「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

苦しみから学ぶ

2009-10-12 21:49:36 | 研修
前項のSLⅡ、盲信は危険だと言ったものの、確かに示唆には富んでいる。例えば、こんなのはどうだろうか。

英語教育の研修会。官製であれ草の根であれ、わざわざ足を運ぼうとする人はSLⅡの段階で言えばどこになるか。D1、D3、D4はあるかもしれないが、D2はありそうにない。そもそもモチベーションがないのだから。

D4もないのではと思われるかもしれないが、到達度の差はあれ少なくともカテゴリー分けされるとD4になるという人は結構多いと思う。研修会で自分の力と自信を固めることができるのは実はこの種の人である。

少しでも教育を「良く」することが研修の目的なら、D2の人をいかに巻き込み成長させるかに焦点を絞ったものでなければ意味がないのではないはずだ。

授業改善研究という立場から見ても、おそらく最大の課題はD2をなるべく短くやり過ごすためにはどうすればよいか、あるいはD2に嵌って苦しんでいる人をいかにそこから解放されるように手助けができるかの研究であってしかるべきだ。

スーパーティーチャーも良いが、本当に現場で役立つのは、苦労してなんとか半歩の前進を達成したごく普通の先生の誠実な実践ではないか。

D4の親玉みたいな人が、妙にへりくだって(へりくだらない場合もあるが)「ささやかな実践」という名の圧倒的な指導法を披露し、皆が目を回しているのを確認したら拙い発表で申し訳ありませんなどと言って、聴衆にとどめの一撃を見舞うのでは、わずかに残ったモチベーションまで持っていかれてしまうのかもしれない。


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