6月15日 日曜日 空手の昇段試験
夜に試験があるので、昼間に簡単にウォームアップし、後はひたすら寝てました(笑)。
夕方子供が部活の陸上の大会から戻ってきた。私が試験に出かける直前に帰ってきたので、急遽子供と嫁さんが試験の観戦に行くことになりドタバタしていたため、7時の開始時間にギリギリであった。
今回の受験者は私一人。「どへー!」と言いながらも分っていた事です。
試験官にA先生・M先生。十人組手要員としてk先生、K藤さん。
見学者は、うちの嫁さんと子供。子供は休会中ですが、時間が余ったら稽古に参加します。
着替えの間にA先生・M先生が試験内容の確認と打ち合わせ。
「あーだこーだ・・・」
一体何を相談してるのか凄く興味深々なのではあるが、聞いてしまってはズルになるのでスルー(笑)。子供にセンターの中の自販機で、スポドリを買って来てもらう。
あー、緊張してきた。
7時15分試験開始。私以外の方は、後ろで同じように形の練習。
「まずは形試験・手技から行きます。正拳突き!」
正拳から始まり突き技・廻し技等どんどん進んでいく。
「脇を絞めて、引手は後ろに、膝を曲げて腰を落として・・・ぶつぶつ」
と呟きながらやってましたが、やはり頭の中が白くなって、とんでもない間違いをしてしまった。
「裏拳顔面打ち」の構えを間違って、前の流派の「左右裏拳顔面打ち」の構えにしてしまった。先生方があれ?という顔をしてたので、
「おかしいな、俺間違ってるのか?左右裏拳顔面打ちだとこの構えなのに・・・ああああ、しまった!これは前の流派の裏拳顔面打ちだったあ!」
と急遽訂正しました。間違った私を見て嫁さん笑ってた(←ひどい)。
受技の形・足技の形と続く。頭の中が白くなってあんまり覚えてませんが、足技の後ろ蹴りで、左右を間違えた事に途中気づき、
「ええい、このまま行ってしまえ!」
と開き直ってからは冷静に出来るようになりました。
でも頭の中が白くなってる間、いくつか間違ってるんだろうなあ。
足技の関節蹴りの時は、最初は膝を曲げてやってたんですが、段々しんどくなって膝が伸びてきた(笑)。自分の衰えを感じましたよー。
単発の形をすべて終えて、移動の形に入る。やりながらも、
「ちゃんと腰が落ちてるかなあ。軸がブレてへんかなあ。めりはりついてるかなあ」
と思いながらしてた。他人の目から見てどうでしたかねえ(笑)。
連続の移動の形も終わり、最後にはステップワークの足捌きのテスト。これはまあ自分でも問題なしだったと思う。
しかし一番基礎の基礎である手技(裏拳顔面打ち)の構えを間違ったには痛い!
「一旦休憩し、この後実技試験に入ります。皆さん準備をお願いします」
10分ほどの休憩で、軽い屈伸と水分補給。写真ではまだ気合が入ってます。
体が疲れたのではなく、形を間違ったのでパニックになり疲れた(笑)。
k先生によりますと、通常のフルコンの場合、1分を10ラウンド、インターバルは交代の時間・挨拶の時間だけで10~20秒らしいです。
20人組手の場合は、1分×10人やった所で5分間の休憩だそうですが・・・私は10~20秒のインターバルだけだと絶対に持たない(笑)。
今回は1ラウンド2分という変則的なものなので、アマチュアボクシングのように、1ラウンド2分。ラウンドの間のインターバルは1分です。あとで考えたら、この1分間のインターバルで何とか持ったようなものです。
k先生から、開始時の礼法を簡単に教わり、十人組手が始まりました。すいません、十人組手の記事を詳しく書きたいのですが、無我夢中でほとんど覚えてません。幸い子供が大量に写真を撮っていたので、かろうじて思い出しながら(笑)。
1人目はk先生。いきなり最強の人とやる羽目に(笑)。と言ってもk先生は私のレベルに合わせて組手をして下さってるのが、ひしひしとわかる(笑)。本気になったら絶対に当てさせない私のパンチを、ボディで受け止めて下さってる。
自分でも力がガチガチに入ってるのがわかります。いかんいかん、この力み具合だと最後までもたん。
終わった所で礼。
「T岡さん、肩の力を抜いて。リラックスして」
とk先生。この時点でかなりバテた。
2人目はうちのホープK藤さん。
遠くからの突きを捌いてパンチから前に出ようとした所を、インローを食らいました。写真はその寸前です。でインローを前に出て受けてしまって、モロ金〇に当たってしまった。
「うううおおお~」
組手は1分半ほど中断。うめきながらも、
「いてえええ~、でもファールカップ(別名ちんちんカップ)修理して来て良かったよ~。壊れたままだったら、おかま空手家になってたな。
タイにはおかまキックボクサーが沢山いるけど、日本初のおかま空手家の誕生かー」
なんて下らん事を考えてた。バカです。
3人目はM先生。鋭い打撃がどんどん飛んで来る。軸足蹴りで何度かバランスを崩させるが、パンチのコンビネーション・蹴りの連続を受けきれません。写真のように距離を潰してピタッとくっ付き休んでます(笑)。
4人目A先生。軸足蹴りを試すも、スタンスが狭いA先生には通じません。スタミナ切れで足が上がらない。パンチだけになってしまった。
思い切って蹴りを入れてもスカされるので空振りになる。空振りほど疲れるものはありません。
この時点でコンビネーション崩壊(笑)。1・2・3・4というどころかワンツーになった。最後のほうには単発になっております。
この時1ラウンド2分を希望した自分の馬鹿さ加減に、ようやく気が付きました(←遅いよ)。インターバルをボクシングと同じ1分ほど取ってるとはいえ、それだけでは回復しない。
手足に乳酸が溜まってるのがわかります。鉛の重さ。
5人目k先生。写真はk先生のパンチをもろに鳩尾に喰らって悶絶してるオヤジの写真です(笑)。この少し前に前蹴りを鳩尾に貰って、悶絶してます。このラウンドで2KO負けです(笑)。
疲れてガードが下がって開いたところを、ピンポイント爆撃のように狙われております。貰いながらも「さすがはk先生だなー」と感心してしまいました。
このラウンドはボロボロ。挨拶が終わった時点で、
「あかん、俺ダメ。10人もたん」
と真剣に思ってしまった。
6人目K藤さん。
すいません、写真がありません。写真係の息子に飲料水を買いに行かせていたので、このラウンド写真無し。
K藤さんのアウトレンジからの鋭い突きに対抗して、アウトレンジで足を使って回ってたら、次第に息が回復してきた。やはり足を使わないとリズムが取れない。でもいいのを何発か貰った。ガードをぶち壊して入ってくる鋭い突きで胸が痛い。
終了後に裸になった時に、胸部にあちこち赤い跡がありましたが、ほとんどがK藤さんの遠距離からの踏み込んだ突きです。疲れてガードが下がっていた事もあって、まともに何発も受けてしまった。
時折k先生のアドバイス、
「T岡さん、ガード上げて!」
という声が聞こえ、
「ハイ!」
と返事してるのですが、腕が鉛のように重くてすぐ下がってしまう。
息は大分楽になってきましたが、手足が重くて動かんー!あと4人!頑張れ俺の手足!
7人目M先生。
疲れてガードが下がった所を、パンチがガンガン入る。ボディへのパンチは体力をそぎます。
今振り返ると、5人目のk先生の時と、7人目のM先生の時が一番しんどかった。
始まっていきなりダブルのローを喰らった。
「うわああ!ダブルかあー!」
受けてる人間が叫んでしまった(笑)。
これは痛かった。続けざまにボディへのパンチ。いかん、近距離だとパンチとローでボロボロになる。
ボディへのパンチを嫌って、距離を取り足を使うと、やはり息が治まってきた。うーむガチの打ち合いはリズムを取れない・・・のは私が下手糞な証拠(笑)。
距離とってリズムリズム。
そのせいもあってなのか、このラウンドの中頃から、しんどいのが無くなって息が治まってきた。ランナーズハイの状態なのか?息継ぎがマラソンの時と同じように、リズムに乗ってきた。ようやく体が慣れて来たのか?
ダブルのローで右太ももがパンパン。足を引きずるなー!痛いの見せたら心が折れそうです。
大した事ない大した事ない!と自分に言い聞かせる・・・でも痛い。
8人目A先生。
息が整ってきたので、「すーすーはーはー」とテンポを取りながら、腰を落としガードを固めて近づく。ガードを固めると途端ボディへのパンチを貰わなくなり、必然的にスタミナを奪われる事も無くなる。
さっきまでチアノーゼ寸前だったのは何でじゃー!
後から原因を冷静に考えると、6人目K藤さんでアウトレンジからの突きを嫌って距離を取った事。7人目のM先生の時のダブルのローとボディ攻撃を嫌って、距離を取りリズムを心がけた事から、力みが取れて来たのではないか。もっと早く気がつけよ(笑)。
あと2人!
9人目はM先生。今日3回目。
息が整ったとはいえ、手は動かない足は上がんない。それでもこの回からは、相手の攻撃がおさまった時を利用して、単発でも蹴りや突きを入れるようにした。
このラウンドはほとんどダメージ無し。足も動くようになってきた。写真のように、なりふり構わずミドルをキャッチして軸足蹴りに移行してます。
最後の2人をM先生・A先生の先輩に相手してもらうのは感慨深い。M先生は7年前に岡崎のフルコン道場に入門した時は、すでに私の4年先輩であった。
私のIyo師匠が、
「フォームが一番美しい」
と溜息をついたくらいの人である。
随分お世話になったなあ。こうして十人組手の相手をして下さるなんてありがたいです。
10人目はうちの代表のA先生。
足は何とか動く、手も動く、息も上がってない。よし!行くぞー!
自分では攻撃したと思ってましたが、横で見ていた嫁は、
「最後もあまり前に出れんかったねえ」
ヘロヘロながらも手を出していたつもりですが(笑)、第三者から見るとやはりヘロヘロ。
写真では首を固めて投げに入ってます。柔道じゃねえんだから(笑)。
最後をAさんが勤めてくれるのが嬉しい。私が空手を始めて2週間後に合った時、いきなり組手でローをガンガン蹴られて足が腫れたのはAさんであった。
8か月後、本部に出稽古に行きたいという私の希望に付き合ってくれたのもA先生であった。
その後A先生は蒲郡に教室を開き、うちの嫁と子供も出稽古に通うようになった。
私が前の流派を辞めて、転がり込んだ先はやはりA先生の所。ホントにお世話になりっぱなし。
この人に最後の相手を務めていただくのは一番嬉しい。
「やめ!」
あーとうとう終わってしまった。最後は短い。あっという間に終わってしまった感じがする。しんどいけど幸せな時間が遠ざかる。
礼をすると拍手をいただきました。
オヤジ、十人組手で棄権せず心が折れず、何とか終えました。と言っても立ってるのがやっとですが。
k先生の鳩尾への前蹴りと突きは悶絶しました。
K藤さんのガードを突き破るパンチで、胸は真っ赤っかの腫れています。
M先生のダブルのローで、右足太腿はパンパンです。
A先生の膝を食らい、脇腹赤くなってます。
皆に受けた打撲と傷は、私にとっての勲章です(←マゾ)。
後で見学していた嫁さんに聞くと、皆さん2順目はかなり攻撃を抑えられていたとの事。
「みんな、あんたの年齢を気にしてるんだよー!優しいねえ(笑)」
いやはやホントにお手数をお掛けしました。
皆さん、こんな51歳のオヤジの昇段試験に付き合ってくれてありがとうございます。1時間半にわたる試験は楽しかったです!
機会があれば、もう一度やってみたいです!
皆で記念撮影です。
合格してるかどうかはわかりません。形も間違えたし組手も負けっぱなしです。不合格でも悔いはありません・・・いやちょっと悔いがあるかも(笑)。
結果は謙虚に受け止めますし、足らない所があるなら再挑戦します!
体中に痣と腫れでまっ赤っか。ほぼ全身に打撲です。強がって写真に写っておりますが、翌日地獄を見ました。
馬国日記のまささんは、道場でよく裸になっておりますが、格闘技をする人間はやはり裸になりたがりますねー!私も裸で快感(笑)。
時間が20分ほど余ったので、各自自主練習。うちの子供は久しぶりにA先生相手に組手。
久しぶりにしてはまあまあである。柔道を続けてるせいか、勘は鈍ってないみたい。
その後組手をし足らなかったA先生M先生が組手。二人とも燃えカスが残っております(笑)。
M先生の流れるようなフットワークに目が釘付け。なんでこんなに出来るんだろ。
時間が来たので解散しましたが、とても楽しい試験でした。皆さんありがとうございます。
結果は分りませんが(笑)、皆さんと一緒に稽古出来る事を感謝します。
前の流派の大量脱会騒動から、多くの仲間が空手を辞めてしまいました。嫌気がさして空手をやめちゃう気持ちもわかります。ですが一緒に汗を流したあの日を思い出すと、もし機会があるのならば再び一緒に稽古したい。
近隣の方で昔の仲間の方がおられましたら、月に1回ぐらいしか通えなくても、是非道場に遊びに来て下さい。
私も一時期空手を辞めようと思いましたが、近所に先輩の道場があったので、何とか続けてきました。運が良かったのかもしれません。今では感謝しております。
私が道場や稽古を通して今まで受けた恩というものを・・・A先生・M先生・k先生・K藤さん・I田さん・Hysさん・うちの道場の子供達・PTAのお父さんお母さん・ドゥーリアンの館長さん・嫁さん子供・Iyo師匠・I貝先生その他いっぱい・・・。
皆さんから沢山の物を無償で頂いております。これからは私が他の人達に返していく番だと思ってます。
これは何の振りかというと、代表が「新入会員を増やしたいなあ」とつぶやいてたので(笑)
・・・、
「中高年で経験はないけど格闘技やってみたいなあ」と考えてる人がおりましたら、是非見学に来て下さい。私でよければ手取り足とりサポートさせていただきます。
・・・という宣伝の振りでしたー!
中年の頑張ってる皆さん!下の柔道バナーをクリックしてね。
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夜に試験があるので、昼間に簡単にウォームアップし、後はひたすら寝てました(笑)。
夕方子供が部活の陸上の大会から戻ってきた。私が試験に出かける直前に帰ってきたので、急遽子供と嫁さんが試験の観戦に行くことになりドタバタしていたため、7時の開始時間にギリギリであった。
今回の受験者は私一人。「どへー!」と言いながらも分っていた事です。
試験官にA先生・M先生。十人組手要員としてk先生、K藤さん。
見学者は、うちの嫁さんと子供。子供は休会中ですが、時間が余ったら稽古に参加します。
着替えの間にA先生・M先生が試験内容の確認と打ち合わせ。
「あーだこーだ・・・」
一体何を相談してるのか凄く興味深々なのではあるが、聞いてしまってはズルになるのでスルー(笑)。子供にセンターの中の自販機で、スポドリを買って来てもらう。
あー、緊張してきた。
7時15分試験開始。私以外の方は、後ろで同じように形の練習。
「まずは形試験・手技から行きます。正拳突き!」
正拳から始まり突き技・廻し技等どんどん進んでいく。
「脇を絞めて、引手は後ろに、膝を曲げて腰を落として・・・ぶつぶつ」
と呟きながらやってましたが、やはり頭の中が白くなって、とんでもない間違いをしてしまった。
「裏拳顔面打ち」の構えを間違って、前の流派の「左右裏拳顔面打ち」の構えにしてしまった。先生方があれ?という顔をしてたので、
「おかしいな、俺間違ってるのか?左右裏拳顔面打ちだとこの構えなのに・・・ああああ、しまった!これは前の流派の裏拳顔面打ちだったあ!」
と急遽訂正しました。間違った私を見て嫁さん笑ってた(←ひどい)。
受技の形・足技の形と続く。頭の中が白くなってあんまり覚えてませんが、足技の後ろ蹴りで、左右を間違えた事に途中気づき、
「ええい、このまま行ってしまえ!」
と開き直ってからは冷静に出来るようになりました。
でも頭の中が白くなってる間、いくつか間違ってるんだろうなあ。
足技の関節蹴りの時は、最初は膝を曲げてやってたんですが、段々しんどくなって膝が伸びてきた(笑)。自分の衰えを感じましたよー。
単発の形をすべて終えて、移動の形に入る。やりながらも、
「ちゃんと腰が落ちてるかなあ。軸がブレてへんかなあ。めりはりついてるかなあ」
と思いながらしてた。他人の目から見てどうでしたかねえ(笑)。
連続の移動の形も終わり、最後にはステップワークの足捌きのテスト。これはまあ自分でも問題なしだったと思う。
しかし一番基礎の基礎である手技(裏拳顔面打ち)の構えを間違ったには痛い!
「一旦休憩し、この後実技試験に入ります。皆さん準備をお願いします」
10分ほどの休憩で、軽い屈伸と水分補給。写真ではまだ気合が入ってます。
体が疲れたのではなく、形を間違ったのでパニックになり疲れた(笑)。
k先生によりますと、通常のフルコンの場合、1分を10ラウンド、インターバルは交代の時間・挨拶の時間だけで10~20秒らしいです。
20人組手の場合は、1分×10人やった所で5分間の休憩だそうですが・・・私は10~20秒のインターバルだけだと絶対に持たない(笑)。
今回は1ラウンド2分という変則的なものなので、アマチュアボクシングのように、1ラウンド2分。ラウンドの間のインターバルは1分です。あとで考えたら、この1分間のインターバルで何とか持ったようなものです。
k先生から、開始時の礼法を簡単に教わり、十人組手が始まりました。すいません、十人組手の記事を詳しく書きたいのですが、無我夢中でほとんど覚えてません。幸い子供が大量に写真を撮っていたので、かろうじて思い出しながら(笑)。
1人目はk先生。いきなり最強の人とやる羽目に(笑)。と言ってもk先生は私のレベルに合わせて組手をして下さってるのが、ひしひしとわかる(笑)。本気になったら絶対に当てさせない私のパンチを、ボディで受け止めて下さってる。
自分でも力がガチガチに入ってるのがわかります。いかんいかん、この力み具合だと最後までもたん。
終わった所で礼。
「T岡さん、肩の力を抜いて。リラックスして」
とk先生。この時点でかなりバテた。
2人目はうちのホープK藤さん。
遠くからの突きを捌いてパンチから前に出ようとした所を、インローを食らいました。写真はその寸前です。でインローを前に出て受けてしまって、モロ金〇に当たってしまった。
「うううおおお~」
組手は1分半ほど中断。うめきながらも、
「いてえええ~、でもファールカップ(別名ちんちんカップ)修理して来て良かったよ~。壊れたままだったら、おかま空手家になってたな。
タイにはおかまキックボクサーが沢山いるけど、日本初のおかま空手家の誕生かー」
なんて下らん事を考えてた。バカです。
3人目はM先生。鋭い打撃がどんどん飛んで来る。軸足蹴りで何度かバランスを崩させるが、パンチのコンビネーション・蹴りの連続を受けきれません。写真のように距離を潰してピタッとくっ付き休んでます(笑)。
4人目A先生。軸足蹴りを試すも、スタンスが狭いA先生には通じません。スタミナ切れで足が上がらない。パンチだけになってしまった。
思い切って蹴りを入れてもスカされるので空振りになる。空振りほど疲れるものはありません。
この時点でコンビネーション崩壊(笑)。1・2・3・4というどころかワンツーになった。最後のほうには単発になっております。
この時1ラウンド2分を希望した自分の馬鹿さ加減に、ようやく気が付きました(←遅いよ)。インターバルをボクシングと同じ1分ほど取ってるとはいえ、それだけでは回復しない。
手足に乳酸が溜まってるのがわかります。鉛の重さ。
5人目k先生。写真はk先生のパンチをもろに鳩尾に喰らって悶絶してるオヤジの写真です(笑)。この少し前に前蹴りを鳩尾に貰って、悶絶してます。このラウンドで2KO負けです(笑)。
疲れてガードが下がって開いたところを、ピンポイント爆撃のように狙われております。貰いながらも「さすがはk先生だなー」と感心してしまいました。
このラウンドはボロボロ。挨拶が終わった時点で、
「あかん、俺ダメ。10人もたん」
と真剣に思ってしまった。
6人目K藤さん。
すいません、写真がありません。写真係の息子に飲料水を買いに行かせていたので、このラウンド写真無し。
K藤さんのアウトレンジからの鋭い突きに対抗して、アウトレンジで足を使って回ってたら、次第に息が回復してきた。やはり足を使わないとリズムが取れない。でもいいのを何発か貰った。ガードをぶち壊して入ってくる鋭い突きで胸が痛い。
終了後に裸になった時に、胸部にあちこち赤い跡がありましたが、ほとんどがK藤さんの遠距離からの踏み込んだ突きです。疲れてガードが下がっていた事もあって、まともに何発も受けてしまった。
時折k先生のアドバイス、
「T岡さん、ガード上げて!」
という声が聞こえ、
「ハイ!」
と返事してるのですが、腕が鉛のように重くてすぐ下がってしまう。
息は大分楽になってきましたが、手足が重くて動かんー!あと4人!頑張れ俺の手足!
7人目M先生。
疲れてガードが下がった所を、パンチがガンガン入る。ボディへのパンチは体力をそぎます。
今振り返ると、5人目のk先生の時と、7人目のM先生の時が一番しんどかった。
始まっていきなりダブルのローを喰らった。
「うわああ!ダブルかあー!」
受けてる人間が叫んでしまった(笑)。
これは痛かった。続けざまにボディへのパンチ。いかん、近距離だとパンチとローでボロボロになる。
ボディへのパンチを嫌って、距離を取り足を使うと、やはり息が治まってきた。うーむガチの打ち合いはリズムを取れない・・・のは私が下手糞な証拠(笑)。
距離とってリズムリズム。
そのせいもあってなのか、このラウンドの中頃から、しんどいのが無くなって息が治まってきた。ランナーズハイの状態なのか?息継ぎがマラソンの時と同じように、リズムに乗ってきた。ようやく体が慣れて来たのか?
ダブルのローで右太ももがパンパン。足を引きずるなー!痛いの見せたら心が折れそうです。
大した事ない大した事ない!と自分に言い聞かせる・・・でも痛い。
8人目A先生。
息が整ってきたので、「すーすーはーはー」とテンポを取りながら、腰を落としガードを固めて近づく。ガードを固めると途端ボディへのパンチを貰わなくなり、必然的にスタミナを奪われる事も無くなる。
さっきまでチアノーゼ寸前だったのは何でじゃー!
後から原因を冷静に考えると、6人目K藤さんでアウトレンジからの突きを嫌って距離を取った事。7人目のM先生の時のダブルのローとボディ攻撃を嫌って、距離を取りリズムを心がけた事から、力みが取れて来たのではないか。もっと早く気がつけよ(笑)。
あと2人!
9人目はM先生。今日3回目。
息が整ったとはいえ、手は動かない足は上がんない。それでもこの回からは、相手の攻撃がおさまった時を利用して、単発でも蹴りや突きを入れるようにした。
このラウンドはほとんどダメージ無し。足も動くようになってきた。写真のように、なりふり構わずミドルをキャッチして軸足蹴りに移行してます。
最後の2人をM先生・A先生の先輩に相手してもらうのは感慨深い。M先生は7年前に岡崎のフルコン道場に入門した時は、すでに私の4年先輩であった。
私のIyo師匠が、
「フォームが一番美しい」
と溜息をついたくらいの人である。
随分お世話になったなあ。こうして十人組手の相手をして下さるなんてありがたいです。
10人目はうちの代表のA先生。
足は何とか動く、手も動く、息も上がってない。よし!行くぞー!
自分では攻撃したと思ってましたが、横で見ていた嫁は、
「最後もあまり前に出れんかったねえ」
ヘロヘロながらも手を出していたつもりですが(笑)、第三者から見るとやはりヘロヘロ。
写真では首を固めて投げに入ってます。柔道じゃねえんだから(笑)。
最後をAさんが勤めてくれるのが嬉しい。私が空手を始めて2週間後に合った時、いきなり組手でローをガンガン蹴られて足が腫れたのはAさんであった。
8か月後、本部に出稽古に行きたいという私の希望に付き合ってくれたのもA先生であった。
その後A先生は蒲郡に教室を開き、うちの嫁と子供も出稽古に通うようになった。
私が前の流派を辞めて、転がり込んだ先はやはりA先生の所。ホントにお世話になりっぱなし。
この人に最後の相手を務めていただくのは一番嬉しい。
「やめ!」
あーとうとう終わってしまった。最後は短い。あっという間に終わってしまった感じがする。しんどいけど幸せな時間が遠ざかる。
礼をすると拍手をいただきました。
オヤジ、十人組手で棄権せず心が折れず、何とか終えました。と言っても立ってるのがやっとですが。
k先生の鳩尾への前蹴りと突きは悶絶しました。
K藤さんのガードを突き破るパンチで、胸は真っ赤っかの腫れています。
M先生のダブルのローで、右足太腿はパンパンです。
A先生の膝を食らい、脇腹赤くなってます。
皆に受けた打撲と傷は、私にとっての勲章です(←マゾ)。
後で見学していた嫁さんに聞くと、皆さん2順目はかなり攻撃を抑えられていたとの事。
「みんな、あんたの年齢を気にしてるんだよー!優しいねえ(笑)」
いやはやホントにお手数をお掛けしました。
皆さん、こんな51歳のオヤジの昇段試験に付き合ってくれてありがとうございます。1時間半にわたる試験は楽しかったです!
機会があれば、もう一度やってみたいです!
皆で記念撮影です。
合格してるかどうかはわかりません。形も間違えたし組手も負けっぱなしです。不合格でも悔いはありません・・・いやちょっと悔いがあるかも(笑)。
結果は謙虚に受け止めますし、足らない所があるなら再挑戦します!
体中に痣と腫れでまっ赤っか。ほぼ全身に打撲です。強がって写真に写っておりますが、翌日地獄を見ました。
馬国日記のまささんは、道場でよく裸になっておりますが、格闘技をする人間はやはり裸になりたがりますねー!私も裸で快感(笑)。
時間が20分ほど余ったので、各自自主練習。うちの子供は久しぶりにA先生相手に組手。
久しぶりにしてはまあまあである。柔道を続けてるせいか、勘は鈍ってないみたい。
その後組手をし足らなかったA先生M先生が組手。二人とも燃えカスが残っております(笑)。
M先生の流れるようなフットワークに目が釘付け。なんでこんなに出来るんだろ。
時間が来たので解散しましたが、とても楽しい試験でした。皆さんありがとうございます。
結果は分りませんが(笑)、皆さんと一緒に稽古出来る事を感謝します。
前の流派の大量脱会騒動から、多くの仲間が空手を辞めてしまいました。嫌気がさして空手をやめちゃう気持ちもわかります。ですが一緒に汗を流したあの日を思い出すと、もし機会があるのならば再び一緒に稽古したい。
近隣の方で昔の仲間の方がおられましたら、月に1回ぐらいしか通えなくても、是非道場に遊びに来て下さい。
私も一時期空手を辞めようと思いましたが、近所に先輩の道場があったので、何とか続けてきました。運が良かったのかもしれません。今では感謝しております。
私が道場や稽古を通して今まで受けた恩というものを・・・A先生・M先生・k先生・K藤さん・I田さん・Hysさん・うちの道場の子供達・PTAのお父さんお母さん・ドゥーリアンの館長さん・嫁さん子供・Iyo師匠・I貝先生その他いっぱい・・・。
皆さんから沢山の物を無償で頂いております。これからは私が他の人達に返していく番だと思ってます。
これは何の振りかというと、代表が「新入会員を増やしたいなあ」とつぶやいてたので(笑)
・・・、
「中高年で経験はないけど格闘技やってみたいなあ」と考えてる人がおりましたら、是非見学に来て下さい。私でよければ手取り足とりサポートさせていただきます。
・・・という宣伝の振りでしたー!
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普通1分×10人ですが
2分×10人だと20人組手と同じ時間と
なります。
インターバルを挟んだとしてもすごいです。
なかなか50過ぎのおっさんが出来ることじゃありません。
今の私には、格上相手に20分は動けません。
すばらしい!
これで、不合格にする先生は鬼ですねw
(痛そうですね)
またオカマにならなくてよかってですね(笑)
裸の写真、体もいいですが...(笑)、表情がいいですね。
やりきった感ある感じです。
お疲れ様でした。
最初スマホで見た時、え?なんでもう黒帯?と思ってしまったけど、それ茶帯ですか。
空手って柔道に比べて段取りにくいから、紫とか茶とかみなさん締めるんですかね。(この辺ほんと無知です、失礼なこと言ってたらすいません)
その裸、見ただけでパワーあるのが伝わってきます。もうすぐ、空手&柔道のW黒帯ですね。尊敬します。
自分も年明けからずっと残業続きで(うちの道場は平日夜に稽古なのです)、柔道稽古にほとんどでれていません…。
稽古できないからどんどん下手くそになっていきますが、それでも出てもいいんですよね。
自分にも素人の後輩が入ってきて欲しいものです。自分なんかでも教えられる位の(笑)
今思い出すと、後悔ばかりです。
あれやってない、これもやってない、全然できてない。
自己嫌悪の嵐です。
あああ~(と頭を抱えてます)
「飛びぬけた技術」が無いオッサンは、体力面でアピールするしか能がありませんです。
試験を終えて思うのですが、試合の無い流派にとっては、試験や「○人組手」などのイベント・稽古の成果発表というものは、やはり必要だと思います。
私に関して言えば、前回の試験(昨年11月)から空手に対するモチベーションがかなり上がりました。
それまでは、
「ごたごたも経験したし、今更昇級や段なんて・・・もうええわ」
という気分でしたが、Aさんが
「是非受けて下さい!」
という勧めで受けてみようと思ってから、かなりの部分で前向きに考えるようになりました。
A代表の勧め従ってみて、非常に良かったと思ってます。
って受かるか受からんかわからんのに、こんな事言ったらいかんですよね(笑)。
うちの先生(AさんとMさん)は、私の先輩でもあるのですが、鬼です(笑)。
怪我人に容赦なくローを入れてきます。鬼の形相です。
普段は真面目な人達なんですが、組手になると人が違ったようになります。
でもまあ格闘技やってる人は、一旦スイッチが入ると変わっちゃう人多いですもんね(笑)。
合否の発表は2週間後くらいですが・・・どきどき。
裸の写真は、単に私が目立ちたがり屋の露出狂で(笑)。本当は若い女性の裸の写真のほうが、絶対良いに決まってます!
・・・何書いてるんだ俺・・・
一段落ついたら柔道を真面目に・・・頑張ります!
弟子をボコボコにしてして、審査をしていた大先生が慌てて止めに入るという一幕がありましたw
空手の場合、技術の習得具合を見るために、帯で色分けしている所が多いです。色は流派によって違ってきます。
10級から始まり、1級が茶か茶白という所が多いですね。
昇級のスピードや難しさは、流派によって全然違います。
空手の中でもフルコン系は難しいほうです。普通の人が黒帯を取るのに早くて3~4年。普通で5~7年という所が多いですね。
かといってフルコン系全てが難しいかというと、中には簡単に取れる流派もあります。一概には言えません。
うちの道場の場合、帯の色が当てはまりません(笑)。
特別講師として来て下さるk先生は、私の先輩でもありうちの道場の先生達の、そのまた上の先生でした。先生を教える先生。
私にとっては遥か雲の上の人なんですが、写真でもわかるるようにうちの道場に来られる時は白帯を巻いております。
うちの流派の試験を受けたわけではないからと、遠慮されてるからだと思います。そういう謙虚な所は学びたいです。
大学の空手部出身のK藤さんは、昇級試験を受けてる最中で色帯ですが、もちろん前の流派では黒帯でありしかも現役の選手だったので、私なんぞ足元にも及ばないほどの強い方です。
うちの道場に関する限り、帯の色はあまり関係が無いです(笑)。
いちばん黒帯を取るのが難しいのは、やはり柔術だと思います。黒帯が滅多にいない。
柔道は「黒帯取ってからがスタート」という所がありますが、柔術は黒帯が最終目的地という感がありますね。
他の流派の事はあまり知りませんが、前の流派と比べても、うちの道場のレベルは遜色ないと思ってます。
私一人が足を引っ張っております(笑)。