48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

オヤジ、空手の試験も受ける

2013年11月23日 00時26分30秒 | 空手の昇級・昇段試験
11月22日 空手の練習日

今日は空手の昇級試験の日である。先週突如受ける事を決めました。
本当は、今年は柔道の昇級昇段試験に絞って挑戦しようと思ってた。
が思う所があって柔道と並行しますが、空手の昇級昇段試験を受けます。

私の所属する「フルコンタクト空手道日新会」は、某〇峰会館を大量に辞めた先輩方先生方が立ち上げた道場です。私は少し遅れて入った転籍組なので、もう一度無級(白帯)からやり直しておりました。
柔道の方はご存じないかもしれませんが、空手の場合は転籍すると白帯からやり直します。転籍は白からというのが常識(一部を除く)。
流派が違うとルールが違うので、やってる事もハンドボールとサッカーくらいの違いがあります。突き蹴りにしても、フォームが全然違う。
覚えるべき「形(かた)」が全然違います。

黒帯になると、指導員として(主に子供達ですが)教えなければいけません。形にはそれぞれ理屈があり、説明できなければいけません。
日新会の形は、日新会の理屈・理論があります。いくら前の流派と流れが似ているから言っても、かなりの部分が違う。
先週9級の申し込みをしたところ、代表の方から、
受けなさい。早いとこ黒帯になって支部なり道場なりを立ち上げてください
と言われ、いきなり2級を受ける事になってしまった。確かに、転籍してもう2年近くなる。その間試験を受ける機会はあったのですが、「まず柔道を」との言い訳で、受けるのサボっておりました。すんません。
多分皆も、「白帯つけて2年間、皆と格闘技を楽しんでるのもわかるんだけど、もう長いんだからいい加減責任もってもらわんと、若い人に示しがつかんやろー」
と思ってるに違いないのだ(笑)。
確かにそういう責任さぼってたもんなー。
前の流派でゴタゴタ経験して辞めて、自分が血眼になって練習していた帯のこだわりに疑問があって、空手の帯とか昇級に疑問があったのだ。「今度の道場は仲の良い先輩の所だから、気楽でいいわー」
居心地の良さにサボっておりました。申し訳ない。
やはり年相応・経験相応に責任を果たさなければいけませぬ。モチベーションを無理やり上げてる状態です。

今回は一応飛び級で受験ですが、さっぱり形がわかりません。やばいやんかー!
先週Aさんが特訓して下さったので、かろうじて一通りやったのですが、家に帰って酒飲んで一晩経ったら忘れた。
えっーと、あれは手をどこからだすんやった?
体重移動はしたっけ?
引手の位置はここかあ?
・・・脳細胞が老化している。ボケ老人寸前である(笑)。
仕方がない。忘れた所は旧流派の形と同じだと仮定して、1週間の間に暇を見つけては、何度も何度も繰り返して行った。ほぼ出来るようになったかな。

当日は家を早目に出て子供の部から参加。子供達の形を見て自分の形を調整。
うーむそうか、肘打ちはこういう構えから打つのか!
ってテスト30分前に初めて知った(笑)。

さてさて休憩をはさんで試験開始である。
まずは9級。子供とK藤さん。
K藤さんは強さで言えば初段どころか2段クラスですが、前の伝統空手と形どころか構え・フォーム・コンビネーションと全くやってる事が違うので、9級からの受験です。
この人の偉い所は、そういう立場であるのに腐らずに子供達と一緒に謙虚に受験している事。
私の年の半分しかない青年ですが、そういう謙虚な所は凄いなと思います。
自分が23~4歳の頃にそういう場面に居合わせたら、
「けっ!やってられるか!」
となっているに違いないです。
当時(大学時代)は尖がってて、この「けっ!やってられるか!」ってのを、カッコいいと思ってたバカ者でした。ああ思い出すだけでも恥ずかしい・・・いかんいかん話が外れた。
子供達もよく出来ましたが、K藤さんは体重移動といい、技の切れといい完璧でした。

その次は8級審査。少し大きい子2名が受験。形中心の審査です。
この二人は・・・ちと声が小さい(笑)。緊張しているのか?でも回し蹴りは横から蹴ってるし、結構フォームもきれいだ。

次はオヤジの2級審査。たった一人である。
柔道の月次試験だと緊張しまくるのですが、空手はほとんど緊張してません(笑)。やはり経験年数の差がモロ精神面に出ますね-!
手技・受技・足技をほぼ一通り行い(・・・多分間違ってなかったと思う)、移動の形を全部行った。後ろ回し蹴りは相変わらず下手くそだあ!でも気合で誤魔化した(笑)。
次は捌き系空手でよくあるステップワークの基礎。これは前の所で死ぬほどやらされたので、問題なくやれたかな。

最後は組手である。相手はM先生・代表Aさん・K藤さん。最初2名は先生で、K藤さんは大学空手部出身で実力は2段クラスの人である。
相手は3人かあ。
スタミナ配分気を付けよう。この間の柔道の2級試験のように、いきなり最初から全開だともたない。柔道は経験が浅くド素人なので、スタミナ配分もペース配分もへったくれも無いのだが、空手はある程度計算が出来るので、ちと工夫してみようと思った。

最初はM先生。とにかくM先生の得意な中間距離に入った時には、ボコボコの火だるまにされるのが目に見えるので、アウトレンジからの前蹴りミドルを多用して、中に入らせないようにした・・・が上手くいかないのは当たりまえで(笑)、距離を詰められカウンターのフックをいっぱい貰ったよー。
膝を貰った際に、流れた足が金的を掠めて、下っ腹が痛くなったが我慢我慢。とにかく2分間ひたすらアウトレンジに徹した。

インターバルの途中、金的を心配したK藤さんが、親切にも背中を叩いてくれた。すまんすまん助かったー!

2人目はA代表。私より2年先輩で、ずーっと一緒に6年練習していただいてるので、お互いに手の内は分かりまくってます(笑)。
Aさんはとにかく手足が長く鞭のようにしなるので、ジャブや前蹴りの差し合いの距離は、私とほぼ同じです。しかもカウンターが上手いので踏み込めません。
お互いに睨みあいっこや牽制が続き、ほとんど膠着状態で終わってしまった。うーむ。
ただ膠着状態が多いという事は、スタミナの回復が出来た(笑)。

3人目は、密かに「人間機関車」と名付けているK藤さん。この所の急成長ぶりは凄いものがあります。この人が一番の要注意。
「始め!」の合図とともに、出てくる出てくる。前に出てブチ当たるも止まんない。わあああああ!止まれえ!
圧倒的な圧力です。同じ体重の私が押し負け・当たり負けしてます。直線的なパンチが主だったので、ブロックの上からの打撃が多く、ダメージが少なかったのが幸いです。これにフック系・アッパー系のパンチを取り交ぜられたら、私は数発で轟沈していたでしょう。
とにかく圧をかわそうとして、ステップで横に回ろうとしたのですが、中足でベクトルを変えて追ってくる。
駄目だこりゃ、逃げれん。
逆に接近して相手の脇に腕を差し、大腰の体制で崩そうとしたが、軸がしっくりしているので倒れん。腕を取って固めに入ろうとしても、パワーで跳ね返された。ったくどんな力してんだー!
途中で金的をまたまた蹴られるというアクシデントがあり、いったん中断(笑)。俺今日何回蹴られてんだ(笑)。
1分半を過ぎてスタミナが少なくなったのでしょうか。K藤さんのスピードが鈍って、ようやく息をつけた時にはホッとしました。
2分間持ったのが奇跡です。いつKOされても不思議ではなかった。怖い2分間だった。よく生きて帰れたもんだ。はああああああ、助かったー!

最期は反省会兼技術批評会。
私の欠点はいくつかあるのですが、Aさんとの組手で膠着状態で終わってしまった事が一つ。
もう一つは、K藤さんとの組手で、ローを多用して相手の前に出る突進力を止めれば良かったかなあと。頭がパニックになると、普段出来る事も出来なくなりますね!
挨拶が終わり、着替えてると股がガサガサ。あれっ?変な音?
金的を守るファールカップを出すと、見事割れてました。K藤さんの蹴りはどんだけ破壊力があるんだー!こわあああ!
皆で大笑いです。

闘い終わってアドレナリンの放出でハイになってるオヤジです。柔道にしろ空手にしろ、格闘技は面白い!皆さんも一緒にしませんか?
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6 コメント

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空手もですか? (k)
2013-11-23 07:12:00
お疲れさまでした。
でも一週間の間に20Kのジョギング、柔道と空手の昇級審査
50歳をこえてそんな「アホ」じゃなかった、すごいことできるのは
たぶん日本中でT岡さんぐらいしかいないと思います。
それにしてもすごい!!
体は大丈夫ですか?

僕もまた白帯に逆戻りなんで(何やってんだか)T岡さんに負けないようにがんばります

それにしても楽しそうなことしてますね~
僕も参加したかったなぁ
返信する
Unknown (まさ@マレーシア)
2013-11-24 17:20:04
伝統派の場合、全空連の段位をもっていると、流派が変わってもある程度は考慮してくれると聞いたことがあります。
(全空連加盟流派の場合)
柔道は一派だけですから、何処の道場に行っても帯の色は変わりませんね。
昔は、武徳会の段位があったそうです。
それと、各国の連盟で初段をとれば、講道館の初段がもらえるらしいですが。
この前、ウチの流派の会長がマレーシアに来られた時に、酒の席で、「なんだ、高橋さんはまだ茶帯なんだ。柔道が四段で先生なんだから、うちは参段ぐらい上げるよ」と言ってましたが、これは参段認定でいいのでしょうか?w(録音しとけば良かったwww)
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Re:k先生 (T岡)
2013-11-24 17:44:40
k先生、こんにちは!
柔道も空手も好きな事なので、ほとんど苦にはなっておりません。というか「柔道の道場の雰囲気・今の空手道場の雰囲気が好きなので」と言い換えた方が良いかも(笑)。

空手の帯とか昇級・昇段試験に対するモチベーションは、この2年間最低でした(笑)。これも2年前のゴタゴタの後遺症だと(笑)。
A代表から、
「T岡さん、西尾市に道場を作りましょう」
と言われた時に、
「ああ、そういえばそういう事をI貝先生と話してたなあ」
と思いだし、ちょっとだけモチベーションが上がりました。
何年かかるかわかりませんが、将来は西尾市内に日新会の(子供相手のちょっと毛色の違った)道場を作りたいと思います。
ああ言っちゃったー。言ったらやらなければいけなくなってしまう(笑)。
返信する
全空連とフルコンの違い (T岡)
2013-11-24 17:51:15
まささん、こんにちは!
伝統派主体の全空連は、加盟流派間の仲が良いのでそういう融通もOKでしょうね。
片や分裂・分派の多いフルコン団体は、団体間のいがみ合いも多いので、全く考慮がありません。
「別の△△でやってました!」
と言うと、嫌な顔されたり入会を拒否されたりします(笑)。もちろんうちはそんな事ありませんが。
掛け持ち禁止・他流派経験者除外という閉鎖性は、あまり感心できません。もっと懐を大きくしないとダメですねえ(笑)。
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Unknown (まさ@マレーシア)
2013-11-25 00:26:23
それが、意外と仲がよくないんですよw<伝統派
ウチの流派も、分裂しまくってます。
でも、海外では、そんな垣根もなく 「空手は空手」として垣根が無いですね(競技空手主体だからかもしれません)

柔道は、最近、全日本チームがサンボの練習会に参加したり、山下大先生がサンボ協会の理事になったり、ブラジリアン柔術と掛け持ちしたりと、オープンなところがあります。

嘉納師範も、門下生に合気道や空手を学ばせたりと、他の格闘技の研究に熱心でした。
空手が沖縄固有のものだった時代に、船越義珍先生を講道館に招いて本土に紹介したのも嘉納師範ですしね。
返信する
掛け持ちOK (T岡)
2013-11-26 05:33:51
まささん、こんにちは。
柔道は意外と融通がききますね。某時々出稽古に来られる先生は、柔術と並行されてるとお聞きしましたし、空手と並行している私も、何も言われた事がありません。

下の方だけでなく、上の方もオープンになってるとは知りませんでした。

国内のフルコンは、一部を除いて本当に仲が悪いですね。ウチも母体の団体とは仲が悪い(笑)。
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