48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

しまなみ海道ウルトラウォーキング 空手おじさん聖子ちゃんを唄いながら歩く

2019年10月11日 06時29分42秒 | 仮装100キロウォーキング大会
10月5日 土曜日 しまなみ海道ウルトラウォーキング 空手おじさん寝ながら歩く

エイドを出て集落の中を歩いて、遠くの橋を目指す。あの橋は・・・生口島に渡る生口大橋だ・・・が暗くてちょっとしか見えん。
ライトアップされてないやんかあー!
ライトアップを期待していた私がバカやった。橋の上にぽつんぽつんと灯る外灯のみの明かり。よく見ないと橋だとわかんないくらいである。普通の道路や(笑)。
因島の幹線道路から外れて、橋の取次口道路をテクテク登っていく。自転車向けに九十九折れなので迂回するわ迂回するわ(笑)。
目の前には生口大橋があるというのに、あっちに行ったりこっちに来たりの坂道で、登るのに20分もかかってしまった。しかも外灯が無い箇所が多く、前後に人もいないことから心細い事この上ない。
生口大橋です。露出を大きくしてようやく写る位の明かりなのだ。景色真っ暗(笑)。
ああ昼間だったら綺麗な景色が見れるんだけどなあ。
橋を渡って生口島に入ると、ポツンぽつんと民家や水産加工場・小さな工場(造船関係)がいくつもあった。ちょうど夜ご飯らしく、所々で良い匂いが漂ってくる。

暗くて写真は撮りませんでしたが、この時間でも自転車がよく通ります。しかも外国人ばかり。
「こんな時間にサイクリングかあ。外人さんは夜でもすごいなあ」
と思ってたけど、よく見たらアジア系の外人さんがほとんどで、皆さん普通の自転車ばかりである。荷台にネギや肉のパックを積んでる人も多い。
ああ、この人達サイクリストではないわ。ここに住んで働いてる人達だわ。造船所・水産加工所に出稼ぎで来てる人達だ。なるほどなあ。
私が見かけただけでも50人近くいました。よく観察すると「○○水産加工」という名前の向上の隣に、アパートらしきものがあり、一階の共同台所らしい所で、出稼ぎの人達が料理を作りながらお喋りしてる光景が・・・あちこちにあった。
別の工場隣のアパートでお喋りしてる外国人たちが居て、それを見てたら目が合ってしまい、手を振って来たので振り返しました(笑)。皆フレンドリーだな。
景気の良い田舎では、若い労働者が居ません。出稼ぎ外国人無しでは産業が成り立たなくなってきております。こういう現実を見ると、「大相撲は外国人が云々・・・」という論がバカバカしくなってくる。欧州ならいざ知らず、日本はもう移民無しでは産業が成り立たなくなって来てます。これが現実。

途中の瀬戸田高校前のトイレ(25キロメートル地点)で5分休憩しましたが、残糞感があるにもかかわらず出ませんでした。うーむ、中々タイミングが合わん。
気温が高いので、中のシャツがじっとり。自分で自分の汗臭さに気が付く(笑)。ここで夜の8時ちょっとぐらい。
実はこの辺りから靴底がすれる気がしてきた。すぐにテーピングをしてワセリンを塗れば、後々手ひどい目に会う事も無かったと思うのですが、今思えば甘かった。
生口島の集落の中で見つけたお寺の看板。有名な耕三寺。平山郁夫美術館の隣にあります。
35年前の学生時代に、友達と尾道に来た時に、このお寺を見物した覚えがあります。お寺の敷地内に無数のトンネルがあり、その中にいっぱい仏様があって、とんでもないお寺だった記憶があります。懐かしい!夜でなければ入ってみたい!

あの当時大学の仲間に、原田知世ちゃんの大ファンが数名おった。
大林宣彦監督「時をかける少女」の舞台となったのが尾道である。友人のファンたちが、今で言う「聖地巡礼」をするために尾道に旅行に来て、私もくっ付いてきたのですが・・・いやはや知世ちゃんファンの暴走が凄かった。
「ここが知世ちゃんが駆け上がった石畳の階段かあ!」
と男数名が寝ころんで石畳に頬ずりをしておった。思わず知らんふりして逃げた(笑)。
知世ちゃんファンの暴走ぶりに恐れをなして、2日目は別行動をとって耕三寺に来たのである。それがここ耕三寺に来た理由。わははは。
筒井康隆の原作小説「時をかける少女」は私の小学生時代の愛読書であった。
1972年のNHKで放送されていた「タイムトラベラー」というのが最初の映像化であって、9歳の私は夕方6時過ぎ?の放送を見た記憶が鮮明に残っております。あの時の主人公は、ぼっちゃり美少女の島田淳子さん(後の柳ジョージの奥さん)で、相手役の役名がケン・ソゴㇽ(笑)。
ですから私の「時かけ」の記憶は、友人たちと同じ原田知世ちゃんではなく、その10年前のNHK少年少女ドラマ「タイムトラベラー」と、筒井康隆のジュブナイルSFが原点なのです。
あの当時のジュブナイルSFは傑作の宝庫で、眉村卓「ねらわれた学園」も「時かけ」と双璧だったなあ。
原田知世ではなく「知世ちゃん」と書いてる理由は、この映画の4年後に、9枚目のシングル曲「雨のプラネタリウム」を聞いて、歌手原田知世の大ファンになったからです(笑)。「時かけ」デビューの頃は下手糞だった歌も、4年後には大化けして驚いた記憶がある。
いかんいかん、真っ暗な中を歩いてると、思考が暴走する。
34キロの第三エイドです。真っ暗な中にポツンと浮かんでる島のようでした。思わず通り過ぎる所だった。到着時刻は夜の11時前。
まずはトイレに駆け込みう〇ちタイム。出た(笑)。
はあああ、お腹が軽くなった。
夕食のラーメンを頂き、休憩はトイレを含めて5分程度で出ました。ここでも10人程度を抜く(笑)。
左足裏の痛みと共に、この頃から急激に眠気が出て来た。時々「ハッとすると寝ていた」という状態が来る。仕方が無いので自販機でコーヒーを買って飲み始める。
ぼーっとしながら多々羅大橋(1480m)を渡り始めた。
前の人が立ち止まっているのを見ると、県境の写真を撮られておりました。私もパチリ!
ここから四国かあ!
しかし相変わらず橋はほとんど照明が無い。じぇんじぇん景色が見えましぇん。

40キロの第四エイドでは、水分補給してすぐに出ました。ここでの滞在時間は5分ほど。
到着時間は12時半ぐらい。
ペースはほぼ一定ですが、左足裏の痛みがかなり大きくなって来たので、靴下脱いでテーピングをようやくしました。実はこの時には水ぶくれがかなり大きくなっていたみたいです。というのは、暗くてよく見えなかったのと、急いでテープを張って出たので、触らんかったのだ。遅い、遅すぎる!
大三島橋328mです。ホント景色が見えんのだよなあ。
しかも前後の参加者も遠く離れており、時々(20~30分に1回)追い抜いたり追い抜かれたりするぐらい。
でもこれは仕方がない。朝スタートだと景色は沢山見れても、到着は真夜中になる。夕方出発で翌日の朝か昼に到着すると、温泉も入れるし(ゴールが温泉)、最後の来島海峡大橋を朝日を見て歩ける。最初と最後の景色が良いので、これ以外に時間設定は無理だと思う。
ここで45キロ地点。残り35キロ!

眠くて眠くて仕方が無い。時々寝ながら歩いてます。
ハッと気が付くと、路肩を離れて道路の中央を歩いてたり(笑)。あぶねえー!
やはり予想してたように、眠気が敵。
富士山の時も疲れすぎて意識が朦朧とする深夜が危なかったけど、今回もやはりそうだ。
「歌を歌おう!♪渚のバルコニーで待ってて らべんだあの」という事で、松田聖子ちゃんの歌を歌いながら歩いていた(←何でや)。
♪ちゅるりら~ちゅるりらあ~
オッサンが夜中にちゅるりら唄ってんだもんなあ。
49キロ地点の第五エイドです。前の参加者さんが、「エイドが無い」と探しておりましたが、他の方も同じように探しておりました。事前のグールグマップで調べてあったのですが、ここの公園は広くて、エイドは南側にあったので、来たから南下する我々は気が付きにくい状態でした。
ここのトイレも広くて沢山あったので、当然う〇ちタイムです。出せる時に少しでも出しておかないと。
眠くて眠くて仕方がない。珈琲飲んでも目が覚めん。到着時間は深夜2時を越えておりました。このエイドの前のコンビニで、ガムを買いました。これで眠気対策になるか?
伯方大島橋(1135m)を渡って最後の大島に入る。大島は人家が少ない・・・って事はコンビニも少ない。14キロのコース中1カ所しかない。
前のコンビニで買ったガムを噛みながら歩いてます。人家が少なくて刺激が無い。しかも前後には全くと言っていいほど参加者がいない。
不安に駆られる。ホンマにこの道でええのんかいな?
眠気がピークを迎え、時々歩道で寝たくなる。ああここで寝たら気持ちええやろうなあ。
自販機前でコーヒーを飲んで休憩。この時2人に追い抜かれたが、もう追い付こうと思う気力もなかった。
次のエイドで、大休憩を取って仮眠しよう。仮眠仮眠。次で仮眠。

朝の4時前に、59キロ地点の第六エイドに到着!お菓子をいただいてお茶をペットボトルに詰めて、轟沈。ブルーシートが敷いてあったので、そこでゴロンと横になり寝ました。
あああああ、体が伸ばせる。背筋が伸ばせる。と思ってたら意識が飛んだ。
ZZZZZZZ~。
気が付いたら30分寝てました。眠気が取れた。
エイドのお姉さん方(美人2名)のお礼を言って出発。4時半だがまだ暗い。
次のエイドまでの5キロは、眠気も出ることなく良いペースで歩けました。5時半に64キロ地点の第七エイドに到着!
ここでトン汁とお握りをいただきました。はあああ、お腹に染みるなあ。
鞄の中に残っていたパンもついでに食って栄養補給。
少しづつ明るくなってきました。この次は来島海峡大橋で最長の4105mです。もう少し待って夜が明けたら、景色を見ながら渡ってみたい。よし待とう!
エイドの人達とべらべら喋りながら30分休憩しました。皆さんお仕事の邪魔をしてごめんね。
ここで2組いた親子情報を得ました。小学3年生の組は途中でリタイヤされたらしい、残念。
もう一組の中学生は、現在49キロ地点のエイドを過ぎたらしい。凄い、頑張ってるではないか!
中学生が頑張ってるのに、大人の私が「眠い」なんて弱音を吐いてはイカン。
さあ、夜が明けて来たので出発するぜい!
朝の六時!

次号予告、来島海峡大橋は最高である!来て良かった!

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