志賀高原山の駅
ここに大勝軒がある
久しぶりの大勝軒
メニューはお高いですね
店内はひろびろ
券売機で食券購入
神様のお言葉
合計2150円はさすがに・・・
焼きすぎぢゃねえ?
これで1500円か
郷愁はなかったね
これを週一で食べていたのか?
タケノコはシャキシャキ
確かにあの当時の様な味
甘酸っぱい
この味だったか??
私がラーメン食べ歩きをするようになったのは、26才だったと思う。
小田原のラーメン味一に出会ってから。
それまでの私は、ラーメンには野菜餡や炒め物がのっているのがラーメン。
チャーシューとメンマだけのラーメンは、食事として不満で食べなかった。
だが、味一と出会いスープが美味ければ具が無くてもいいと思った。
味一に暫く通ううちに、他のラーメンも食べたくなってきた。
東京の環七までラーメンを食べ歩きに行った。
ラーメン本などを買い、美味い店を求め続けた。
その中で、池袋大勝軒に行ってみよう!となり、行ってみた。
行列に並び、もりそばを食べた。
美味かった。
つけ麺という物を、人生初めて食べてみて衝撃を受けた。
それからは、休日は池袋迄行き並んで食べる。
当時は、麺屋ごとうの後藤兄弟が修行をしていた。
持ち帰りで、シューマイが持ち帰り出来た時代だった。
店内でビールを呑むために、ファーストロットと呼ばれる、
最初の15人だったかな?それに加わるために、
朝の8時に並んだこともある。
兎に角、池袋に通い続け山岸さんが、最初の客だけ麺上げをして終わり、
となる迄通い続けた。
私にとって、池袋大勝軒の味は絶対に忘れられない味である。
その後、お弟子さんと思われる店も、何軒か行った。
だが、未だラーメンの神様の感動は無い。
そんなところへ、長野に大勝軒が出来た情報を得る。
冬期営業期間、行かれなかったので、夏営業開始を知り志賀高原へ。
店の名前は、「山ノ内大勝軒」。
お茶の水大勝軒の店主が、山岸一雄さんの故郷長野で店を!
という思いで出来た店。
先述したが、冬のスキーシーズンのさなかに出来た店。
行きたかったが、スタッドレスタイヤを減らしてまでは、
と思い行かなかった。
6月から夏営業を開始したというので、行ってみた。
人生初の志賀高原だが、散策するにはいい所だね。
冬は来る気がしないが、この時期は避暑を兼ねていいかも。
実際、もっと早く来れば散策が出来たな。
場所は、志賀高原山の駅という大きな山荘みたいな建物の中。
隣には、ロープウェイのゴンドラがあるが休止中。
山の駅の中は、お土産なども売っているが、買わない。w
目当ての店は、かなり広々としたスペース。
入口の横にはメニューがある。
もりそばとラーメンがある。
正直な所、少々お高い価格設定。
場所がら、材料輸送やショバ代などコストがかかるようだ。
それを鑑みても、高いな。
もりそばを注文するのは決まっている。
後はどうする?
もりそばとラーメンを食べるか?
カレーを食べるか?
2食は余裕で食べられるので、もりそばとラーメンもいいかな?
悩んだ末に、もりそばと餃子にした。
美味かったら、カレーでもラーメンでも追加すればいいと考えた。
餃子も高いけど、餃子は常連の証しなんだよね。
常連のラーメンに、山岸さんがおまけでのせてくれるのだ。
そんな餃子を懐かしく思い、高いが購入。
もりそばは、チャーシューだよな!と思ったが、
根曲がりだけの入った、もりたけのこが気になる。
私は、根曲がりだけを食べた事が無い!
長野に来て、食べてみよう!と思った食材でもある。
もりたけのこ1300円に、麺大盛り200円を購入。
全部で2150円かよ。
大勝軒では、有りえない価格だな。
食券を買うと、受付のおばちゃんに券を渡す。
あとは、席で待つことになる。
店内は、窓側には景色を一望できる席がある。
しかし、そこは先客に取られてしまったな。
普通にテーブル席に座る。
感染対策ということで、テーブルにはパーテーションがある。
お冷はセルフ。
箸や調味料なども専用のコーナーがある。
入店して20分が過ぎたかな。
まずは、餃子が来た。
来たといっても、セルフなので自分で取りに行く。
焼き過ぎじゃねぇ?
少し、焦げてるでしょ。
食べてみると、焼き目はサクサク食感。
中の餡はざっくり食感の野菜中心。
ややジューシー感がある。
美味いと言えば、美味い。
でも高いよな。
やがてもりそばで呼ばれる。
麺の量は、昔の大勝軒の大盛りより少ない。
余裕で食べ切れますね。
つけ汁にはあらかじめ、ニンニクと豆板醤を自分で入れた。
昔もその様に、食べていたので。
麺だけを食べてみますか。
スルスルと、のど越しがいいですね。
やややわらかめの麺は、大勝軒はこれだよねと思う。
つけ汁に浸けて、いただきます。
甘酸っぱい味わいのつけ汁。
ニンニクと豆板醤のフレーバーも、昔と一緒。
チャーシューは、醤油で煮たもので一緒だな。
根曲がりだけは、シャキシャキ食感。
少し、エグミを感じるかな。
根曲がりだけって、こんな味なんだ。
普通に、浅堀のタケノコの方がいいかな。
麺はスルスルと喉を通り越し、胃の中へ。
あっという間に食べ終える。
そして、池袋時代の大勝軒で一度もやらなかった事。
つけ汁のスープ割をする。
調味料コーナーに、ポットにはいったお湯?があるので割る。
完食。
思うに、時代の流れは残酷で。
今や、私が好きなつけ麺は昆布水が主流。
麺もスープも進化をしている。
昔夢中になった味は、今の私には物足りない物。
客は、引きも切らず訪れる。
この広い店内が、満席状態。
また来るかと訊かれれば、どうでしょうかね。
初恋の人に、20年ぶりに会ったら、
おまえは誰だ!
そんな気持ち。