶん、この後の十年もまったく同じだろうな。

どうにかこうにか笑って生きています。
極貧は変わらないけど。
あらためて、笑って生きていきたい。

おもろい要素

本を粛々と読んでおります。
とにかく読み足りていないので。

面白い人がこんなにいっぱいいるんだな
って、打ちのめされそうになります。

私は、お笑い大好きですけど、
すべての表現者、いや、そればっかりじゃなくて、人や物や事象を「面白い」基準で見ている。

うーわ、おもろ！

って、
泣けるものでも、怖いものでも、ラブリーなものでも
つい言ってしまう。
その要素あるから、おもろい要素。

逆にいいものでも
おもろい要素低かったら、
ま、いいや
って思っちゃうんだよね。
音楽とかってその要素、低くないですか？
いや、絶対的に面白い人たっくさんいますけどね。
音楽的に面白いものも。

今は、
今野敏さんの本、読んでます。
おもろい。