4月27日 土曜日 富士山一周125キロウォーキング 空手おじさん惨敗記!3
第1エイド以降は参加者同志の間隔も結構空きまして、20~50mに一人という具合に開き始めました。前の兄ちゃんは雨傘かあ。あれも良いなあ。
しかし雨具無しでずぶ濡れの方もおられて、
「どうしたんですか?」
「降らないと思って(笑)」
やはりこういう方もおられるようです。持っていたとしても私のように、不十分な方も沢山おられました。雨足が強くなって、ゴミ袋系・ポンチョ系は下半身濡れネズミの方が多いのだ。やっぱセパレートの登山用雨具が一番なのだろうか?
ひぇっくしゅん!
田貫湖へ行く山道に入ると、物凄い坂道になった。坂道の連続で登ったり下ったり。登りが多かったが(笑)。
「ここは乗鞍天空かあー!」
「大正村クロスカントリーかあ!」
「恵那峡ハーフマラソンかあ!」
「まつかわハーフマラソンかあ!」
「うちの田舎の志摩ロードパーティかあ!」
と叫んでしまうほどの坂道の連続(笑)。すいません東海地方のマラソンランナーしかわからんネタです。
しかもこのおやじは、遠く前後を歩く参加者の皆さんのスピードに、無理矢理ついてっております。後で判明したのですが、この時の前後の方達は常連ベテランさん達で、かなり前を歩かれている速い人たちだったそうです。それに気が付かずに、
「これが普通の速さなのか!」
と必死でついてった私がアホ。もちろんオーバーペースなのだ。
こういう方向表示があるのですが、まだ昼間だから目立つものの、夜の真っ暗な時間帯にだと、見落とすかもしれません。
見落としたら道迷いで行方不明・・・うううむ、でもそれは地図持つなりGPS持つなり自己でやる事なので、最終的には自己責任だと思います。
私の場合ガラケーなのでGPS使えません。事前に手に入れた2万5千分の1の国土地理院の地図にルートを書き入れたコピーを、万が一の時のために持参しております。もちろん磁石もです。
さて猪頭地区に差しかかると、何と霧が晴れて来た。雨足の弱くなって来た。
「よっしゃあ!止む前兆だあ!」
ここまで3時間近く雨に降られておりましたが、ようやく昼過ぎになって小雨になってきました。よしよし神様、アンタ許したる(←恐れ多い)。
ところがである猪之頭の集落を過ぎて再び雨足が強くなって来た。しかも・・・
ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・と雷も鳴り始めたではないか明智君!
「うっひゃあ!『曇り後晴れ』が雷雨かあ!」
又もや雨雲に突入したらしく、本降りになって来た。もうずぶ濡れ。
濡れて良いのは若い女性だけである。中年のオッサンが濡れネズミになっても汚らしいだけである。
空手着がくっ付いて、体が冷えて来た途端、手の先の感覚が無くなった。指が動かなくて、中々シャッターが切れなくなる。
ううう、これって真冬のランニングと同じではないか。今は4月だろう。しかも急にお腹が空いてきて、ハンガーノック状態になる。
第2休憩の指定場所でもあるコンビニ朝霧店(23キロ)にようやく到着。4時間15.分ほどかかった。
ここでサンドイッチとチキンを買いパクついた。はあああ、人心地つきました。
コンビニの軒下でへたり込んでる参加者の皆さんが沢山おられた。多分皆さん考えてる事は同じだと思う。
「今日は最悪の天気で、俺は一体何をしてるんだ?」
ああああ、体が冷える。焼酎飲みたい!酒飲みたい!ビールはやめとこう(笑)。
軒下が大渋滞でしたので、早々に雨の中に出て歩き始めた。コンビニのトイレは大混雑でしたので、すぐ近くにある道路沿いの公園トイレで用を足す。気温が低いので小便が出る出る(笑)。
朝霧高原からは風が強くて、雨具のゴミ袋が吹き飛ばされそうになって来た。とにかく気温が低くなってきて、急速に体温を奪われていくのが分かる。
指の感覚が無くなり、足の先の感覚が無くなり、眠気が出てきて歩くのが辛くなって来た。
「あっいかん!低体温症の前兆やんか」冬山で何度か経験のある低体温症の前兆現象である。小屋形式のバス停があったので、そこに駆け込んで、スタートしてすぐに買った軍手を着ける。ついでに予備のTシャツを着てウィンドブレーカーを空手着の中に着こんだ。
たったこれだけで手の感覚が戻り、眠気が去った。うーむ良かった良かった。何とかなったぞ。
風の強い朝霧高原をどうやって抜けたかあまり記憶がありません。やはり眠くて記憶が(笑)。
この辺りでは、次の本栖湖のエイドにたどり着く事だけしか、頭の中にありませんでした。
ああ辛い辛い。俺ってなんでこんな大会に出たんだろう?マラソンだけで良かったんと違うんか?
これ以上手を広げて無理と違うんか?
なんかこうマイナス思考がどんどん出まくっております。いかんいかん。
シカに注意ではない。ウォーカーに注意だよ(笑)。わははは!ドライバーの諸君、私達を轢かないように。
とうとう山梨県に突入。もう時計を見る気力が無い。幸いな事に、この辺りから小雨になって来た。
坂道を下り本栖湖の表示が見えてくると、途端元気が出た(笑)。もうすぐエイドだ。
現金な男だ。
桜を見ながら公園のエイドの到着!ここで休憩!35キロ地点です。到着と同時に雨が止んだ。時間は3時30分で、スタートしてから5時間半。
暖かいみそ汁とお握りをいただきました。トイレを済ませて美人さんに挨拶をし、一旦タオルで体中を拭く。もちろん雨を吸い込んだ空手着は、分厚くて今更絞れませんので、中のシャツを絞って少しでも水分を出します。そうしないと重い(笑)。
美人さん達の写真を撮らせていただき、元気をいただきました。この時点では35キロですが、マラソン大会の35キロの数倍疲れております。もとより原因は雨・雨・雨。
マラソンだったら「残り7キロ」なので、1時間頑張ってゴール!なんですが、今回は残り90キロ。考えただけで目がくらくらする。
ええい、美人の前で弱音を吐くなあ!この腰抜けがあ!
次回予告、「急速に下がる気温、睡魔と戦うオヤジ」
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第1エイド以降は参加者同志の間隔も結構空きまして、20~50mに一人という具合に開き始めました。前の兄ちゃんは雨傘かあ。あれも良いなあ。
しかし雨具無しでずぶ濡れの方もおられて、
「どうしたんですか?」
「降らないと思って(笑)」
やはりこういう方もおられるようです。持っていたとしても私のように、不十分な方も沢山おられました。雨足が強くなって、ゴミ袋系・ポンチョ系は下半身濡れネズミの方が多いのだ。やっぱセパレートの登山用雨具が一番なのだろうか?
ひぇっくしゅん!
田貫湖へ行く山道に入ると、物凄い坂道になった。坂道の連続で登ったり下ったり。登りが多かったが(笑)。
「ここは乗鞍天空かあー!」
「大正村クロスカントリーかあ!」
「恵那峡ハーフマラソンかあ!」
「まつかわハーフマラソンかあ!」
「うちの田舎の志摩ロードパーティかあ!」
と叫んでしまうほどの坂道の連続(笑)。すいません東海地方のマラソンランナーしかわからんネタです。
しかもこのおやじは、遠く前後を歩く参加者の皆さんのスピードに、無理矢理ついてっております。後で判明したのですが、この時の前後の方達は常連ベテランさん達で、かなり前を歩かれている速い人たちだったそうです。それに気が付かずに、
「これが普通の速さなのか!」
と必死でついてった私がアホ。もちろんオーバーペースなのだ。
こういう方向表示があるのですが、まだ昼間だから目立つものの、夜の真っ暗な時間帯にだと、見落とすかもしれません。
見落としたら道迷いで行方不明・・・うううむ、でもそれは地図持つなりGPS持つなり自己でやる事なので、最終的には自己責任だと思います。
私の場合ガラケーなのでGPS使えません。事前に手に入れた2万5千分の1の国土地理院の地図にルートを書き入れたコピーを、万が一の時のために持参しております。もちろん磁石もです。
さて猪頭地区に差しかかると、何と霧が晴れて来た。雨足の弱くなって来た。
「よっしゃあ!止む前兆だあ!」
ここまで3時間近く雨に降られておりましたが、ようやく昼過ぎになって小雨になってきました。よしよし神様、アンタ許したる(←恐れ多い)。
ところがである猪之頭の集落を過ぎて再び雨足が強くなって来た。しかも・・・
ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・と雷も鳴り始めたではないか明智君!
「うっひゃあ!『曇り後晴れ』が雷雨かあ!」
又もや雨雲に突入したらしく、本降りになって来た。もうずぶ濡れ。
濡れて良いのは若い女性だけである。中年のオッサンが濡れネズミになっても汚らしいだけである。
空手着がくっ付いて、体が冷えて来た途端、手の先の感覚が無くなった。指が動かなくて、中々シャッターが切れなくなる。
ううう、これって真冬のランニングと同じではないか。今は4月だろう。しかも急にお腹が空いてきて、ハンガーノック状態になる。
第2休憩の指定場所でもあるコンビニ朝霧店(23キロ)にようやく到着。4時間15.分ほどかかった。
ここでサンドイッチとチキンを買いパクついた。はあああ、人心地つきました。
コンビニの軒下でへたり込んでる参加者の皆さんが沢山おられた。多分皆さん考えてる事は同じだと思う。
「今日は最悪の天気で、俺は一体何をしてるんだ?」
ああああ、体が冷える。焼酎飲みたい!酒飲みたい!ビールはやめとこう(笑)。
軒下が大渋滞でしたので、早々に雨の中に出て歩き始めた。コンビニのトイレは大混雑でしたので、すぐ近くにある道路沿いの公園トイレで用を足す。気温が低いので小便が出る出る(笑)。
朝霧高原からは風が強くて、雨具のゴミ袋が吹き飛ばされそうになって来た。とにかく気温が低くなってきて、急速に体温を奪われていくのが分かる。
指の感覚が無くなり、足の先の感覚が無くなり、眠気が出てきて歩くのが辛くなって来た。
「あっいかん!低体温症の前兆やんか」冬山で何度か経験のある低体温症の前兆現象である。小屋形式のバス停があったので、そこに駆け込んで、スタートしてすぐに買った軍手を着ける。ついでに予備のTシャツを着てウィンドブレーカーを空手着の中に着こんだ。
たったこれだけで手の感覚が戻り、眠気が去った。うーむ良かった良かった。何とかなったぞ。
風の強い朝霧高原をどうやって抜けたかあまり記憶がありません。やはり眠くて記憶が(笑)。
この辺りでは、次の本栖湖のエイドにたどり着く事だけしか、頭の中にありませんでした。
ああ辛い辛い。俺ってなんでこんな大会に出たんだろう?マラソンだけで良かったんと違うんか?
これ以上手を広げて無理と違うんか?
なんかこうマイナス思考がどんどん出まくっております。いかんいかん。
シカに注意ではない。ウォーカーに注意だよ(笑)。わははは!ドライバーの諸君、私達を轢かないように。
とうとう山梨県に突入。もう時計を見る気力が無い。幸いな事に、この辺りから小雨になって来た。
坂道を下り本栖湖の表示が見えてくると、途端元気が出た(笑)。もうすぐエイドだ。
現金な男だ。
桜を見ながら公園のエイドの到着!ここで休憩!35キロ地点です。到着と同時に雨が止んだ。時間は3時30分で、スタートしてから5時間半。
暖かいみそ汁とお握りをいただきました。トイレを済ませて美人さんに挨拶をし、一旦タオルで体中を拭く。もちろん雨を吸い込んだ空手着は、分厚くて今更絞れませんので、中のシャツを絞って少しでも水分を出します。そうしないと重い(笑)。
美人さん達の写真を撮らせていただき、元気をいただきました。この時点では35キロですが、マラソン大会の35キロの数倍疲れております。もとより原因は雨・雨・雨。
マラソンだったら「残り7キロ」なので、1時間頑張ってゴール!なんですが、今回は残り90キロ。考えただけで目がくらくらする。
ええい、美人の前で弱音を吐くなあ!この腰抜けがあ!
次回予告、「急速に下がる気温、睡魔と戦うオヤジ」
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