浄土宗の大本山である鎌倉光明寺で行われる「十夜法要」は、
五百余年の歴史がある浄土宗の重要な行事で10月12日から15日にかけて行われますが、
今回初めて 13日の日中法要の時にお参りしました。
「十夜法要」は、
「この世で十日十夜、善い行いをすることは、仏さまのもとで善い行いを千年することにも勝る」
という教えを実践する法要で、昼夜を通して念仏を唱え、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要。
最初は鎌倉光明寺で行われたが、今はこの時期全国の浄土宗のお寺で行われており、
その期間も、10日から、5日、3日、あるいは1日と短縮されて行われている。
【 光明寺 境内 】
本殿の前には、大きな回向柱が立っており、白い「善の綱」は本堂のご本尊の手につながっています。
「右」は本殿側から山門方向を見たところ。
境内には、たくさんの露店が並んでいて、夕方からは大変なにぎわいになりそうです。
【 練 行 列 】
日中法要のお導師がたくさんの僧侶、詠唱講の人たち、お稚児さんたちを従えて
「九品寺」から「光明寺」に向かって「練行列」が行われました。
【 山 門 】
お十夜の時は、山門の特別公開が行われますので、初めて上がってみました。
この山門は、1847年に造られたもので、鎌倉の寺院の門では最大の格式を備えているそうです。
山門の上から見た本殿側(左)、参道側(右)で、
海に開けた参道にたくさんの露店が並んでいます。
山門楼上には、釈迦如来、四天王、十六羅漢が安置されています。
【 光明寺裏山からの展望 】
光明寺の右手から登った「展望台」は「かながわの景勝50選」にも選ばれたところです。
天気が良ければ、富士山もよく見えるそうですが、当日は残念ながら曇っていました。
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