4月7日 琵琶湖一周ウルトラウォーキング サラリーマン出勤す 5
第4エイド75km地点。深夜3時4分到着。トータル17時間4分。
ようやく足切り関門に到着しました。
ほっとしました。
というのは、足切りだけでなく、ここまで来たらほぼ完歩出来ると。
残り25kmで10時間の余裕があります。
がしかしですね、過去の経験からすると、2日目はガタっと歩行速度が落ちるんです。そうなるとギリギリになる場合がある(今回もそうなりました)。
もう一つの問題は眠気。
私の場合仮眠を取らないと、「寝ながら歩く」という状態になるので、非常に危険。
「いつの間にか道路の真ん中を歩いてた」
「電柱にぶつかった」
という過去の経験がある。とにかく交通事故を防ぐためにも、仮眠を取る必要があります。
過去の大会では、仮眠を取ることで劇的に意識が回復し、ゴールまで「歩きながら寝る」という事がほとんど無くなりました。
という事で、エイドで羊羹やゼリーを頂いて流し込み、ビニールを敷いてすぐに横になりました。しかし気温は5度なので寒い!
インナーを着なきゃ・・・と思ってたらそのまま寝入ってしまいました。
寒さではっと気がついた。
あれ?俺は今何してるんだっけ???
周りを見渡すと・・・あっそうだ、琵琶湖100キロで仮眠取ってるんだった・・・。
寒い・・・恐ろしく寒い・・・。
到着した時は30名近く居た人も、10名程度に減っておりました。
「やばい!長く寝すぎたか?」
時計を見ると4時30分。仮眠時間は30分~1時間ぐらいと決めておりましたが、寝すぎたみたいです。大急ぎで身支度して、第5エイドを出発しました。
1キロほどマキノの街中を通って海津の半島部に入り込みました。しかしこんな早朝にもかかわらず通る車が多い。何で?
トンネルと抜けると一気に明るくなる。
おおおおおお!絶景やん!しかも桜並木が延々と続く。
海津は約10kmにわたって湖岸沿いを桜並木が続き、しかも夜明けのピンク色の空とそれが映える湖面とが、絶妙な風景を生み出しているのです。こういう風景はこの時期数日しか見れないそうです。
あちこちの路肩に車が停まってて、カメラマンさん達がうじゃうじゃ居ました。2~3百人居たかなあ。
私も足を止めてカメラでパチリパチリ。
場違いな私を見てカメラマンさんが、「何かの大会ですか?」と聞かれました。しばらく話をしてたんですが、上記の海津の桜の説明は、その時お聞きした受け売りです。
いやあホントにすごい景色だわ。寝坊しなければ時間がずれてこんな美しい景色を観る事出来んかったわ。
二つ前のエイドでスタッフの方が、「200人来て、まだ80人ほど来ていない」って言ってたから、私より前の人ってほとんどこの景色を観れなかったって事かあ。
と、負け惜しみを(笑)。偶然とはいえ遅くて良かった。
海津の半島を終える頃には、太陽も昇ってきて空も青くなってしまいました。10kmを1時間40分かけて、ゆっくり堪能させていただきました。この間撮影した写真は50枚。
仮眠と夜明けで意識ははっきりしてますが、蓄積した疲労は歩行速度に影響を与えてます。たぶん時速4kmを下回っているのではないかと。
途中年配の方を追い越しましたが、10mm進んでは一息休憩し、また100m進むという歩き方でした。凄い精神力です。私ならそこまで追い詰められたらリタイヤしてたでしょうね。
しかもこの方は、500km?1000kmの累積歩行賞というのを頂いた方でして、その商品も手にぶら下げてました。
確かスタート直前に表彰されているので、荷物を預け終わった後だから、いただいた景品は手に持つしか方法が無いのでしょう。記念賞を貰うのも痛し痒しでしょう。
だらだらと歩いて第5エイド、91km地点に到着したのが、朝8時30分でした。
スタートから22時間30分でして、平均時速は4kmまで下がってしまいました。
ひとつ前の第5エイドから16kmしかないんですが、仮眠時間を含めるとこの間の時間は5時間半で時速2.9kmになります。やはり大幅に下がってます。
ここで朝食として調理パンを頂きました。
このエイドの近くでは、岡崎市在住の設計技師さんと話をしながらあるいてました。この方も高月駅車放置組だそうです。
この方には尾張三河100km大会の情報を詳しく教えていただきました。私も昨年度出たかったのですが、「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」と重なってしまったので、残念ながら出ておりません。
仕事上中々スケジュールが組めないので、なんとしても今年は出たいなと考えております。
100kmウォークの特徴として、競技中にいろんな方と話が出来るのが良いですねえ。この大会で話をした方は20名近く居ました。挨拶・写真撮影を含めると40名近く居ましたね。
で、他の大会に出ると、
「前の大会でお会いしましたね」
と言われます。嬉しいです。こういう時は、
「仮装してよかったあ」
としみじみ思う。歩くのには非常に不利なんですけどねえ(笑)。でも仮装はやめられない。
エイドには10分しかいませんでした。残り11km。
早歩きで行けば2時間ほどですが、とてもとてもそんな体力は残っていません。おそらく3時間以上かかると思います。目標タイムは昼の12時!
賤ケ岳の麓のえぐい坂道を越えて、長浜市木之本の平野部に出た。気温が急上昇して暑い!
しかも残り6kmという所から急にスピード減少。私も数百メートル歩いては立ち止まるという現象になってしまった。
あともう少しなのに足の限界が・・・。
余呉川のほとりの県道は本当に辛かった。
「曲がり角はどこだ?」
「まだ続くのか」
しょっちゅうスマホの地図を見てますが、数km続く道が、100m歩いただけでそう簡単に終わるはずがない。
ようやく曲がり角を越えて、残り1.75km。ここからは先が見えるのでスピードアップ!
ひいはあひいはあ。
係の人に誘導されたて、観光施設の奥にあるゴールに駆け込みました。
完走証には103kmと記されておりますが、一部コース変更がありましたので、実際は102kmです。ゴール時間は11時28分。制限時間の残りは2時間32分ほど。
かかった時間は25時間27分58秒。平均時速4.01km。
アクトレップさんから公開されているゴール写真では、私の前に150名、後に40名ほどでした。
膝の壊れたオジサン、100kmウォーク完全復活です!
次回予告、「徒歩100キロの破壊力はすさまじい」
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第4エイド75km地点。深夜3時4分到着。トータル17時間4分。
ようやく足切り関門に到着しました。
ほっとしました。
というのは、足切りだけでなく、ここまで来たらほぼ完歩出来ると。
残り25kmで10時間の余裕があります。
がしかしですね、過去の経験からすると、2日目はガタっと歩行速度が落ちるんです。そうなるとギリギリになる場合がある(今回もそうなりました)。
もう一つの問題は眠気。
私の場合仮眠を取らないと、「寝ながら歩く」という状態になるので、非常に危険。
「いつの間にか道路の真ん中を歩いてた」
「電柱にぶつかった」
という過去の経験がある。とにかく交通事故を防ぐためにも、仮眠を取る必要があります。
過去の大会では、仮眠を取ることで劇的に意識が回復し、ゴールまで「歩きながら寝る」という事がほとんど無くなりました。
という事で、エイドで羊羹やゼリーを頂いて流し込み、ビニールを敷いてすぐに横になりました。しかし気温は5度なので寒い!
インナーを着なきゃ・・・と思ってたらそのまま寝入ってしまいました。
寒さではっと気がついた。
あれ?俺は今何してるんだっけ???
周りを見渡すと・・・あっそうだ、琵琶湖100キロで仮眠取ってるんだった・・・。
寒い・・・恐ろしく寒い・・・。
到着した時は30名近く居た人も、10名程度に減っておりました。
「やばい!長く寝すぎたか?」
時計を見ると4時30分。仮眠時間は30分~1時間ぐらいと決めておりましたが、寝すぎたみたいです。大急ぎで身支度して、第5エイドを出発しました。
1キロほどマキノの街中を通って海津の半島部に入り込みました。しかしこんな早朝にもかかわらず通る車が多い。何で?
トンネルと抜けると一気に明るくなる。
おおおおおお!絶景やん!しかも桜並木が延々と続く。
海津は約10kmにわたって湖岸沿いを桜並木が続き、しかも夜明けのピンク色の空とそれが映える湖面とが、絶妙な風景を生み出しているのです。こういう風景はこの時期数日しか見れないそうです。
あちこちの路肩に車が停まってて、カメラマンさん達がうじゃうじゃ居ました。2~3百人居たかなあ。
私も足を止めてカメラでパチリパチリ。
場違いな私を見てカメラマンさんが、「何かの大会ですか?」と聞かれました。しばらく話をしてたんですが、上記の海津の桜の説明は、その時お聞きした受け売りです。
いやあホントにすごい景色だわ。寝坊しなければ時間がずれてこんな美しい景色を観る事出来んかったわ。
二つ前のエイドでスタッフの方が、「200人来て、まだ80人ほど来ていない」って言ってたから、私より前の人ってほとんどこの景色を観れなかったって事かあ。
と、負け惜しみを(笑)。偶然とはいえ遅くて良かった。
海津の半島を終える頃には、太陽も昇ってきて空も青くなってしまいました。10kmを1時間40分かけて、ゆっくり堪能させていただきました。この間撮影した写真は50枚。
仮眠と夜明けで意識ははっきりしてますが、蓄積した疲労は歩行速度に影響を与えてます。たぶん時速4kmを下回っているのではないかと。
途中年配の方を追い越しましたが、10mm進んでは一息休憩し、また100m進むという歩き方でした。凄い精神力です。私ならそこまで追い詰められたらリタイヤしてたでしょうね。
しかもこの方は、500km?1000kmの累積歩行賞というのを頂いた方でして、その商品も手にぶら下げてました。
確かスタート直前に表彰されているので、荷物を預け終わった後だから、いただいた景品は手に持つしか方法が無いのでしょう。記念賞を貰うのも痛し痒しでしょう。
だらだらと歩いて第5エイド、91km地点に到着したのが、朝8時30分でした。
スタートから22時間30分でして、平均時速は4kmまで下がってしまいました。
ひとつ前の第5エイドから16kmしかないんですが、仮眠時間を含めるとこの間の時間は5時間半で時速2.9kmになります。やはり大幅に下がってます。
ここで朝食として調理パンを頂きました。
このエイドの近くでは、岡崎市在住の設計技師さんと話をしながらあるいてました。この方も高月駅車放置組だそうです。
この方には尾張三河100km大会の情報を詳しく教えていただきました。私も昨年度出たかったのですが、「ジュビロ磐田メモリアルマラソン」と重なってしまったので、残念ながら出ておりません。
仕事上中々スケジュールが組めないので、なんとしても今年は出たいなと考えております。
100kmウォークの特徴として、競技中にいろんな方と話が出来るのが良いですねえ。この大会で話をした方は20名近く居ました。挨拶・写真撮影を含めると40名近く居ましたね。
で、他の大会に出ると、
「前の大会でお会いしましたね」
と言われます。嬉しいです。こういう時は、
「仮装してよかったあ」
としみじみ思う。歩くのには非常に不利なんですけどねえ(笑)。でも仮装はやめられない。
エイドには10分しかいませんでした。残り11km。
早歩きで行けば2時間ほどですが、とてもとてもそんな体力は残っていません。おそらく3時間以上かかると思います。目標タイムは昼の12時!
賤ケ岳の麓のえぐい坂道を越えて、長浜市木之本の平野部に出た。気温が急上昇して暑い!
しかも残り6kmという所から急にスピード減少。私も数百メートル歩いては立ち止まるという現象になってしまった。
あともう少しなのに足の限界が・・・。
余呉川のほとりの県道は本当に辛かった。
「曲がり角はどこだ?」
「まだ続くのか」
しょっちゅうスマホの地図を見てますが、数km続く道が、100m歩いただけでそう簡単に終わるはずがない。
ようやく曲がり角を越えて、残り1.75km。ここからは先が見えるのでスピードアップ!
ひいはあひいはあ。
係の人に誘導されたて、観光施設の奥にあるゴールに駆け込みました。
完走証には103kmと記されておりますが、一部コース変更がありましたので、実際は102kmです。ゴール時間は11時28分。制限時間の残りは2時間32分ほど。
かかった時間は25時間27分58秒。平均時速4.01km。
アクトレップさんから公開されているゴール写真では、私の前に150名、後に40名ほどでした。
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