しまだ大井川 サラリーマンは白骨街道を行く

10月28日　日曜日　しまだ大井川　サラリーマンは白骨街道を行く

27キロ地点エイドで、三人娘さんとイケメンの写真を撮り、給水をいただく。
「大丈夫ですか？上着脱いだら？」
心の優しいお姉さんたちである。普段モテたことが無い男は、こういう言葉にフラッとなるのだ。
鶴の恩返しではないが、この1杯のスポーツドリンクの御恩は、何らかの形で返させていただきます。ですから電話番号教えて・・・なんて言えるわけないだろう(笑)。言ったら変態である。
ここで猛烈に咳き込んだ。止まらん～！
これ以降は走ったり歩いたりしておりましたが、私が走る速さと、横のにーちゃんの歩く速さがほとんど変わらなかったので、ついに諦めた。
歩こう。
諦めて完全に歩こう。
♪上を向いて～歩こうよ～とハミングしてたら女性のランナーに笑われた(笑)。
ただし歩くと余裕が出来て、あちこちの美人さんの写真をいっぱい撮れました。わははは、怪我の功名。

30キロを過ぎて、隣の人と駄弁りながら歩いておりました。もう気分は散歩(笑)。
「良い天気ですなあ」
「こんな日にウォーキング大会とは結構ですな」
「うははは」
この辺りはもう100％近く歩いてる人ばかり。残り12キロをですが2時間半あるので、ほぼ完走（完歩）出来ます。

と、目の前に着ぐるみさんが倒れておりました！大丈夫でしょうか？
この暑さです。仮装ランナーの皆さんは、調整が大変だと思う。この後立ち上がられたので大丈夫みたいでした。

もう何度もタオルで拭き払っているのですが、10分も経つと塩を吹いて白くなります。人間塩漬け状態です。この時点で31キロ。
普通これだけ汗をかいたら、塩分ナトリウム不足で足が攣るのですが、今回は早めにウォーキングに切り替え、塩飴のど飴を舐めまくってますので、攣りそうにはないみたいです。

31キロのエイドでの美女図鑑です。島田市は美人が多いなあ。
この時点で先ほどから断続的に続いていた咳が、ようやく終わってきました。ですがいつ再発するかわかりませんので、大きく息を吸い込んで刺激を与えるようなことは、ちょっと避けねばなりません。

もうやけくそなので、警備にあたっておられた地元消防団の美人さん（消防団で若い女性は珍しい）を撮影。健康美人は良いのだ。
やっぱ女性は、化粧して色気のある人よりも、こういう汗が似合うスポーツマンが一番良いと思う。そういう意味で、マラソン大会は私にとって天国なのです(笑)。
ビルのエレベーターなんかで、香水バンバン匂う女性に遭遇すると、あまりいい気分がしません。化粧の濃い女性はあまり好きではないのだよ。
アスリートの女性はカッコいいのだ。
でも世間一般の男性では、「化粧して色気のある女性」の方が人気があるんだよなあ。俺にはわからん。

消防団の美女に見送られ、這う這うの体で33キロ地点の大エイドに到着した。
上の写真は、「欠食児童」か「難民」としか思えないような人たち。普通のランナーは「時間を惜しんでかき込む」のですが、この辺りのランナーは「完走出来りゃええから、時間いっぱい食べよう」と考える人たち。
ここで近くを歩いていたご夫婦と、話をしながら何と20分滞在(笑)。めっちゃ食いまくりました。
「写真は恥ずかしいから」という事で撮りませんでしたが、東京から来られた50歳代のご夫婦でして、マラソン歴は20年ほど。最近はタイムよりも、旅とセットで大会自体を楽しんでおられるそうだ。
私の仮装を見て、「凄いですねえ、楽しんでおられますねえ」と褒めてくださいました。ありがとうございます。
奥様に、「美人女性を撮影しながら走ってる」と説明し、本日撮った画像を見ていただいたら、大笑いされてしまった。
「あっはっは！私もイケメンを撮りながら走ってみよう」
と言って、私の写真をバンバン取り始められた。私なんか撮ってどうするんですか(笑)。
最近始めたのは、ご夫婦で旅行先を旅ランするのが趣味になりつつあるそうなのです。
ラーメンを3杯、・その他もろもろを食べながら話をしていたら、20分も経ってしまった。
嫁さんに、「他のランナーさんとの交流も楽しいぞ」と以前言ったことがあるのですが、
「それは遅いランナーの負け惜しみか？」と切り返されたことがある。しくしく(泣)。
飲み食いで腹が(笑)。
「あー、動きたくねえ」
「リタイヤしたいです」
「ビールがあればなあ」
勇気を振り絞って立ち上がる。残り9キロ。

次回予告、「しまだ大井川　サラリーマン自宅に帰る」

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