藤沢市・常立寺(じょうりゅうじ)で、本堂前にある「紅白の枝垂れ梅」が
見ごろを迎えていると先日新聞に報道されていましたので出かけてみました。
常立寺は江ノ電・江ノ島駅のすぐ近くにある日蓮宗のお寺で、このお寺は「枝垂れ梅」と共に
鎌倉時代の元寇の際に処刑された「元の使者」を供養する塔があることで知られています。
本堂正面。(枝垂れ梅は右手、元使塚は左手。)
紅白の枝垂れ梅。
「元使塚」(元使は元(現在のモンゴル)から派遣された特使のこと。)
鎌倉時代の元寇(文永、弘安の役)の際に、元の皇帝からの国書(降伏勧告)を持って日本に来た元使が、
スパイ容疑で近くの龍口刑場(現在の龍口寺の場所)で処刑されたそうですが、その元使5人の供養塔が建てられています。
塔はモンゴル式にハダクという青い布を巻いて供養されており、
モンゴルの大統領や大相撲のモンゴル力士(朝青龍、白鵬、他)が墓参されたことがあるそうです。
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