歩き廻ってパチリ 

・~・~・~・ あっちこっち出歩いて撮った写真を載せています ・~・~・~・

勝負は引き分け

2011年11月15日 | 動物

新潟・長岡市、小千谷市で行われている 「牛の角突き」 は、江戸時代から行われていて
その歴史は古く、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な行事です。
山古志、小千谷には闘牛場があって、毎年5月から11月には定期的に取り組みが 
行われていますが、小千谷の今年最後の取組を見に行きました。
「牛の角突き」 は闘牛の一種ではありますが、全国各地の闘牛のように
勝負を決めるのではなく、 原則として 「引き分け」 に終わらせます。
これは、神事であり、牛の闘争心を保つために、そのようにされているそうです。

外で見る牛はおとなしそうな顔をしていますが、場内に入るとウォーッウォーッと大きく吠え、
前足で地面を掻いて闘争心を高めるようなしぐさをします。 
綱持ちが曳き綱をたぐり寄せて、牛を近づけて対戦は始まりますが、
牛の周りには勢子(牛を駆り立てる人)がいて、大きな声で牛に気合を入れます。
力を尽くした戦いがある程度続くと、勢子長がタイミングを見計らって、
引き分けの合図を出し、勢子は対戦中の両牛を引き離します。
勢子は牛の後足に綱をかけて、牛を後方に引っ張るとともに
牛の急所の鼻の穴に指を突っ込み、角も持って、牛の闘争心を鎮めます。

雨天決行で、雨の中でも取組は行われましたが、会場は、泥沼のようになって、
アップで撮った写真を見ると 牛は泥まみれで、まるでカバみたいな顔になって
眼に泥が入っているのではないかと心配になります。

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力強い角突き。

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会場の様子。(観客席の半分くらいは屋根付きになっています。)

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入場する牛。(化粧まわしみたいな飾りをつけて入場します。)

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取組の様子。(緑の服が勢子長、引き分けのタイミングを決めます。)

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戦う両牛は段々と泥まみれになっていました。

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引き分けさせる勢子も泥まみれです。

写真をクリックすると大きな画像になります。

 

横綱クラスの取り組みの様子 

右下隅のボタンで、大画面でご覧ください。

コメント (4)
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